観客賞:混声合唱部門 その2

 

 




観客賞座談会、今日は第2位、第1位の団体です。
CAさんの演奏ショックで
私の感想が少なめなことをご了承ください。





第2位

淀川混声合唱団

 

 

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http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/17/224347



<課題曲 夜もすがら>


この課題曲は枯れた方向か、
明るい方向か、
どちらかを選んだ団体と思うんですけど
よどこんさんは明るい方向性。
そして、その方向を選ぶなら、
ここまでやらなければならないと思いました。


 


<自由曲 第一章 絶え間なく流れてゆく>


凄かった!(同意多数)


狂気の世界!


よどこんさんって今までなら
どのパートが目立つということは
少なかったと思うんですけど
今回はそれぞれのパートが
凄い主張していた印象があって
良かったと思います。


狂気の中の笑い声も美しく…。


あぁ、表現を失わない!


そんな印象ですね。


良くできていたお芝居という感じです。


今回の伊東さんは指揮者ではなくて、
演出家、そんな印象でしたね。


 

 

 






そして観客賞

 

混声合唱部門 第1位!

 

 

 

 



MODOKI


 

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MODOKI史上ベスト3に入る演奏でした! 名演!


課題曲G2でマジ泣きしてしまって…。


そう、美しかった!


一昨年のブラームスの経験が
今回の演奏に凄い繋がっていると感じましたね。


ブラームスが同じくロマン派のレーガーに繋がっていると。




<自由曲:マルタン Credo>


前半MODOKIらしい緊張感、集中力ある演奏で、
後半は光射すような・・・。



いわゆる「張る」イメージの曲だったと思うんですけど、
MODOKIの演奏は違って…。


そう、弱声の表現力はMODOKIさん凄いな~って。


 やっぱりMODOKIさんの持つ音楽の緊張感は

どこにも真似できない個性で輝いていましたね。

 



<文吾からひと言>

MODOKIさん紹介記事
(指揮者:山本さんへのインタビュー)
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/20/231447


課題曲はフレーズの開始が
音楽の始まりにとても気を遣う山本さんだけあって見事。
他の団体のどの演奏よりも「ロマンティック」な音楽でした。

自由曲のマルタンは
「今、この曲をやる意味」を感じさせる現代的な演奏。
山本さんへのインタビューでも

協和音ばかりと聞こえるCredoも
練習ではきちんと歌えると
フランス音楽的な面白い和音が聞こえる

と語られていたように
この全日本合唱コンクールの過去の名演とは違う、
とても聴き合った音、

そしてこの作品では今まで聴いたことの無い、
予想できなかった音がいっぱい聴こえました。

フレーズの長さ、そして柔軟さも良かったですね。




「地方大会は減点形式だけど、
 全国大会では加点方式」という言葉を
最近耳にしたんですけど、
これって真理のような。

審査結果第1位のCANTUS ANIMAEさん、
第2位のMODOKIさん、
それぞれ傷はあるかもしれないけど
攻めの姿勢の演奏でした。
「こう来るのか!」と、聴いてのけぞるような。

地方大会の耳のまま減点方式で全国大会を聴くと
「結果がおかしい!」となりがちかも。

 

 

 






<座談会が終わった後の余談>

 

 



(コンクールを聴くのも大変だよね、という話から)



私、昼ご飯めっちゃお腹いっぱい食べたんですけど
もう今凄くお腹空いてるんですけど…。


一同(笑)。


これから飲みに行く前にレッド●ル飲まなきゃ!


うん! レッ●ブル飲みたい!


レ●ドブルの回し者か(笑)。


(GWHさんのジェズアルドが良かった、という感想の後)
「私は疲れて死ぬ」ですよ、ホントに!


一同(笑)。


昨日今日と聴いて率直な感想がコレです。
これは是非ブログに書いていただきたい!


はいはい(笑)。
それじゃ飲みに行こうか!




(2014年観客賞座談会:おしまい)