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いま、お勧めしたい放射能を題材にしたマンガ・1

 

 

ひと月ほど前に某有名グルメマンガが
福島県を題材にして物議をかもした。

 


率直に言うとその情報源や科学的・医学的な解釈や
その後の編集部の対応など
突っ込みどころが多すぎたのだが、
批判を長々と連ねるのはあまり性に合わないし、
自分よりずっと頭の良い方々が冷静で根拠確かな批判を
既にたくさん書かれている。


気になったのはこの某有名グルメマンガが騒がれることで
あまりマンガを読まない方から
「所詮マンガでしょ」「たかがマンガの書いたことなのに…」
そんな声が聞かれたことだ。

 

マンガだから荒唐無稽で良い。
情報源も取材先への確認も曖昧で良い。


いちマンガファンの自分は声を大にして言いたい。
いやいや、そうじゃないマンガもたくさんありますよ!

 

そんなわけで放射能、福島を題材にした
お勧めのマンガ4作品を発行順に紹介します。

 

 

 「僕と日本が震えた日」 鈴木みそ

僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)

僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)

 

 

僕と日本が震えた日

僕と日本が震えた日

 

 

 『錢』『おとなのしくみ』など、
真摯な取材と斬新な切り口で知られる、
ルポルタージュコミックの第一人者・鈴木みそが、
あの「3・11」以来の日本をさまざまなポイントで調査! 
まず自分の周りから取材から、最後は被災の現地まで、
今回の震災が浮き彫りにした現代日本の「日常」を描き出していく。
「都市被災編」「書籍流通編」「先端科学編」「日本経済編」
「食品汚染編」「東北取材編」の6編に加え、
ガイガーカウンターの利用方法と
食品線量計測をまとめた「正しい放射線の測り方」2編も収録。

 

第1話がネットで読めます。

http://www.comic-ryu.jp/comics/bokutonihon/

 

 

 

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素朴な疑問を専門家に投げかけ、
実にわかりやすく説明してくれる作品。

LNT、しきい値、ECRRモデルなど
被ばくについての3つの仮説の説明。
それに基づく食品の選び方など、
ひとつの考えを
押し付ける見せ方では無いのにも好感です。

 

 

 

あとがきで鈴木みそさんはこう書かかれます。

 

恐怖から逃れる一つの方法は
「正しく知ること」だと言われる。
正しく知ることで、
もっと怖いことがわかる場合もなくはないが、
恐怖の多くは見えない不安からやってくる。
「怖いから見ない」ことが結果的に一番怖い。

 

取材して漫画を描くことで、
少しずつ自分の中の未知の恐怖が減っていった気がした。
この漫画を読んで恐さが少しでも減った人がいたら、
大変にうれしいです。

 

 

 


あと、第1話を読んだ人は同意すると思うけど、
オチがけっこうブラックなんだよね。
(でもそういうところが自分は大変に好きです 笑)

 

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(つづきます)