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「コンクール出場団体あれやこれや:出張版2014」(その6)

 

 

 

 

20分の休憩の後は

室内合唱、後半の部が15:40から始まる予定です。

今日は混声合唱の2団体をご紹介します。

 

 

 

7.長野県・中部支部代表

 

合唱団まい

(混声19名・6年連続出場・49回大会から12回目の出場)

 

 

山本 記憶に残る演奏は数々あるけど…。


自分もたくさんありすぎて・・・。
あ、2012年富山大会での
高田三郎先生「啄木短歌集」から5曲は
シンプルな曲をあれだけの説得力があったのが凄いなあ…と。


ぜん うん、自分も憶えてる。良かったよね!


山本 ルネッサンスものとかやっていた時も
   良かったなあ。
   1996年宇都宮大会での
   モンテヴェルディ「星に対して彼は打ち明けた」と
   ギョーム・コートレ「恋人よ、薔薇を見に行こう」と
   ピエール・パスローとの組み合わせも良かった。


かなり昔ですね!
3年前の課題曲が松本望さんの「やわらかいいのち」と
自由曲が三善先生の「その日-August6」の時も素晴らしかったです。
別の空間へ持っていかれました。


ぜん 青森の全国大会の時ね。
   あの演奏も自分は印象に残ってるよ。
   「やわらかいいのち」の演奏、凄い好きだった。


山本 2010年西宮全国大会での
   萩原英彦「光る砂漠」も良かった。
   あのストイックさが・・・。


まいさんは昔はルネッサンスもので
数年前までは邦人作品。
そして昨年からブラームスという選曲で。
それで今年は「ジプシーの歌」ですよ!


ぜん いいねー「ジプシーの歌」。
   聴くのが楽しみだね!

 

 

まい団員のみやさんにお聞きしました。

 

文吾:
ことしのまいさんの課題曲はG2 Nachtlied(Max Reger)
自由曲はブラームスの
Zigeunerlieder (Op. 103)より
1、5、7、8、9 

昨年に続きブラームス。
熱い、熱い、恋の歌。
聴くだけなら十分に楽しめる曲ですが
やはり声楽的に難しく
コンクール自由曲とすると
基礎力の高さを要求されそうな曲です。
もちろん、昨年のブラームスを聴いた身としては
まいさんの演奏を大いに期待してしまうのですが?



みや:
昨年のブラームス4重唱曲、

合唱団まいにとって未知の言語であったドイツ語、
やはりなかなか難しかった。
精一杯のアプローチは行ったものの届かなかった部分は多かった。
もちろん得た物も大きかった。
で、今年。

届かなかった部分は何?
もっと愉しく歌えるようになるには?
そしてこのドイツ語を克服すれば、
合唱団まいは何でも歌えるようになる?

なんて大業なことを真剣かつ冗談交じりに

曲目選定をしたのが昨年12月。
次回の演奏会(来年1月12日開催)も

ドイツ絡みでプログラムを組みました。
そんな流れでブラームスをもう1年、

曲目はZigeunerlieder (Op. 103)を、
課題曲も必然的にG2となりました。

昨年届かなかった部分を課題に様々なプロジェクト?をこなし、
少しは進歩したかなと思われる今日この頃です。
Zigeunerliederは文吾さんのおっしゃるとおり
ジプシーの熱い恋の歌。
しかし、県大会の講評で「少々草食系に聞こえる」との指摘が!
肉食系の熱さをいかに表現できるか?格闘中です。

 


文吾:

この全国大会に対する目標などありましたら
どうかお願いします。

 

 

みや:
やはり愉しく自由に歌えたらいいですね。
そして平林先生のピアノ、必聴です。

今年はいつもと違った(つもりの)合唱団まいをお楽しみください。

 

 

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みやさん、ありがとうございました!

昨年届かなかった部分を真摯に見つめ、

今年もドイツ語、ブラームスへ挑むさま、

素晴らしいと思います。

 

まいさんは室内部門唯一のピアノとの協演なのですが、

昨年は「ブラームスが降りてきた?!」と思うほどだった

平林先生のピアノ。

そして「肉食系」、ヤケドしそうなほどの、

熱い熱い恋の歌を期待しています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、熱い団体の後は、

クールでスマートな団体のご紹介です。

 

 

 

 

 

 

 

 

8.東京都・東京支部代表

 

混声合唱団 鈴優会

(混声21名・6年ぶりの出場・56回大会から4度目の出場)

 

 


ぜん 2003年の三重大会、
   千原先生「どちりなきりしたん」の演奏、
   憶えてるよ!
   スマートな演奏を指向している団体だよね。


「スマート」、鈴優会さんの演奏を表す良い言葉ですね!


ぜん コンクール以外で
   モーツァルトの作品をよく演奏されていることもあってか
   その軽やかさが他の作品の演奏にも
   現れているんじゃないかなあ。


山本 コンクール全国大会では
   2007年東京大会での
   キンタナ「Mass From Two Worlds」が
   印象に残ってるね。
   まず、スタイリッシュな演奏!
   ・・・なんて田舎者の発言やけど(笑)。  

 

 

鈴優会団員さんからメッセージをいただきました。

 

 

こんにちは!混声合唱団鈴優会(りんゆうかい)です。
指揮者の名島啓太先生のご指導のもと、

20代~60代のメンバーで、楽しく、情熱的に活動をしております。
全国大会へは岡山県大会の時以来6年ぶりの出場となります。

その時は本番後に屋島まで足をのばし観光を楽しみましたが、

その時に触れた美しい瀬戸内の風景が

今でも脳裏に鮮やかによみがえってきます。
その美しい香川県に私たちの歌声が響きわたり、

聴きに来てくださる皆様へ

素敵な音楽をお届けできるよう頑張りたいと思います。

演奏する曲は以下の通りです。

課題曲:G3 夜もすがら( 千原英喜 / 鴨長明・詩 ) 
自由曲:O Magnum Mysterium , Jubilate Deo( S.Wawer )

「夜もすがら」は、鴨長明の人生の悲哀、慟哭、

そして諦観が音楽として見事に表現されている作品ですが、

練習するたびに作品の奥深さ、むずかしさを感じると同時に、

演奏できる幸せをかみしめています。

自由曲の作曲家、S.Wawer は、

1979年生まれのドイツの作曲家です。

一曲目「O Magnum Mysterium」はキリスト誕生の神秘と歓喜を、

現代的かつ優しく美しいハーモニーで表現した穏やかな音楽で、

2曲目「Jubilate Deo」は対照的に、

民衆がエネルギッシュに神を讃える、躍動的な音楽です。

多彩な合唱音楽の魅力を存分にお届けしたいと思って目下練習中です。

 

 

 

鈴優会のみなさん、ありがとうございました!

瀬戸内の自然を気に入っていただいて、

岡山民の自分としては嬉しく思います(笑)。

 

あの時の岡山大会の演奏は

クリアなサウンドが印象的だったのと

自由曲もスヴィデル、チョピの2人の作曲家の個性を

上手く引き出された、優しさと力強さもある
大変良い雰囲気の演奏だったと記憶しています。

 

 

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今年の夏、軽井沢でおこなわれた夏合宿の集合写真だそうです。

 

 

 

スマート、スタイリッシュ…

鈴優会さんの演奏を聴いた人が表わす言葉。

現代作曲家の手による神秘的なO magnum mysteriumと
高いテンションとリズムが惹きつけるJubilate Deoの取り合わせ。

今年も知的に、そして魅力たっぷりに伝えてくれるのでしょうか。

楽しみです!

 

 

 

 

 

 

(明日に続きます)