書上奈朋子・ビョーク・Vocal Sampling



 書上奈朋子さんの「BAROQUE」というCDを購入して以来
気に入って毎日何度も聴いています。

BAROQUE/バロック

BAROQUE/バロック

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 (ネットではamazon、楽天どちらも新品は日数がかかるようなので
  私と同じように近くのレコード店で取り寄せてもらうのが早いかも)


 芸大作曲家卒で、アンサンブル・プラネタの編曲も
手がけていますね。
 この「BAROQUE」というアルバムでは
作曲だけではなく、ご自身で歌っていて。


 その音楽はなんとも耽美というか、
今にも落ちんとする花びら・・・のような音楽。
 高度なサウンドはもちろん、
クラシックな合唱への尊敬も感じさせるアルバムです。




 書上さんの音楽は、ビョークとの類似を指摘する人もいて。
 ビョーク、今日TSUTAYAで借りてきました。(買えよ!)

Medulla

Medulla

 おお、こちらも素晴らしい!
 一部を除いて、声だけで作られたアルバムとして
話題になっていたような気がしますが、
ビョークの歌はなんとも聴く者の心をざわざわとさせますね。


 確かに書上さんとビョーク、似てるっちゃあ似ているけど、
ビョークはワザと粗く織られた、
しかし力強い民族的衣装とすれば、
書上さんは乗せた手も滑るなめらかなシルクのドレス。
 どちらも持ち味があって良いですよ。


 こういう一流のミュージシャンが“声”を使って
表現するものと対峙して思い出すのは
作曲家:権代敦彦氏の 

「大勢で歌うことに、どういう意味があるのか?」


 そしてハーモニー2007年夏号(No141)
覚和歌子さんの

(合唱は)「時代」も切り取っていないし、
 「永遠」にも手を触れていない

 ・・・という言葉。
 (覚さんの言葉は後に
  「それは自分たちがやってる活動が中途半端だったから
   ということもある」と続きますが)


 それに対しては明確な答えや反論が
私の中から出てこないでずっと自問自答しているのだけど、
みなさんも良かったら何かの折に思い出していただければなあ、と。


 
 最後に、これも今日知りました。
 キューバのアカペラグループ
 「Vocal Sampling」

 こういうノリのアカペラって初めて聴いたわー。
 「ホテル・カリフォルニア」もなかなか面白い。
 (ギターの音色がそれっぽい!)