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合唱団訪問記:VOX GAUDIOSAさん その1

合唱 訪問記 過去の記事

 

 

 

 

 

 

合唱団訪問記の再掲。
今回は「VOX GAUDIOSA」さん第1回です。

合唱団訪問記の再掲については前回の記事をご参照ください。



ガウディさんは
VOX GAUDIOSAさんのネット配信が良かった! …と記事にしたり
今も、いや昔以上に素晴らしい活動をされています。

同じ耕友会のGaia Philharmonic Choirさんは
3年前のTHREE in Sapporoで聴いているので
ガウディさんもぜひ近いうちに生演奏を聴きたいものです。

 

 

(HP公開日.2002.2.5)

 

 

 

 

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「合唱団訪問記」

 「VOX GAUDIOSA」さん訪問記その1

 

 



 2001年11月18日(日)晴れ。
 けっこう時間に余裕を持って、出発したのだが…。

 途中の駅でしばらく停止した後
 「先に進んでいる貨物車両が故障のため・・・」

 げー、なんじゃそりゃあ。
 結局数十分遅れて、練習会場から近い北赤羽駅に到着。
 着いた時には練習開始時間13時、10分前!
 しょうがない、練習会場の

 「浮間区民センター」まで!・・・と
止めたタクシーの運転手さんに言うと

 「スイマセンねえ。
  私、この辺の地理、わからないんですよー」

 なんじゃーそりゃーっ!

 2台目に止めたタクシーの運転手さんも同じ返事。
 (なんだ? 区民センターってそんな未知の場所なのか?!)
 3台目で、ようやく理解してくれて、ギリギリ時間前に到着。

 ・・・まったくネタに困らない、というか・・・。疲れるよ。

 見学申し込みメールをお送りした副団長のしまこさん
という女性の方が、ありがたくも出迎えてくれている。
 (旦那さんのしまおさんは団長で、約3年前まで長野の実力合唱団
  「ベーレンコール」に、おふたりとも所属していたそう!)

 3階まで昇り、練習会場の1室へ。
 アップライト・ピアノが置いてあり、天井がやや低めの
学校の教室2つ分ぐらいの広さの部屋。

 団員の森永さんという男性の方
(耕友会の合唱団の副指揮者や、コンサートマスターをされている方)を
半円状に取り囲むようにして、ハミングの発声から。
 練習は13時から始まったのだが、
ベース以外の他3パートは10時からパート練習をしていたということ。

 13時の時点で女声16人。男声11人、で30人にちょっと足りないぐらい。 
 20代後半が平均年齢、ということだが、見たところ20代前半の方が
多いように見受けられる、若い合唱団だ。
 (ちなみに女性は“キレイドコロ”ばっかり~♪
  男性はどうでもい、い、いや、ハンサム揃いです(笑)

 数分過ぎた所で
  “颯爽” という感じで


 松下耕先生登場!!


 ヒゲ、黒のコート。若っ!!…という感じ。(今年30代最後の年だそうで…)
 コートを脱ぐと、灰色のセーターに黒のパンツ。

 第一声

 「メガネを変えました…」(低い声で)

 あーホントだ!…などと団員さんの声。

 松下先生「渋谷へわざわざ買いに行ったんだけど
       その店、店頭に3つしかメガネを置いてないんだよね」
 その瞬間
        「3つだけかい!」
       「今日の厳選メガネ! この3品!!」


 …などと団員側のアチコチからツッコミが入る(笑)。

 ちょっと待て! 目の前にいるのは天下の“松下耕”だぞ。
 どう見てもこの会場の雰囲気は


 「人気者のお兄ちゃんに遊んでもらってるコドモたちっ!!」


 ・・・って感じじゃないかあ。
 松下先生も“先生”って態度じゃないしなー。

 というか、練習中、団員を“いじる”のを楽しんでる、と言ってもいいほど
松下先生は、団員の様子を、会話のネタにする。
 練習中も、話が脱線することすること(笑)。

 しばらく雑談の後。
 「声が固いね」・・・ということで、柔軟体操を少し。
 (いつもはもっと長い時間やるそう!)
 その後、2度や3度、5度の跳躍が入った発声練習。
 発声の旋律そのものは、一般の高校や大学の合唱団で
やられるようなものと大差ない。
 ・・・違うとすれば。
 発声に合わせて、体を動かさせる、というのが特徴だろうか。

 片足を横に「く」の字に曲げながら、体を沈める、とか。(まるでバレエ)
 「体のバランスを崩しても、うまく歌えるように!
  筋肉をいじめて!!」・・・と松下先生。
 

 その他には腕を下からすくいあげ、『伸び』をするように歌う、とか。
 (松下先生も、もちろん同じ動きを前でしていらっしゃる)

 そして、手を組み腕を胸の前で丸く、下に・・・。
 おおっ、このポーズは
 「○声会!!」
 ♪みんなのうたの~わのなかで~♪
 (後で聞いたら、本当に『大谷短大輪声会』、という名前が出てきた。
  胸郭を広げ、ブレスを入りやすくする、という目的、だったよね?)
 
 会場の窓からは架線が見え。
 そこからまた列車の話に脱線(笑)。
 (松下先生は列車好きだそうだ。
  ケイタイのストラップも列車のカタチ、であった!)

 えーと、全国大会6日前の直前練習、だったよなあ。

 ・・・なんなんだ、このピリピリしたところのない
 “お笑い“の空気はっ?!

 や、団員と先生、お互いのボケとツッコミから生まれる緊張感はあるが(笑)。
 そのツッコミも、ほとんどタメ口だし~。


 練習でいつも使う、という旋律を各自好きな母音で
音階を変えて、発声練習は終わり。

 13時40分から、いよいよ曲の練習。
 2列、半円状に並んで、前1列が女声で椅子に座り、
後ろの列が男声で、立っている状態。

 さっきも書いたけど、今日は
『コンクール全国大会6日前直前練習』!
 松下先生、楽譜を取り出し、いよいよか、と思ったら。


 「今日は・・・(しばし静止)



        コンクールの曲ぅ?



 


 団員たち
     「他にナニやるんですかっ!」

 ・・・ネタの入れ方が細かいなあ(笑)。


 課題曲「Sicut cervus」(パレストリーナ)を通して。
 松下先生、最初から表情、指揮が本気!
 指揮は4拍子、3拍子の図形を振る…というモノではない。
 あ、この手の動きは・・・。
 そうだ、先ほどの発声練習の時の腕、体の動き。
 それが指揮に活かされている。
 指揮自体が、理想の発声をイメージさせるのだ。なるほど!

 GAUDIOSAさんの声は、素直な伸びのある声。
 “エネルギー効率がいい”というか、発声にムリがない。
 ブレスのポイント、体の動かし方に、団員全員の統一感がある感じ。
 (椅子に浅く腰掛け、背筋をぴーんと伸ばし、
  筆記用具が利き手にいつもあるのは当然?!)

 正直に言うと、練習の最初は
 「そんなにメチャクチャ上手いわけでもないんだな」…と思った。

 失礼ながら中の上、ぐらいの実力の人達が、
特定の曲を一生懸命練習して高いレヴェルにしている・・・
と思ったのだ、この時は。

 


(その2へつづく)