合唱団訪問記:CANTUS ANIMAEさん その1

 

 

合唱団訪問記の再掲。
今回は「CANTUS ANIMAE」さん第1回です。

合唱団訪問記の再掲については前回の記事をご参照ください。

bungo618.hatenablog.com




CANTUS ANIMAEさんとの今も続く親交に感謝を。


(HP公開日 2001.7.14) 

 

 

 

 

 

 

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「合唱団訪問記」

 第2回その1
「CANTUS ANIMAE」さん訪問記

 

 

 以前から、評判には聞いていたが
昨年の全国大会での演奏を聴いて
「!」と思った文吾。

 「見学にいらっしゃい」…とのお誘いを
ありがたくも前に受けた事もあったので、
行ってきました東京へ!!
「CANTUS ANIMAE」さんの練習を見学に!!!


 6月。梅雨の合間の蒸す水曜日、
U市から2回の乗り換えを経て
(東京って、なんであんなに人多いの?人に酔った…)
19時からの練習だというのに
20時過ぎに高井戸駅の教会に到着!
 遅れてスミマセン・・・。

 木造の、昔の学校の教室のような練習会場。

 到着した時の人数は女性は10人ほど。男性は5人ほど、かな。
 えーと、結構年配の方が多い印象。
(後で聞いたら平均年齢は30代後半、らしい)



 文吾が着いた時は発声の練習をしていた時で、
団員のIさんという男性の指導。
 その脇で雨森先生がピアノを弾いたり、
ときどきツッコミ(?)を入れる、というスタイル。

 先週の練習はヴォイス・トレーナーの
大志万明子先生の練習だったそうで、
その復習を中心におこなわれていました!
 (発声指導のIさんは、過去に大志万明子先生に教わってきたそうだ)


 その練習内容を一言で表わすのは難しいが
 「声のイメージと同時に、カラダを動かさせる」
のが特徴、と言えるかもしれない。

 腕をぐーるぐる回させながら、5度の離れた音を
ポルタメントとグリッサンドで
つなぎ目の無い風に声出し、とか。
 (これはベースでも上のGぐらいまで出て、やっている人達もビックリ!)

 「重い刀を背中から取り出すように!」の指示のあと、
背中からそろそろ~っと腕を前に動かしながら発声、とか。

 イメージとそれにまつわる「動き」がユニークで、
しかも練習の進め方が
「決められた練習を決められた順番で」
・・・みたいな無味乾燥さは無く、
団員の反応を見ながら、すかさず一言!
 …という感じで指導のIさんも、
雨森先生も指示を加えていく。

 うーん、楽しい~。

 この練習は1時間ほど行なっていた。
(この日は1時間だったが、それでも毎週、間に30分はやる、とのこと)

 1回の練習の全体の流れは
 ウォーミング・アップ→曲練習(1)
(この日はコンクール課題曲:パレストリーナ) 
 発声練習→曲練習(2)・・・といったものだそうだ。

10分ほどの休憩後、曲練習(2)の練習。


 見学のつもりだったが。
 ・・・そんなに「歌いたがり」に見えるのだろうか>じぶん。

 ジンガメルさんのように、当然のように楽譜を渡され
 「歌いませんか?」「え、は、はい」

 コンクール自由曲、ということで



        ペトラッシの「ナンセンス」

            ↑・・・初見でこの曲かよ!!



 そして肝心の雨森先生の指導は・・・。


 ・・・の前に、
「CANTUS ANIMAE」さんの成り立ちを少々(笑)。

 コトの起こりは、
1998年5月の「コーラスワークショップ・仙台」にて。

 そこに集まった某合唱関係者の美しき女性5名
雨森先生の素晴らしい指導に驚き、魅せられ、
男声合唱の教室まで押しかけるほど感動したのがはじまり。

 何次会だったかは忘れたが、
その打ち上げの席で
声楽家のO先生が語るには


  私はね~。いまオススメの指揮者、といえば
  2人を薦めることにしてるの!

  一人は松下耕先生と、
  もう一人は雨森文也先生。

  松下耕先生は売れっ子だけど、


  雨森先生は
『無名』だから

  
『声をかけるなら今よっ!!』


 ・・・その言葉にノセられたかどうかは知らないが(笑)
ちょうど雨森先生も月に1回は東京に来る、とのことで

 「とりあえず来年の2月にある
 東京ヴォーカル・アンサンブル・コンテストのための
 練習を、月に1回、やってみよっか!」


 そして、美しき女性5名は、
その魅力を持って周りの男性を引き付け、集め、
CANTUS ANIMAEの前身はスタートしたのである。


 ・・・さて数ヶ月後。
 当初の目標のハズの
東京ヴォーカル・アンサンブル・コンテストも終ったのに、
指揮者の雨森氏は、まだ続ける意志マンマン。

 「ダマされたっ!!」

 ・・・と団員の何人が思ったかは
文吾、聞けなかった(笑)。

 正式に発足してからは、コンクール全国大会にも2回出場し、
昨年の札幌大会は上位2団体までのシード権もいただき、
自主演奏会も3回を終了し、レコーディング等
多彩でレヴェルの高い活動を続けている
素晴らしい合唱団、それが
「CANTUS ANIMAE」さんである!!


 そんなわけで
「CANTUS ANIMAE」さんの紹介おわりっ!!
・・・そして雨森先生の指導は・・・。

 

 

(その2へと続く)