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旨いビールのお話

 

西日本も梅雨入りしました。
暑くなってきてます。
一年中美味しいですが、
でもやっぱり暑い時に飲むビールは
旨いですよね、というわけで
記憶にある旨いビールのお話。

 

 



味として筆頭は京都・山崎にある
サントリーのビール工場で試飲したモルツ。
日頃言ってるエーデルピルスだのシメイだのの言葉が
吹っ飛ぶほどの旨さだった。
炎天下8月の京都を歩きに歩いて
やっとありついたビールという点を抜きにしても。
行ったのは5年以上前で
8月が来る度に「山崎で飲んだモルツはウマかったなあ~」
…とは思うものの暑さに引けて未だに再度の訪問がない。


佐賀のふるかわへ初めて行ったときに
「フィリピンのねーちゃんが誘ってくるアヤシイ界隈、
 雑居ビル2階のこんな店で…」と思いながら
出されたエーデルピルスの旨さは衝撃だった。
グラスがきっちり洗浄・自然乾燥された証の
泡のリングを見て、さらに喜びが高まったのを思い出す。
(ちなみに「ふるかわ」は日本酒中心の店です)


でもビールの旨さって、
やっぱり飲むときの状況に
かなり左右されるんじゃないだろうか。
具体的には
「何かをやり終えたとき」に飲むビールはやっぱり旨い。

宝塚のコンクールで演奏終了後、
知人と一緒に会場の狭い前庭にて
コンビニで買ってきたエビスを飲んだ時があったけど、
あの時のエビスは知人たちの
「やり終えた解放感」が
こっちにも伝わってきて、あーれは旨いエビスだった。
「自分の」やり終えた解放感じゃなくても
美味しかったのがポイント(笑)。


「やり終えた」以外では
「こっそり」なんてのも旨いシチュエーションだ。
春のはじめ、授業サボって後輩を連れ、
陽の射すビストロで冷えた小瓶のキリンラガービール。
なんてのもお互い 「…ーッ!」と
旨さに耐えて震えるほど旨かったのを憶えている。



以前、発言や行動から自分が形作られると
書いたことがあったけど、
それに似て、
「旨い状況で飲み続けると
 ビールはより旨くなる」
…そう、考えるのはどうだろう。

惰性や「とりあえずビール」じゃない、
常に「旨い! 美味しい! 」状況でビールを飲み続けていれば、
普通に飲む時でも過去のそんな心が沸き起こってきて、
ビールを飲むたび、喜びがあふれてくる、と。


そんなことを夢想しながら今日もビールを飲みます。
私と、あなたの傍らに、いつでも旨いビールがありますように。