観客賞:混声合唱部門 その1

 

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 




<お詫び>

 

混声合唱部門の観客賞、
更新が遅れたこともそうなのですが、
実はCANTUS ANIMAEさんの演奏後、
拍手するのもできないくらい、
しばらく放心してしまって・・・。
その後の出場団体の印象がほとんどありません。

CAさんの出演前の団体は
メモも多く残っていたのですが
出場後の団体はほとんどメモを記しておらず…。

そういうわけで私の感想が少ないことをお詫びいたします。

 

それでは観客賞:混声合唱部門、第5位から。

 

 

 

 

 

 

 

 





第5位

あい混声合唱団

 

 

f:id:bungo618:20141113092234j:plain

 




日本語が凄いキレイでしたね!


ああ、わかる!(同意多数)


押しつけがましくない、それでいて綺麗な発語。


言葉のつなぎ方もとても美しかったです。


言葉のニュアンスもね!


ritardandoしていないのに
キチンと言葉を伝えて、それでいて美しかったです。


落ち着きのある、上質なタオルのような…。


タオル(笑)。
面白い比喩だなー。


わかるわかる、今治産の(笑)。
肌触りの良い感じ。

 


シルクのような・・・。


また布か!(笑)
でも確かにそういう繊細さはあったね。


包まれたい・・・(笑)。




<文吾からひと言>

 

あい混声合唱団さんの紹介記事です。(一番下)

http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/13/172540



指揮の相澤先生が作曲家ということもあるのでしょうけど
夜もすがらの弱音のパートへ行く流れも
非常に納得できる構成の良さを感じました。
ひとつの混声体としてのまとまりの良さもあり。
感情の表出もハッキリとわかりやすく、
それでいて余韻を感じさせる演奏でしたね。

自由曲の「願い」は最後の弱声、ハーモニーが良く。
「生きる」では団員さん個々の表現が感じられ、
とても好感を持ちました。

あい混声さん、来年の東京都大会と同じ日に
別の本番があるそうで、
コンクール出場は難しいそうですが、
また演奏を聴かせてもらう日を楽しみにしています。







 

 

 


同率5位

岡崎混声合唱団

 

http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/19/233853

 

f:id:bungo618:20141119223739j:plain




<自由曲:ペンデレツキ Agnus Dei>


凄かった!


ハマってました!


どちらかというと岡崎混声さんのマッチョな声が
あの曲にハマっていたのではないかと…。


マッチョって(笑)。


均整がとれた演奏でしたね。


集中力があるので、
そういうところが

クオリティが高い演奏につながっていたのかな。


 

 

 

 

 

 

 

 


第4位

クール・シェンヌ

 

f:id:bungo618:20141119225044j:plain

 




濃密でしたよね!


コンクール的には1位かと思いました。

 


メンデルスゾーンも凄い良かった。(一同同意)


ここは教会か?!みたいな。


36人というのが信じられない…。


ロマン派ってこうやって歌うんだよという

お手本のような…。(同意多数)


模範演奏みたいでしたね…。


そう、教科書!

 


シェーンベルク「深き淵より」、
団員さんから「ロマンチックな曲なんだよね」
って言われたんですけど聴いた後
「…私にはわからないわ」


一同(笑)。


ロマンチックの意味が(笑)。


粗探し、批判的な耳で聴いても
欠点が見つからない(笑)。(同意多数)


隙が無いよねえ~。
完成度が非常に高い演奏だと思いました。


淀みなかったですよね。


混声合唱団の完成型みたいな演奏でした。


私には一生手が出ないような高級ブランドの演奏でしたね…。


自由曲1曲目と2曲目の対比が良かったです。(同意多数)


昨年ももちろん良かったんだけど
今年は特に良くて・・・「ザ・シェンヌ」のような。


うん、シェンヌ色でした。


何色?!(笑)


いや、「これぞシェンヌ!」のような色(笑)。




<文吾からひと言>

 

クール・シェンヌさんの紹介記事です。

http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/19/233853

 



全3曲、非常に完成度が高かったシェンヌさんの演奏。

課題曲のリッチさは日本人の合唱団とは思えませんでしたね。
ひたすら美しかったです。
自由曲もメンデルスゾーンのわーっと世界が広がる感じ!
さらに流麗さ、柔らかさもあって…。
「深き淵より」は世界を変え、その説得力が見事。

ただ、団員さんが言われていた
「ロマン派のヒューマニティ溢れる世界」…は
私の未熟な耳には感じ取れませんでした。
精進いたします・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 



第3位

CANTUS ANIMAE

 

 

f:id:bungo618:20131118025220j:plain






課題曲G4、良かったね。


そう、一番納得できました!(同意多数)


歌いすぎず、良い演奏。


最初のテナーのヴォカリーズ(オープンハミング?)の音色で
「わかってるな~!」と(笑)。




<自由曲:アウトサイダーⅠ>


凄かったですね!(同意多数)


あの演奏はもう、なんと言うか・・・
歌い手として尊敬する演奏でした。


魂を削って歌っている気がします。(同意多数)


そう、魂を削って音符にしていた!


あの曲に向き合ったことがまず凄い。


普通なら逃げ出したくなりますよね(笑)。


人の声で表現する最北端、
あれがMaxなんじゃないかと思わせるぐらい。


歌い手として拍手するしかなかった。


雨森先生も指揮台から落ちないかヒヤヒヤしました(笑)。
あそこまで渾身の指揮は見たことないかな。


いつも熱いですけどね!


いや、今回は特に熱かったよ(笑)。


なんか聴いた、というよりは体験した、という感じ。


「あの演奏を生で聴いたんだよ」と自慢できる演奏でした。


究極、とか極限、とか、そういう言葉しか思いつかない…。


「魂の歌」という団名、そのままでしたね。

 

 



<文吾からひと言>

 

CANTUS ANIMAEさんの紹介記事です。

http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/16/232614

 


課題曲は声のブレンド、ああいう世界だよね、と納得できました。
ピアノの平林先生も前に出過ぎず、支えるような…。

自由曲は圧巻、圧倒。


当日のツイッターで

 

 CAの後の演奏がほとんど耳に入らなくなった。

「焼け野原に裸足で立つ」どころか

第三次世界大戦核戦争後の地球、ぐらい。

参ったな…。

 

 電気ショックの椅子に座らされて、
巨大なお化け屋敷の中を
ジェットコースターで回ったら
あんな演奏体験になるかもしれない。

 
などという感想を書きこんでしまいました。
(ほ、褒めてるんですよ…)

CAさんの演奏自体については
そのうちに単独で感想を書いてみたいですね。


 

 

観客賞:混声合唱部門 その2 につづきます