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観客賞スポットライト 混声部門 その2

 

 

 

 



全国大会まであと3日!
いま、衣類とお土産を鳥取のホテルへ
宅急便で送ってきたところです。

さてこの時期、風邪などひかれていませんか?
毎年恒例?某合唱団MLに流れた看護師さんたちの
「なんちゃって健康のお便り」をご紹介します。

↓ こちらは昨年の分。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2015/11/09/175801

 

 

「なんちゃって健康のお便り 2016」

 

 


最近のMLでは体調を崩したり、
喉が痛いなどの記載も多く、
辛い症状をかかえて
頑張っていられる方もいらっしゃるようですね。

この時期はどんな方でも体調を崩しやすい季節です。
皆さん各自で色々と対策をとられているとは思いますが、
私達からもいくつか
簡単に出来る対策を提案したいと思います。



1.乾燥・喉を潤す対策

空気が乾燥してきています。
室内も例外ではありません。
洗濯物はよく乾いて便利ですが。。。
朝起きたら、まず歯磨きしてみてください。
喉が途端に潤います。
外を歩くときはマスクを1枚つけるだけで大分違います。
マフラーで首回りは保温です。
室内ではなるべくカビの生息のない加湿器を利用したり、
それこそ洗濯物の部屋干し、
出張先ではホテルの浴槽に水をはるなどして
少しでも湿度を保ちましょう。
適度な湿度は喉の保湿のほかにも
ウイルスの活発な移動を阻害するのに効果的です。



2.食べ物で対策

秋の味覚にアルコールは付き物ですよね。
しかし、アルコールは取りすぎると
身体を冷やしてしまうので注意しましょう。
仕事が山積みでついコーヒーを飲む。。。
カフェインも身体を冷やしてしまいます。

昨年同様ですが、ネギや生姜、
ニンニクに唐辛子はよく効きます。
鍋が美味しくなってきました。
ラーメンならネギ山盛り、
蕎麦・うどんに七味かけまくり、
湯豆腐に生姜醤油、
飲み会に参加するなら中華の時に!

普段の飲み物は、
お湯にインスタントコーヒー抜き、
お湯にティーパック抜き、
お湯にお茶っぱ抜き、、、
お昼はインスタントの豚汁。
わかめスープ。野菜スープ。。。

喉の潤いを保つための粘液増加のためには、
ネバネバ系の食べ物!
トロロ、昆布、なめこ、納豆、もずく、
なんか色々あるじゃないですか?!
喉の痛みには、ハチミツの入った飲み物も効果的!



3.喉の痛み対策

まずは鼻水が出てる方!要注意です。
バイ菌入りの鼻水は初期段階で治さないと
いずれは喉に降りてきて喉に炎症を。
ひどいときには気管支、肺全体に炎症を広げます。

水分を多目にとり、食事に気を使うだけで、
軽症状のうちに治ることもあります。
喉に痛みがあったり、咳が出る、
声枯れの症状のある方は
喉を休ませる必要もあるかもしれません。
喉に炎症のある方、香辛料は炎症を悪化させるので少な目に。。

無理矢理の練習の参加は炎症を悪化させたり、
咳でバイ菌を皆に撒き散らす可能性も否定できません。
また声帯は、人の声に反応します。
自分が話さなくても聞こえてきた声に反応して
活動してしまいます。
声帯を休めたい方は、練習見学も時には逆効果です。
より休めるには、外を歩くときにも、
イヤホンやヘッドホンを
音を出さずに付けるのも効果的です。


ひどい炎症を鎮めるには、やはり受診をオススメします。
最近は夜遅めまでやっているクリニックも増えていますし、
合唱のためだけではなく、
生活していくことに支障をきたしたまま
過ごすことはオススメ出来ません。
全国大会当日、観客席から咳の音を出してしまったら、
きっと悲しくなるでしょう。

楽しい全国大会のために、
少しでも皆さんが健康でいられるために。。。
長文失礼致しました。

なんちゃって●●看護師会より

 

 

なんちゃって●●看護師会さん、ありがとうございました!
健康に留意して鳥取へ向かいたいものですね。




会場のとりぎん文化会館梨花ホール、
鳥取男声合唱団様のHPから
許可をいただいたので転載します。

 

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鳥取男声合唱団様HPより転載

 

鳥取男声合唱団様、ありがとうございました。




混声合唱部門、15:17から最初の休憩予定です。
そして15:35からセンスあふれる若き団体の登場!


 




7.埼玉県・関東支部代表

scatola di voce

(27名・3年連続出場)





scatola di voceは、イタリア語で「声の箱」の意。

初出場時はエセンヴァルズの「Stars」で
グラスハープを使い鮮烈なデビューを。

公式HPに掲載されている
プロフィール写真などがとにかくオシャレで
私のような日陰者には「ま、まぶしい…ッ!」と思うほど。

見た目だけでなく、
指揮者:森田悠介先生の音楽センスもとても良く。
昨年の演奏の感想では


課題曲G2が少人数でも美しい響きを指向し、
フレーズ末の処理など、オシャレでデリケートな印象。
自由曲:コダーイ「夕べ」もロングトーンが美しく、
ジェンジェシ「ベツレヘムに幼な子生まれぬ」は
リズムの入れ子など、
音楽上のポイントを効果的に演奏していて
好感を持ちました。
全体に指揮者と歌い手さんのセンスが光るステージ。
次回、聴くのが楽しみです。

・・・などと。



scatolaさん、今回の課題曲は
G2 Szép könyörgés 
(Balassi Bálint 詩/Kodály Zoltán 曲)

自由曲は Johannes Brahms
「Zwei Motetten Op. 74」より
「Warum ist das Licht gegeben dem Mühselig」
 (何故悩み苦しむ人々に光が与えられたのですか)


ほー! ブラームスの名曲を!!
「ヨブ記」や「ヤコブの手紙」から取られたテキスト。
神への問いかけ、慈悲を、何度も繰り返される
「Warum(何故)」とともに。

それにしてもエセンヴァルズ、ジェンジェシと来て
ブラームスという選曲・・・ちょっと不思議?

