全国大会あれこれ その1

昨年は訳あってお休みしていましたが今年は再開!
(※私の情けないほど頼りない記憶力のため
 先生方のお話などはかなり事実と違う可能性が高いです。
 あまりにも異なる場合、コメントやメールで
 指摘していただければ助かります)





●岡山グルメ


みなさん、鰆は食べましたか?
刺身はもちろん、「たたき」も美味しかったですよねー。
あのとろっと柔らかい身に焼いた皮の香ばしさ。ううっ!
他にもままかりの酢漬け、黄ニラ、
お菓子ではきび団子に大手饅頭などが岡山名物でしたが、
全部食べた人いますかね。
(あ!日生の牡蠣を食べられなかった・・・)


日曜の午前中は、CA団員さんたちと後楽園を巡ったのですが。
「お昼なに食べる?」
ドミカツ丼の美味しい店があるそうなんだよ」


ドミカツ丼〜?!
私、食べること大好きなんですがいわゆる「キワモノ」は嫌い。
「カツ丼の上にドミグラスソースぅ?」って感じ。
「岡山県民なのに食べたこと無いんでしょ? 美味しいかもしれないよ」
という言葉にしぶしぶ着いて行きます。


味司 野村


ドミカツ丼なんて料理はごく最近、名物として作り出したんでしょ?
好感を持てないなあ


「創業70余年、って張り紙に書いてるけど」
「お父さんも食べたお母さんも食べた野村のカツ丼、って書いてるけど」


・ ・ ・ ・ ・ 。


やがて運ばれたドミカツ丼は。
ご飯とカツとの間に茹でたキャベツが敷いてあり
カツの上にはどろりとしたデミグラスソース、それにグリンピース。




けッ、という感じでカツを口に放り込むと。
思ったほどしつこくないソースは和風な感じがして
カツとご飯の仲を良く取り持つ感じ。
デミグラス、というよりは溶き伸ばした味噌、という印象。
ご飯にも、カツにも合う!


米の最後の一粒までソースにくるんで口へかっこみ、ごちそうさま!



いやあ、岡山に来てドミカツ丼食べないなんて信じられないね!!


・ ・ ・ CAメンバーの視線が痛かった。
ネットでは賛否両論あるようですが、
少なくとも私とCAメンバーには好評でした、ここのドミカツ丼
また岡山に来た時は、ぜひ!






●役に立たない合唱人


全国大会1日目。
浅井理事長のお話で突然
「会場にいる大学生、起立してくださーい!」
「え?なに??」と立ち上がる大学生たち。


立ったまま理事長の質問に挙手で答える形で


「高校生の時合唱をやっていたか」
「学生だけではなく、指導者を置いているか」(なんと全団体?!)
「海外で演奏をしたことがあるか」


・・・などのやり取りがあった後、最後の質問。


「大学を卒業後も合唱を続けたいと思いますか?」


この質問にかなり多くの大学生が手を挙げてくれて
周りの社会人は「おおおおお」と拍手を!


その後理事長の


「いま手を挙げたみなさん。
 そういう人は社会に出ても、あまり役に立たない人です!」
…との言葉に会場内爆笑。



いや!役に立ってる人もいますよ〜 ・ ・ ・ たぶん



*重要な訂正とお詫び
コメント欄にてTkさんから
>浅井理事長が「役に立たない人(笑)」と言ったのは、卒業後に合唱を続けるつもりのない人(=手を挙げなかった人)ですよ


というご指摘がありました。
浅井理事長の趣旨とは全く逆の内容で聞き違えておりました。
深くお詫びして訂正いたします。


*さらに補足とお願い
コメント欄にて
「本来の文章で正しいのではないでしょうか」という書き込みが。
・・・どちらが正しいのか、
あの時の理事長のお話を録音されている方か
実際、理事長に真意を尋ねられた方の情報、お待ちしております!





●「心で演技する、心で歌う」


2日目の審査員講評が大変面白かったんです。
古橋富士雄先生のもの。

いろいろな声をどこで使うか。
選曲で身の丈に合っていない曲を選んだ時、
技術を考えないで、
気分で声を決めてしまう印象の団体がありますね。


こんな話があります。
ある俳優が、後輩が指導する場面を見た。
その後輩は
『もっと心で演技するんだ!』とさかんに言っていた。
首を捻って帰宅したその俳優が語るには

  
『私は長年演技をしていますが
一度として “心で演技” をしたことがないし、
そもそも、心では演技はできない。
その代わり私は、“技で演技” をしてきた』



みなさんも『心で歌う』、などと言わずに
『技で歌って』ください」


ひょっとして反感を買ったかもしれませんが、
私は古橋先生の言葉に100%同意します。
もちろん「心」を否定する訳ではありません。
ただ、あまりにも「心」至上主義、みたいになると
いろいろ弊害があると思うんです。


例えば感動的な演奏に対面して
「これは心がこもった演奏だ!」と感じる。
それだけならまだいいですが、自分が歌う段になると
「心を込めればそれでいいんだ!」…みたいになる人もいる。
「感動」というものは大変深く、個人的な心の動きだから、
分析し、共有できる言葉にしてしまうと
自分の存在までもが浅く見透かされた気がして
不快な気持ちになるのも分かるんですが、
感動的な演奏!と思ったときほど、
なぜ自分は感動したのか、と
その演奏の “技” の分析をして欲しいと思うんですよね。


繰り返しますが「心」や思い入れを決して否定する訳ではありません。
ただ、「気持ちを伝える」「心を伝える」とは
とても多く目にし、耳にする言葉ですが
「では気持ち、心を伝えるのは具体的にどんな方法?技術?」
…というところまで考えている人は少ないような気がします。


今回のコンクールでも感動的な演奏はたくさんありましたが、
そんな演奏をした、私が知っている指揮者のみなさんは
「感動的な演奏に至る “技術” 」をしっかり考えていると想像します。
少なくとも「心だけ」で感動的な演奏が出来るとは思っていないはず。


古橋先生の言葉には、そんな意味が込められているのでは、と
考えています。



(全国大会あれこれ その2、はもうしばらくお待ち下さい)



あと・・・なんか交換日記相手のブログ
プレッシャーをかけられていますが・・・。
(載ってた写真、いいですねー! さすが出演者特権!!)


何とか逃げられそうです(笑)。
http://d.hatena.ne.jp/bungo618/20081124/1227519170#c