「マジックアワー」という言葉は
2007年マンガベストでも紹介した
「ファンタジウム」というマンガで初めて知った。
(第6話なので残念ながら単行本には収録されていない)
そして「ほぼ日」の
「写真がもっと好きになる。菅原一剛の写真ワークショップ。」の
第13回は「マジックアワーを知っていますか。」だ。
http://www.1101.com/photograph/2006-03-10.html
菅原氏は「マジックアワー」をこう語る。
太陽が地平線に沈んで、
完全に暗くなるまでの約20分間程の時間の中で、
夜とも昼ともいえない不思議な光があたりを埋め尽くし、
フイルム上で、独特のしっとりした
美しい映像が撮れることから、
MAGIC HOUR──魔法の時間、と言われているのです。
全編をマジックアワーで撮影された、
「天国の日々」という映画も是非観てみたいが、
この「マジックアワー」、画像検索しても誤解されているようで
夕陽が同時に写っている写真など、
「これだ!」というものはなかなか少ない。
・・・でも頑張って探してみました。
陽が沈み、いったんその光が空に反射してから
降り注がれている世界、それがマジックアワー。
すべての時間には、その時間の美しさがある。
…という菅原氏の言葉は含蓄がある。
さらに、今夏公開の三谷幸喜監督の映画、
そのものズバリ「ザ・マジックアワー」のインタビューブログでは
http://blog.magic-hour.jp/
三谷監督のこんな言葉が。
一日のうちで、夕方陽が沈んだ直後の
ほんのわずかな時間帯なんですが、
太陽が沈んだ瞬間なので
陽はのこってるけども光源がないから
影がでないんですよね。
世界中に影がなくなる瞬間。
でもまだ暗くなくて明るい。
そういう幻想的な素敵瞬間、
必ず一日に一回はあるその瞬間というのを
マジックアワーというふうに言ってるみたいですね。
人生にたとえたときに、
人間にも一番光輝く短い瞬間があるんじゃないか、
人生のマジックアワーにもかけてあります。
まだまだ日中でも寒い時ですが、
マジックアワーに逢うため、
もう少し外に出ようと思います。