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「悪魔とダニエル・ジョンストン」


 「悪魔とダニエル・ジョンストン」というDVDを観ました。

 「脳を鍛えるゲーム化会議」
紹介されていて、ずっと観たかったのだけど
岡山では上映されていなくて。




 
 アメリカのミュージシャン:ダニエル・ジョンストン
ドキュメンタリー映画。
 心を病んでいるため、周りに多大な迷惑をかけるが、
しかしその才能は、病んだ心と分かちがたい。


 ちょっとYouTubeにあるダニエル・ジョンストン
Some Things Last a Long Time (Coldbacon Remix) を
流してもらいながら読んでもらおうかな。
 (画面はあまり変わりません)


 ・・・そうだなあ・・・。
 まずダニエル・ジョンストンを全面賛美!とはならなくて
周囲の人に同情したというか。
 そりゃ、マネージャーを鉄パイプで殴ったり、
乗っている軽飛行機の操縦桿を奪って墜落させたりしたら
その近くにはいたくないよなあ。
 それでもダニエルを支える両親や周囲の力。
 なんで自分の子供がこんなことに・・・みたいな感情も
画面に出ているんだけど、それでも息子に協力し続ける。


 このドキュメンタリーはダニエルが子供の頃から撮った
ビデオも使われていて。
 ダニエル自身の変化もさることながら(太りすぎ!)

両親、周囲の協力者の約20年、30年による老いも分かるだけに
簡単にダニエルへ感情移入は出来なかった。


 しかし、ダニエルにも、
その才能の魅力にももちろん、そして
「そうせざるを得ない」生き方に惹きつけられる自分もいて。


 大学生の時に出会ったローラという女性だけの事を
ずっと、ずっと、ずっと20年経っても愛し、
彼女のことだけを歌い続けるとか。


 音楽と同じように独特な彼の絵を
精神病医療従事者に見せたところ
 「彼は地獄の苦しみを心で受けている」
 「いつか自分を救済してくれる人物が現れるのを待っている」


 あまりにも真っ直ぐな、真っ直ぐでしかいられない
その心の在り様に少しの共感と、
大きな哀しみを感じざるを得なかった。



 オリジナルな才能というものは
多くの他者とは違う心から生まれること。
 そしてその違う心は往々にして
近くの人物と軋轢を生むこと。
 それでも才能というものに惹きつけられてしまう心。


 映画の後半

アートは例えるなら心の額縁じゃないかな
ある期間に抱いた感情を
永久に保存するための…

 (このダニエルの言葉にかぶせて、
  若かりし頃の愛するローリーの
  スローモーション画像が・・・泣かせる。
  映画本編では現在のローリーの姿を出さないのも
  「ダニエルの思い出を保存したかったから」・・・と)



 ダニエル自身、「悪魔とダニエル・ジョンストン」については
こちらのブログが大変詳しいです。


 最後に映画のトレーラーとも言うべきものをYouTubeから。



 ♪Some Things Last a Long Time (…変わらないものもこの世にあるんだ・・・)