あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
<お詫び>
混声合唱部門の観客賞、
更新が遅れたこともそうなのですが、
実はCANTUS ANIMAEさんの演奏後、
拍手するのもできないくらい、
しばらく放心してしまって・・・。
その後の出場団体の印象がほとんどありません。
CAさんの出演前の団体は
メモも多く残っていたのですが
出場後の団体はほとんどメモを記しておらず…。
そういうわけで私の感想が少ないことをお詫びいたします。
それでは観客賞:混声合唱部門、第5位から。
第5位
あい混声合唱団
日本語が凄いキレイでしたね!
ああ、わかる!(同意多数)
押しつけがましくない、それでいて綺麗な発語。
言葉のつなぎ方もとても美しかったです。
言葉のニュアンスもね!
ritardandoしていないのに
キチンと言葉を伝えて、それでいて美しかったです。
落ち着きのある、上質なタオルのような…。
タオル(笑)。
面白い比喩だなー。
わかるわかる、今治産の(笑)。
肌触りの良い感じ。
シルクのような・・・。
また布か!(笑)
でも確かにそういう繊細さはあったね。
包まれたい・・・(笑)。
<文吾からひと言>
あい混声合唱団さんの紹介記事です。(一番下)
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/13/172540
指揮の相澤先生が作曲家ということもあるのでしょうけど
夜もすがらの弱音のパートへ行く流れも
非常に納得できる構成の良さを感じました。
ひとつの混声体としてのまとまりの良さもあり。
感情の表出もハッキリとわかりやすく、
それでいて余韻を感じさせる演奏でしたね。
自由曲の「願い」は最後の弱声、ハーモニーが良く。
「生きる」では団員さん個々の表現が感じられ、
とても好感を持ちました。
あい混声さん、来年の東京都大会と同じ日に
別の本番があるそうで、
コンクール出場は難しいそうですが、
また演奏を聴かせてもらう日を楽しみにしています。
同率5位
岡崎混声合唱団
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/19/233853
<自由曲:ペンデレツキ Agnus Dei>
凄かった!
ハマってました!
どちらかというと岡崎混声さんのマッチョな声が
あの曲にハマっていたのではないかと…。
マッチョって(笑)。
均整がとれた演奏でしたね。
集中力があるので、
そういうところが
クオリティが高い演奏につながっていたのかな。
第4位
クール・シェンヌ
濃密でしたよね!
コンクール的には1位かと思いました。
メンデルスゾーンも凄い良かった。(一同同意)
ここは教会か?!みたいな。
36人というのが信じられない…。
ロマン派ってこうやって歌うんだよという
お手本のような…。(同意多数)
模範演奏みたいでしたね…。
そう、教科書!
シェーンベルク「深き淵より」、
団員さんから「ロマンチックな曲なんだよね」
って言われたんですけど聴いた後
「…私にはわからないわ」
一同(笑)。
ロマンチックの意味が(笑)。
粗探し、批判的な耳で聴いても
欠点が見つからない(笑)。(同意多数)
隙が無いよねえ~。
完成度が非常に高い演奏だと思いました。
淀みなかったですよね。
混声合唱団の完成型みたいな演奏でした。
私には一生手が出ないような高級ブランドの演奏でしたね…。
自由曲1曲目と2曲目の対比が良かったです。(同意多数)
昨年ももちろん良かったんだけど
今年は特に良くて・・・「ザ・シェンヌ」のような。
うん、シェンヌ色でした。
何色?!(笑)
いや、「これぞシェンヌ!」のような色(笑)。
<文吾からひと言>
クール・シェンヌさんの紹介記事です。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/19/233853
全3曲、非常に完成度が高かったシェンヌさんの演奏。
課題曲のリッチさは日本人の合唱団とは思えませんでしたね。
ひたすら美しかったです。
自由曲もメンデルスゾーンのわーっと世界が広がる感じ!
さらに流麗さ、柔らかさもあって…。
「深き淵より」は世界を変え、その説得力が見事。
ただ、団員さんが言われていた
「ロマン派のヒューマニティ溢れる世界」…は
私の未熟な耳には感じ取れませんでした。
精進いたします・・・。
第3位
CANTUS ANIMAE
課題曲G4、良かったね。
そう、一番納得できました!(同意多数)
歌いすぎず、良い演奏。
最初のテナーのヴォカリーズ(オープンハミング?)の音色で
「わかってるな~!」と(笑)。
<自由曲:アウトサイダーⅠ>
凄かったですね!(同意多数)
あの演奏はもう、なんと言うか・・・
歌い手として尊敬する演奏でした。
魂を削って歌っている気がします。(同意多数)
そう、魂を削って音符にしていた!
あの曲に向き合ったことがまず凄い。
普通なら逃げ出したくなりますよね(笑)。
人の声で表現する最北端、
あれがMaxなんじゃないかと思わせるぐらい。
歌い手として拍手するしかなかった。
雨森先生も指揮台から落ちないかヒヤヒヤしました(笑)。
あそこまで渾身の指揮は見たことないかな。
いつも熱いですけどね!
いや、今回は特に熱かったよ(笑)。
なんか聴いた、というよりは体験した、という感じ。
「あの演奏を生で聴いたんだよ」と自慢できる演奏でした。
究極、とか極限、とか、そういう言葉しか思いつかない…。
「魂の歌」という団名、そのままでしたね。
<文吾からひと言>
CANTUS ANIMAEさんの紹介記事です。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/16/232614
課題曲は声のブレンド、ああいう世界だよね、と納得できました。
ピアノの平林先生も前に出過ぎず、支えるような…。
自由曲は圧巻、圧倒。
当日のツイッターで
CAの後の演奏がほとんど耳に入らなくなった。
「焼け野原に裸足で立つ」どころか
第三次世界大戦核戦争後の地球、ぐらい。
参ったな…。
電気ショックの椅子に座らされて、
巨大なお化け屋敷の中を
ジェットコースターで回ったら
あんな演奏体験になるかもしれない。
などという感想を書きこんでしまいました。
(ほ、褒めてるんですよ…)
CAさんの演奏自体については
そのうちに単独で感想を書いてみたいですね。