全国大会あれこれ その2


●勝手にプロフィール大賞



 手前味噌なんですけど
「コンクール出場団体あれやこれや:出張版」で書いたネタと
かぶる団体がけっこうありましたねー。
 やっぱり団名を検索したりHPですぐわかっちゃう情報から
一歩抜けたようなプロフィールを読みたいものです。
 …ってナニ期待してんでしょうね、私。



 では大学の部から!
 「私たちの合唱団には、今年ジンクスができました」
という言葉から始まる佛教大学混声合唱。なんだ?

 「それは全日本コンクール全国大会の翌日くらいに
定期演奏会があると、全国の切符が手にできるという…。
 実は…今年は明日に定期演奏会を控えています」

 スっ、スゲー!
 だけど佛教混声のみなさん、ジンクスって1度じゃ成立しないから
是非来年も全国大会の翌日に定期演奏会をおねが・・・。
 (冗談。飛行機がもし飛ばなかったら恐ろしいことになるからね!)





 今年6月の「岩手・宮城内陸地震」で被災し、
復興に取り組んでいる一関市からやってきた
一関市民合唱団

「これまで、全国の皆さまから多くの励ましをいただき、
『人は人とのつながりで生きている』と改めて実感しました。
本当にありがとうございます。合唱も同じ。異なる個から
発せられた声が空間に和すとき、そこに確かな存在として
感じる温かいきずな。それに触れる歓びが、きょうも私たちを
合唱という営みに駆り立てるのだ。そんなことを思いつつ、
3年ぶり4度目の全国大会を心から楽しみ、感謝を込めて
演奏したいと思います。


 ・・・う〜ん、良い文章です。



 さて、今回のプロフィール大賞は、
私の勝手な思い入れで申し訳ありませんが
17年前の前回、平成3年の岡山・全国大会に触れた
このプロフィールに差し上げたい!!








一般B−4 MODOKI(佐賀県)


 前回岡山で一般の部があったのが平成3年。私は学生でしたが
多くの演奏に感動し、驚き、涙しました。「いつかこんな演奏がし
たい!」と強く思ったことを今でも覚えています。そして、その年に
MODOKIは産声をあげました…。17年の月日が流れ、私たちはあ
の日憧れた舞台に立とうとしています。今の私たちの演奏は、あの
日感動を与えてくれた演奏の数々には遠く及ばないかもしれません。
だとしても、あの時もらった感動の1%でも客席に返したい…そう強
く思っています。2010年3月にこれまでコンクールで培った経験
や絆を活かすべく九州で何かをやろうと企画中!「競演から協演へ」…
またそこで皆さんと再会したいものです! 指揮者@MODOKI


 MODOKI指揮者さんと同じく、
17年前岡山のシンフォニーホールにいた自分としては
大変共感できる内容です。
 人を動かす力にはいろいろなものがありますが、
その中でとても大きく、長きに渡って影響を持つ力は
「感動」ではないか、と。
 その考えは私の中で17年前より、一層強く、確信へと変わっています。


 今回のMODOKIの演奏でも、
他の多くの合唱団の演奏でも、
感動という形で未来へ繋ぐ力を与えてもらった人は
たくさんいるのではないでしょうか。



(全国大会あれこれ その3へ続きます)