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「コンクール出場団体あれやこれや:出張版2015」(その1)




全国大会へ出場される団体を
あれやこれや紹介するというこの企画。
今年も始めます!

ちなみに昨年の「あれやこれや:出張版」第1回はこちらです。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/05/211709


この企画の本家のぜんぱくさんは
ユース部門と同声部門を担当され
既に開始して快調に進んでおられます。
http://talk21self2.blog111.fc2.com/


私は室内合唱部門11団体、
混声合唱部門15団体の2部門全26団体を
担当いたします。

今年も合唱倉庫さんから
http://choral.nusutto.jp/
全国大会へ何回出場されたかという
データをお借りしております。
ありがとうございます!


そして「観客賞」のお知らせです。
各部門の、全団体を聴かれた方の投票で決定する賞です。
昨年の観客賞:室内合唱部門
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/12/23/095451
昨年の観客賞:混声合唱部門
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2015/01/03/180439

今年は全部門で投票を受け付ける予定です。
投票方法など詳細は後日に。



この連載も今年で8回目となりました。
「これにて、中締め…?」での
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2015/11/02/020041
ぜんぱくさんとの対談で記したように、
連載は今回をもって終わりとなります。

今までご協力いただいた、たくさんの合唱団のみなさまに
深く感謝しながら連載を進めていきたいと思っております。
最後までどうかお付き合い願います。




今年の全国大会は長崎県長崎市。

 

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会場の長崎ブリックホールは1998年にオープン。
大ホールは2002席。

 

 

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さあ、室内部門へ出場の団体をご紹介しましょう。



第68回全日本合唱コンクール全国大会 大学職場一般部門。
24人以下の室内合唱の部は11月21日の土曜日、
14:00から開始の予定です。
最初の団体は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 



1.鹿児島県・九州支部代表

twinkle☆


(混声24名・初出場)



初出場おめでとうございます!

twinkle☆さんの指揮者:片倉淳先生は
ユース部門で出場のMithlandirさんも指揮され、
こちらもなんと全国大会初出場。
そしてユース、室内部門ともに第一番目の出場!


各曲を選曲された理由を教えていただければ、との質問に
片倉先生にお答えいただきました。


●課題曲 Super flumina Babylonis

 

 

今年度の課題曲が発表された時、
鹿児島の合唱団としては、
G3の知覧節を選曲するかどうかで迷いました。
知覧といえば武家屋敷は美しいし、
特産品のお茶は美味しい、
そして特攻記念館には3年に一回は
高校生を引率している馴染みのある土地です。
訪れるたびに様々な想いを抱く
その土地の民謡を素材とする
素晴らしいこの合唱曲は本当に魅力的でした。
(知覧町のある南九州市には、
東北の高校合唱部員から問い合わせがあったと
地元の新聞で報道されていました。)

しかし、最終的に選曲の決め手となったのは、
やはり創立から10年以上経つものの、
創立以来のメンバーは私を含めて3人、
そして、この2年ぐらいで大幅にメンバーが入れ替わった
今の段階でのtwinkle☆を成長させるにふさわしい曲は
課題曲4曲の中のどれなのか、ということでした。

本来なら様々な声の出し方、使い方をマスターし、
幅広いジャンルの合唱曲を歌うことで合唱音楽を楽しむことが
一般の合唱団の醍醐味だというのは理解しています。
だからこそ、まずはしっかり身につけて欲しいと思っている
呼吸法や発声法、そしてフレージングや様式感などの
基礎基本がなければ歌えない曲、ということで
パレストリーナを選曲することにしました。
テキストの内容も今まさに歌うにふさわしいものだと思いました。

余談ですが、昭和61(1986)年にもこの曲は課題曲でした。
私は当時、
鹿児島大学混声合唱団ポリフォニー・コールの学生指揮者で、
この曲を九州大会で指揮し、
審査員の日下部吉彦先生に酷評されたことを憶えています。
今から思うと本当に拙い演奏だったと思うので仕方ないのですが、
やっぱり悔しかったなぁ~。




●自由曲 おらしょⅡ

 


ユニゾンとハーモニーをきちんと整え、
メロディラインに細かく指示されていること
(スラーとスラーのない部分、
  そして三種類のアクセント《 >、∧、― 》の歌い分け‥etc. )など、
そして全体の構成、その他、楽譜に書かれているすべての意味を
誠実にきちんと読み取って練習し表現すれば、
その音楽が(きっと練習の過程で生まれる団員の絆や想いの深さを伴い)
テキストの内容や意味をも語ってくれる
素晴らしい作品だと思い選曲しました。
もちろんこの曲も長崎で歌うことを強く意識しました。

