尾道旅行記 その1


 先週の土曜日、私はかなり煮詰まっていた。
 そんなわけで夜勤明けの朝帰ってから2時間の仮眠の後、
気分転換に尾道へ行くことに。



 なぜ尾道かというと
マンガ大賞」で紹介されていた吉田秋生の「海街diary 1 蝉時雨のやむ頃」を読むと
このマンガでは海を見下ろせる街として鎌倉が舞台。
 いいなあ、そんなところ。近くにないかなあ。
 …あるじゃん! 近くでそんな街は・・・尾道だ!


 ちなみに倉敷からは1時間ほど、千円ちょっとで行けます。近い。









 到着。あいにくの曇り空。







 ロープウェイに乗って頂上の千光寺まで。
 片道220円だけど、往復440円のチケットを購入。





 頂上は木が生い茂っていてあまり景観がヨロシク無い。






 しかし「有名画家の写生地」なるところから観ると・・・







 ・・・なるほど。







 渡し船やフェリー、橋が見えるし、いいねえ。




 風景も堪能し・・・さて、どうしよう。
 このままロープウェイに乗って下山はもったいないような・・・。



 などと瀬戸内みかんソフトクリームを嘗めながら考える。




 よし、せっかく往復のチケットを買ったけど
徒歩で降りてみようか!








 少し脇道に逸れた階段。
 散った桜の花びらが石段を飾り、
写真を撮っている間にも少し風が吹くと花びらが舞う。
 桜が満開の時はさぞかし綺麗だったはず。

 実に風情がある家並みだけれど、
引越しとか、大荷物を運ぶ時は苦労するだろうに、と
狭い坂道を悪戦苦闘して登る郵便配達のバイクを見ながら思う。









 それでも、こんな景色がそこかしこに存在する。
 なんてフォトジェニックな黒猫。


 寄り道を楽しみながら下っていったらあっという間に
平地へ着いてしまった。


 さて、腹ごしらえとするか!
 尾道へ来る直前に飲食店を軽くネットで調べ、
やはり「尾道ラーメン」は外せないでしょ、と。
 数年前に行ったのは「朱華園」という有名店で
なかなか美味しかった記憶がある。
 今日は違う店で。




 さあ、期待の尾道ラーメンのお味は?!





 うっ・・・残念な味。
 有名店というだけで行ってはいけませんね・・・。



 (つづきます)