ネットで拾ったもの その2


「寄り道blog」という酒場など、
行った飲食店を紹介するブログが好きで愛読している。


3月1日の項を読んだら面白い店が紹介されていた。
http://blog.livedoor.jp/hisashi721/archives/51591525.html



都営新宿線の「篠崎」駅にある本屋「読書のすすめ」。
この本屋は

客が読みたい本を自分で選ぶというよりも、
店が客にピッタリの本を薦めてくれるというのだ。
だから、店長が気に入った本しか置いてないらしく、
ベストセラー中心の今時のリアル書店とは大違い。
「あなたには、この本は売りません。」といわれることもあるとか

へえー、と思って読み進めていくと
筆者が店員さんに接客されて本をどんどん勧められていく。
それで何冊か買った後、

「この辺りで、いい居酒屋さんみたいなのはありますか?
この本を早速読みたくてたまらないので、
酒でも飲みながら読もうと思うんですが・・・。」

そう店員さんへ尋ねたら

「じゃあ、ここで飲んでいきます?」

と、いいちこのお湯割りを出してくれるのだ!面白い!!



いったいどんな本屋なんだ、と「読書のすすめ」で検索してみると。


「読書のすすめ」HP
http://dokusume.com/modules/store/


・・・むう。おすすめ本が啓発本というか
実用書というか、その類の本ばっかりなんだなあ。
別にそういう本がいけないわけじゃないんだけど
自分には、そういう本勧められても、なあ・・・。




何かを誰かに勧める、というのは非常に難しいことで。
例えば「泣ける本」というリクエストを聞いてすぐ
「コレ!これが今まで読んだ本の中で自分は一番泣けた!!」と
本を出しちゃイカンのである。


まず、リクエストした人が、
今までどんな本で泣けたのか何冊も挙げてもらって
どういう点が泣けたのか、
あるいは泣けなかった本の理由も聞いたりする。


それらの情報から導かれる、
リクエストした人の読書レベルや泣きポイントを考慮し、
最適の一冊を勧めるのが理想だと思うんだよね。
カッコイイことを書けば、
リクエストした人と本(あるいは音楽、あるいは…)との
物語を理解して、新しい物語を示してやらなければ。


(ええ、だから「その人に合った本のお勧め」なんて難題、
 自分にはできるわきゃねー、と思ってます)



「寄り道blog」を読んだ時点では
行ってみたいかも!と思っていた「読書のすすめ」だけど
そういう品揃えばかりだと私には敷居が高いようだ。


もし、小説とかマンガ専門で店員さんが勧める
「読書のすすめ」があったら絶対行くんだけどなあ。


 その際、店から出されるお酒がいいちこお湯割りはキツイので
ビール希望!