全日本合唱コンクール全国大会で、
近年優秀な成績を収めている2つの熱い団体の
注目すべきジョイントコンサートです!
ぎふ秋の音楽祭2016《合唱の日》コンサートⅡ
CANTUS ANIMAE+MODOKI ジョイントコンサート
◆公演日
2016年10月15日(土) 開場13:30 開演14:00
◆会場
サラマンカホール(岐阜県岐阜市薮田南5丁目14-53)
http://salamanca.gifu-fureai.jp/
交通アクセス
http://salamanca.gifu-fureai.jp/access/index.html
・・・え、なぜ東京の合唱団と佐賀の合唱団が
岐阜でジョイントなの?
細かいことはいいじゃないですか!
では演奏曲目を紹介します。
第1部 CANTUS ANIMAE
指揮:雨森文也
ピアノ:平林知子・野間春美
どちらもCANTUS ANIMAEさんの委嘱作品。
・石像の歌(改訂版初演)
原詩:リルケ 訳詩:森田花央里 作曲:森田花央里
5月の演奏会での初演から、
さらにピアノを全面的に改訂されたそうです。
森田さんのこの曲へかける熱い想いは
ご本人のnoteから!
https://note.mu/kaori_morita/n/n0d06b9be7d8d
・二つの祈りの音楽〜混声合唱と連弾ピアノのための〜
(改訂版初演)
詩:宗左近 作曲:松本望
今年のCANTUS ANIMAEさんのコンクール自由曲でもある
「永遠の光」を含む2曲。
最近出版されたばかりです。
http://editionkawai.shop16.makeshop.jp/shopdetail/000000006356/
なんでもこの曲には「号泣スイッチ」が潜んでいるらしく、
練習中に泣いてしまうなんてのはあたりまえ。
遂には初演のピアノを弾き終えた
作曲家ご自身が舞台上で泣いてしまうという出来事が!
nozomimatsumoto-cp.seesaa.nethttp://nozomimatsumoto-cp.seesaa.net/article/437849133.html
私がこの曲の練習を見学しに行った時のこと。
演奏が終わり、雨森先生に感想を求められたので
「これから何十回、何百回演奏される、
歴史のはじまりを体験させていただいている気分です」
と言ったら雨森先生、涙をぬぐいながら
「何百回どころじゃなく、何千回だよ!」
…ひょっとしたら松本望先生の代表作になるかもしれないこの作品。
指揮者、歌い手の尋常じゃないほどの思い入れとともに、どうぞ。
CANTUS ANIMAEのみなさん
第2部 MODOKI
指揮:山本啓之
・混声合唱曲 嫁ぐ娘に
詩:高田敏子 曲:三善晃
昨年、長崎で行われた全国大会の混声合唱の部にて
この「嫁ぐ娘に」から「戦いの日日」「かどで」を演奏し
第1位の文部科学大臣賞、
さらには優れた邦人曲の演奏に贈られるカワイ奨励賞も
受賞されたMODOKIさん。
そして手前味噌ですが、
当ブログの観客賞でも堂々1位、
加えて全部門全団体を対象にした「観客大賞」でも1位を獲得。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2016/01/22/172924
長崎での演奏直後、
たまたま近くを通りかかった指揮者の山本啓之さんが
こう言われていました。
「あの曲(嫁ぐ娘)は全曲やらないかん!
岐阜でリベンジや!!」
全曲を通すとわかってくるものがいっぱいあるとのこと。
長崎でMODOKIさんの演奏を聴かれた方もそうでない方も
MODOKIさんのリベンジをぜひお聴き逃しなく!
MODOKIのみなさん
そして合同ステージも凄い!
第3部 CANTUS ANIMAE+MODOKI
・混声合唱と2台のピアノのための交聲詩海
作詩:宗左近 作曲:三善晃
指揮:雨森文也
ピアノ:平林知子・野間春美
永遠の海に眠る魂への献歌。
6章からなる詩を2章ずつ全3楽章にまとめ、
静謐な海、波立つ海、湧き上がる海、と
様々の表情の中に息ずく生と死を歌い上げる傑作です。
(パナムジカHPから)
そう! 傑作ですが、その難易度から
なかなか演奏されないこの曲。
この曲を演奏するのかー。合同で…。
さらに合同はもう1ステージ!
・二重合唱のためのミサ曲
作曲:フランク・マルタン
指揮:山本啓之
これも言わずと知れた傑作。
2年前にMODOKIさんも取り上げ
全国大会で金賞第2位を獲得されました。
その時のインタビューで山本さんは
「声楽的な力が凄く必要な作品。
ド真ん中直球160キロを投げる力が試される!」
…と語られています。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2014/11/20/231447
ド真ん中直球160キロ!
その剛速球がステージから投げられるか否か?
そうかあ、この曲を演奏するのかー。合同で…。(2回目)
噂によると用意されているアンコール曲も
「そうかあ、この曲を(略」のような曲らしいです。
たぶんすべて聴き終えた後は、
ムリヤリ餌を詰め込まれる
フォアグラ予定のガチョウの気持ちがわかるんじゃないかな。
◆チケット
一般:2,000円
学生(30歳まで):1,000円
*全席自由
チケット販売ページ(CANTUS ANIMAE HP内)
http://www.cantus-animae.net/modoki_joint2/
さらに
【公開リハーサルやります】
CA+MODOKIジョイント、
当日午前のホールリハーサルを公開します!
2016年10月15日(土)
10:30-12:30
at サラマンカホール
※リハーサルは無料公開
・事前手続は不要
・当日来場された方は皆様入場いただけます
そして次の日も・・・。
美術館コンサート「樹を歌う」
演奏 CANTUS ANIMAE+MODOKI
2016年10月16日(日)
12:30-13:30
at 岐阜県立美術館
入場無料
企画展「樹をめぐる物語」に合わせた曲も。
http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/page5179.php
前回のCANTUS ANIMAE+MODOKI ジョイントコンサートは
2011年3月13日。
そう、東日本大震災がおこった2日後に東京で開催されました。
当時の様子はこのブログにも書きました。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/20110327/1301226632
合唱、音楽がなぜ必要とされるのか。
その答えを強く実感したあのジョイントコンサートから5年。
あれから5年、まだ5年。
世界は変わり、CANTUS ANIMAE、MODOKIのみなさん、
そして自分も含め、変わったことも多いかもしれません。
しかし、5年前と変わらない問い。
なぜ自分は合唱を、音楽を求めようとするのか?
その答えを見つけるために、
10月15日、私は岐阜へ向かおうと思います。
同じようにそんな問いを持つあなたも、ぜひ。