しかし、本当に2曲ともムズカシイです。
九州大会では良い結果をいただきましたが、
まだまだ曲の魅力を表現するには、
基礎基本を忘れず繰り返し練習するしかありません。
限られた時間の中、
団員は一生懸命取り組んでくれていますので、
彼ら以上に指揮者は責任を持って頑張らなければ、と思っています。

文責/片倉 淳

 

 

 

鹿児島という地の「知覧節」を
鹿児島の合唱団が演奏するということは魅力的ですが、
自団を成長させるための曲は何か?という視点で選ばれた
パレストリーナ「Super flumina Babylonis」。
そして隠れキリシタンの地、長崎に伝わる「おらしょ」。
どちらも興味深い選曲です。

九州大会のtwinkle☆さんの演奏は
課題曲はやや遅めのテンポでしたが
それでも崩れない音楽が魅力的。
自由曲の「おらしょⅡ」では
若さあふれる声と表現がしっかりした音楽性に支えられ、
大変説得力ある演奏と感じました。



そしてこの全国大会に対する目標や志、
伝えたいことなどがありましたら、という質問には。



●指揮者・片倉のFacebookからの抜粋です。


9月11日と13日の二日間、
共にアクロスのステージに立った三つの団体
(鹿児島高校音楽部・Mithlandir・twinkle☆)の仲間たちを
心から尊敬し、誇りに思っています。
彼らの歌う姿、表情、声、響き、伝わる想いに
どれだけ感動しながら音楽をただひたすらに奏でたか‥。
まだその音楽に包まれているようです。

高校生たちの想い‥三つの団体とも全国のステージに立ち、
私たちの音楽も披露したかった‥にどう応えていくか。
代表となった大学生と社会人のメンバーと共に、
これまで以上に真摯に音楽に向き合おうと思います。
(おこがましいですが)
代表になれなかった合唱団の気持ちもよく分かる私たち
(私は20年ぶり、団長は16年ぶりの全国大会、
 あとのメンバーは初出場)は、
基礎的な練習を必死に繰り返し、
より美しい音楽をただひたすらに求めようと思います。

高校生の諸君、みんなの演奏は本当に素晴らしかった!
代表にはあと少しだったけれど
『金賞』受賞は本物だと思う。誇っていいよ!!

3年生は、少し長かった夏が終わり、
昨日から受験生の顔になっていました。心からの声援をおくります。

 ※九州合唱コンクールの結果
 鹿児島高等学校音楽部 高等学校Bの部「金賞」
 Mithlandir   大学ユースの部「金賞」「福岡市長賞」全国推薦
 twinkle☆ 室内の部「金賞」全国推薦

 

 

片倉先生は20年ぶり、
そして団長さんは16年ぶりの全国大会ですか…。
鹿児島高校音楽部さんが
全国大会へ進めなかったのは残念でしょうが、
お書きになられているように、
果たせなかったその想いは
Mithlandirさん、そしてtwinkle☆さんが
長崎のステージできっと伝えて下さることと思います。

 



 

 

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そして今回の特別企画、「我が団のこの人!」
団の中からお一人を選んでいただき、
その人となりなどをご紹介していただく企画なのですが…あれ?




「我が団のこの人たち!」

Y氏は、高校在学時に全国大会「銀賞」・
大学在学時に全国大会「金賞・第1位」を経験した、
我が団の創設者で現団長(まだ30代)です。
若い団員には社会人の厳しさを教え、
大きな愛と顔で皆の先頭に立つ素晴らしいお方。
もう一人のK氏はそのY氏の親友。
高校時代は甘いマスクで女子部員のハートを虜にして
Y氏を抑えて合唱部部長の地位を奪った方で、
会社経営者としての才能を早くから開花させていました。
お二人とも、国内はもちろん海外にまで
取引に赴くお仕事をされながらも、
寸暇を惜しんで合唱に真摯に取り組む熱き合唱人。
このお二人なくして全国初出場はありませんでした。
共に歌えることを心から誇りに思います。

twinkle☆大学生団員一同  

 

 


2人に増えて「このひとたち!」になっていましたが(笑)
それだけ魅力的なYさん、Kさんなんでしょうね!



さて、最後に「twinkle☆」という
個性的な団名の由来も知りたいのですが…と尋ねたところ


全国大会のパンフレットに、
少し書かせていただいていますので、そちらをお楽しみに。

 
…ということですので気になる方は長崎まで!(笑)


Mithlandirさん、twinkle☆さん、
どちらも初出場でどちらもトップバッター。
どうか緊張されず、普段の力を出し切って欲しいと思います。





(明日に続きます)