「コンクール出場団体あれやこれや:出張版2013」(その5)

 

 
 
室内合唱部門、
6番目のGemischter Chor TOKYOさんの演奏が終わって
約15分間の休憩の予定です。

ということで?今回は
私が8月に行った「千葉県文化会館」下見旅行の模様を
お送りします。

なお私の写真だけでは心許ないので
一般混声合唱部門に出場の
千葉県の合唱団「VOCE ARMONICA」指揮者、
黒川和伸さんのツイートと写真もお借りします。
黒川さん、転載許可ありがとう!

 

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千葉県文化会館へはJR千葉駅東口から出て、
正面タクシープールからタクシーが便利です。
タクシーはいつも沢山止まっています。
電車を降りて30分あればホールに到着出来ます。
(黒川さんツイート)


・・・ということなんですが、
タクシーへ払うお金が惜しい貧乏人の私は
バスを使って行きました。

 
 

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京成千葉駅はJR千葉駅のすぐ近く。
千葉県文化会館周辺にはそんなに飲食店はないので
そごうで飲食物を買って向かうのも良いかも。
 
 
 
 
 
 

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「京成バス7番 大学病院・南矢作行」に乗り10分。
郷土博物館・千葉県文化会館前で降ります。
(ちなみにそのひとつ手前のバス停「大和橋」で降りれば100円。
 郷土博物館・千葉県文化会館前は200円です。
 少しでも節約しようと思う方は大和橋で降りてみては 笑)

 
 
 
 
 
 
 

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バス停近くの看板
 
 
 
 
 
 
 
 

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千葉市立郷土博物館入口へ向かいます。

 
 
 
 
 
 
 

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庭園が見えますね。
 
 
 
 
 
 
 
 

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千葉県文化会館の案内板も。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2分ほど歩き千葉県文化会館です。
(Wikipediaの写真を転載しています。
 ライセンス確認済み)
 
 
 
 
 
 
 

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近づいてみましょう。

 
 
 
 
 
 

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中に入ります。中央の像は…?

 
 
 
 
 
 
 

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千葉県文化会館エントランスにある像。
(黒川さんツイートと写真)

 
 
 
 
 
 
 

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大ホールへの入口です。
面白いデザインだなー。

 
 
 
 
 
 

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 入ると・・・
 
 
 
 
 

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階段を降りて大ホールへの扉。

 
 
 
 
 
 
 
 

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千葉県文化会館での直前リハーサル、
靴を脱がない大練習室はとても良く響きます。
靴を脱ぐ中練習室は大練習室と比べるとデッドです。
また舞台上は非常に良く響き、互いの音も聴きやすく、
また客席にも良く届きます。
(黒川さんツイートと写真)
 

「音響家が選ぶ優良ホール100選」に認定されている大ホール。
響きに期待が持てますね。
 
 
 
 
さて、帰りは違う方法で。
千葉県文化会館の最寄り駅「本千葉駅」までは徒歩10分なのです。
 
 
 

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 本千葉駅から望む千葉県文化会館と千葉城。
(黒川さんツイート)
 
 
 
 
 
 
千葉県文化会館への道程、いかがでしたか?
来週の土曜にはこの場所にいることを考えると
胸が高まりますね!
 
 
 
さあ、休憩後、出場する合唱団は・・・
 
 
 
 
 
7.長野県・中部支部代表
 
合唱団まい
(混声18名・5年連続出場・49回大会から11回目の出場)


課題曲はG1
Victoria作曲「O magnum mysterium」
自由曲はJ.Brahms作曲
Vier Quartette Op.92(4つの四重唱曲)より

1.O schöne Nacht!(おお、美しい夜よ)

2.Spätherbst(晩秋)

4.Warum(何故)




山本さん、「まい」もブラームスですよ!


