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観客賞 混声合唱部門 その2




それでは混声合唱部門 第3位!



VOCE ARMONICA(36名)


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【課題曲:山下祐加「ねむりのもりのはなし」】

立派な声!


若い! そして…若い!!


なんだそりゃ(笑)。
でもキビキビと、タメがない感じで
そういうところにも若さを感じたね。


作曲家の山下先生によると
「子どもに読み聞かせる」感じ、だそうだから
こういう曲想が正統なのかも。


テンポが速かったですね。
あのテンポについていける
ピアニストの松原賢司先生は凄いな、と。


言葉も非常にハッキリしていて
全然モゴモゴした感じがなかったです。


スッキリした演奏でしたね。




【自由曲:鈴木輝昭「春と修羅」】

凄いね、凄かったね! の声が次々と。


輝昭作品もちゃんとやれば、
これだけ魅力が伝わる演奏になるという証明だね。
・・・まあ、ちゃんとやるのが難しいんだけど(笑)。


言葉がハッキリ聞こえてきたのが良かったです。


模範演奏というか、
ひたすら真面目に真摯に取り組んだ演奏で。


そうそう、ずっと全力で最後まで
やり続けていた!
あれはおっさんおばさんにはムリだわ(苦笑)。


指揮の黒川さんも最初から最後まで
全力で振ってたね(笑)。


指揮者と歌い手の一体感、
一生懸命さが伝わりました!




《文吾の感想》

課題曲は若さあふれる練られた発声で
一気に歌い切った!という印象でした。

自由曲はそのテンションの高さ、
輝昭作品らしい金属的に輝く和音が
充溢する演奏。
フレーズの入りも繊細で、作曲上の狙いも
指揮者がちゃんと汲んで演奏に活かしていました。

そういう曲想を作品が求めているのもあるのですが、
課題曲、自由曲ともにハイテンションで
全く緩みなく常に最大出力の演奏だったため、
柔らかさや、さらに攻め込むための
「引き」や余裕がどこかにあれば、
より一層表現に幅が出るんじゃないかな。

いや、それにしてもこの若い合唱団で
これだけの発声、音作り。
本当に見事な演奏でした。



メール投票では

人数以上の音圧と、音楽の流れの素晴らしさ。
印象に強く残りました。


ツイッターでは

輝昭作品の価値を見つめ直す機会となる好演でした。



という感想もありましたよ。



ランキング以外では



混声合唱団うたうたい(47名)

【課題曲:間宮芳生「知覧節」】
…の評判が良く。


ああいう風に自分たちもやりたかった!

民謡っぽさと和声を一番両立していた演奏でした。



さらにクール シェンヌ(39名)には

精緻な音楽、今回も楽しませていただきました。


…という声もありました。


個人的には
scatola di voce(28名)の
課題曲G2が少人数でも美しい響きを指向し、
フレーズ末の処理など、オシャレでデリケートな印象。
自由曲:コダーイ「夕べ」もロングトーンが美しく、
ジェンジェシ「ベツレヘムに幼な子生まれぬ」は
リズムの入れ子など、
音楽上のポイントを効果的に演奏していて
好感を持ちました。
全体に指揮者と歌い手さんのセンスが光るステージ。
次回、聴くのが楽しみです。



…まあでも、混声部門に出場の団体は
どこも良かったです!





(混声合唱部門 その3に続きます)