山本 いや~、まいさんもブラームスとは素晴らしいね!
   O schöne Nacht!なんて
   課題曲になった曲よ?
   (1974年第27回大会)
   そういう曲を選ぶ時点でもう凄いよね。

   四重唱曲やから、そもそも合唱隊へ
   書かれた訳でも無かったろうし。


あぁ、1人1パートという。


山本 そう。まいの団員さんたちは
   一人一人がソリスティックに歌える人たちだから
   この選曲というのもあるかもね。


さて、まい団員のみやさんに選曲の理由などをお訊きしました。


課題曲ですが、昨年、一昨年と日本語の曲を演奏しました。
そして今年...。
コンクールで演奏する曲は課題曲、自由曲ともに
長く付き合わなければなりません。
その意味ではメンバー全員が精根尽き果てるまで
納得しながら歌える曲という事になるでしょうか。
ルネッサンス期の曲が得意?とされている合唱団まいですが、
この3年程演奏会も含めて宗教曲の演奏がありませんでした。
久しぶりの宗教曲、しかもヴィクトリア。
楽しんでいます。

 



自由曲にブラームスを選曲されましたね。
ブラームスらしい、骨格のしっかりした名曲。
そして個々人の歌唱力が要求される大変な曲。
ピアノとの兼ね合いも難しく…。
どうかこれらの楽曲の聞かせ所など教えていただけませんか?



個々の歌唱力...ですよねえ。いや、一番痛いところを…。(笑)
自由曲の選曲は、その年の演奏会の曲目から選ぶのが通例となっています。
今年の演奏会は先月10月13日に開催され、そのプログラムの流れが
高田三郎先生生誕100年 → ドイツロマン派ブラームス → バッハモテット
となっていて、この中から選ぶのであればブラームスでしょう。
ということで決定いたしました。

実は、合唱団まいにとって、ドイツ語は未知の世界の言語なのです。
過去の演奏会では小品を3曲ほどステージにのせましたが今一でした。
そんな状況なので、いかにドイツ語らしく、
かつピアノとのアンサンブルができるか?
いずれにせよ課題は尽きません。(当然、現在進行形、です。)
また、8分30秒の演奏時間に収めるには
4曲のうち1曲をカットしなければなりません。
当然4曲繋がっての1作品ですから、
いろんな組み合わせで歌ってみてもしっくり行きません。
こうなると指揮者、伴奏者ふくめて好みの問題です。
結果3番をカットして演奏するのですが、
これもまたもったいないというか残念というか。
全曲聞いていただけたらなあという叶わない希望があります。

 


…う~ん、まいの3番を聴きたい!(笑)
練習中、中部大会など
この曲を演奏することで感じたことなどございますか?


歌えば歌うほどリートの響きが必要だと思えてきます。
文吾さんのおっしゃるとおり、
個々人の歌唱力が要求される大変な曲です。

 


…とのことでした。


山本 雨森文也先生とまいさんが
   4つの四重唱曲を選んだということは
   やはり「室内合唱」を意識しているんじゃないかな。
   この曲を選ぶ時点で雨森先生、まいさんの
   「室内合唱」へのこだわりがあるんだと思うよ。


改めてこの作品を聴き直すと
優れた作品とは思うんですが
コンクールでの演奏曲となると難しい曲ですよね~。
ピアノとの絡み合いもあるし。


山本 以前、西宮大会でまいさんの前日練習へお邪魔した

   雨森先生は合唱とピアノとの受け渡しだけしか

   指摘されていなかったな。
 

へぇー!


山本 だからピアノとのアンサンブルを含めて
   ブラームスの世界観を
   どこまでストイックに伝えてくれるか?

   …いやぁもう、
   こだわり方が尋常じゃない指揮者と合唱団だから。
   まいさんのブラームスが大人の演奏なら
   MODOKIのブラームスは幼稚園生(笑)。


そんな!(笑)
昨年の「まい」の自由曲:高田三郎作品も
5曲を密度濃く、それぞれ個性鮮やかに演奏されていました。
ちなみにこのブログでの企画「観客賞」でも1位を獲得。


最後に、聴く人に伝えたいことがありましたら、という問いには
 
 

合唱団まいの、いつもの佇まいと演奏を、楽しんでください。

 

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…とのお答えでした。
今年も「まい」の世界に期待したいですね。

 
 
(明日に続きます)