しかし、昨年のスカートラさん記事で
団員さんはこう答えられていました。


今はあらためて自分たちの目指す音楽とは何なのかを
思い返しながら日々練習に励んでいます。
常に成長を追い求め、
変化を恐れずに歩み続けた結果、
今回再び全国の出場機会をいただくことができました。
年を追うごとにメンバーが入れ替わりながらも、
その土台には今まで変わらずに抱き続け、
積み重ねてきた『スカートラの音楽』があります。
コンクールという評価される場においてこそ、
より多くの観客の皆さまに私たちの想いを
音楽にのせて届けられたらと、心から思います。
そしてその先に広がる可能性を信じ、
これからも私たちらしい音楽を追求していきたいと思っています。

 


常に成長を追い求め、
変化を恐れずに歩み続けた結果

その土台には今まで変わらずに抱き続け、
積み重ねてきた『スカートラの音楽』があります


この選曲もスカートラさんの成長ということなのでしょう。
今年も「スカートラの音楽」楽しみにしています!








続いて歴史ある団ながら進取の心が盛んなこの団体。








8.大分県・九州支部代表

 

大分市民合唱団ウイステリア・コール

http://www.wistaria-chor.net/pc_index.html
(40名・4年ぶりの出場・第37回大会以来25回目の出場)

 



ウイステリアさん4年ぶりの出場なんですか!
そんなに長い時間が経った気がしないのは
3年前に大分まで演奏会を聴きに行ったり
http://bungo618.hatenablog.com/entry/20130625/1372112260

↑ いろんな気づきがあった非常に良い演奏会でした!


昨年の九州大会で各声部をきっちり、
クリアに聴かせたパレストリーナや
ラターのレクイエムが印象的だったからかもしれません。


4年前はアンジェルス児童合唱団と
大分市民合唱団ウイステリアコールの合同団体である
アンジェルス&ウイステリアで出場。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/20121116/1353076271

自由曲に委嘱作品の佐藤賢太郎作曲
「ウミガメの唄」より
「月夜の旅立ち」「白い奇跡」を演奏し、
会場中の涙を誘っていました。
だって富山県合唱連盟のスタッフさんも泣いてたんですよ!?
http://bungo618.hatenablog.com/entry/20121201/1354367717


指揮者は飯倉貞子先生から猿渡健司先生に代わり。
(演奏会では飯倉先生も指揮をされているとか)


今回のウイステリアさんの課題曲は
G1 Che se tu se'il cor mio 
(Giovanni Battista Guarini 詩/Claudio Monteverdi 曲)

自由曲はアメリカの作曲家NICHOLAS WHITE
「O Magnum Mysterium(おお大いなる神秘)」

アルゼンチンの作曲家Ariel Quintana
「Psalm 95(詩篇95)」
「Here I Am(私はここにいる)」


優しい空気に満ちたホワイトから
輝かしいファンファーレのようなキンタナの詩編95と
美しく歌い上げる「私はここにいる」。

どの曲も旋律がとても美しく良い曲です。
特に「私はここにいる」の盛り上がり!
梨花ホールをウイステリアのクリアな音色で
きっと満たすことでしょう!








続いて美しい響きを持つ若い団体。









9.岡山県・中国支部代表

合唱団こぶ

https://www.facebook.com/kobsoja/
(46名・8年連続出場・第62回大会以来8回目の出場)



 


こぶという団名は
指揮者:大山敬子先生のイニシャル「K」と
中学校での教え子「OB」たちの
文字をつなげた「K + OB」から。
今では教え子の中学出身以外の団員さんも
多くいらっしゃるそうです。


最近の演奏ではクリスタルな響きも連想できるような。
そして曲の心をまっすぐ伝える真摯な表現が特長。

今回のこぶさんの課題曲は
課題曲G4 角を吹け(「印象」から)
(北原白秋 詩/市原俊明 曲)

自由曲はEdvard Grieg
「Fire salmer(四つの詩篇)」より
「Hvad est du dog skjön(うるわしきかな神の子よ)」

NICHOLAS WHITE
「O Magnum Mysterium(おお大いなる神秘)」


グリーグの「うるわしきかな神の子よ」は18年前の課題曲。
男声のソリストと合唱が呼応します。

そしてホワイトの「おお大いなる神秘」は、
アレ?前の団体のウイステリアさんと同じ!
それでもウイステリアさんは最初、
こぶさんは最後に持ってくるところが面白い。



中国大会を聴いた印象では


課題曲G4 角を吹け。
まず第一声から鳴る!鳴り響く!!
立派な男声、この輝くようなサウンド。
うつろい、煌めく和声の色彩感は素晴らしい。
そういう印象を受けたのは全団体で「こぶ」さんだけ。
減衰やロングトーンもただ音量が少なくなる、
ただ伸ばすではなく、隅々まで神経が通っていました。

自由曲2曲目Nicholas White
「O Magnum Mysterium」
この良い曲を丁寧に、
そして良い曲と感じながら一心に歌う姿…。
過去のGuy Forbes「O Nata Lux」の名演奏を思い出しました。
中間の男声と女声の旋律が絡む箇所では
涙腺がゆるんでしまうほど。

2日間全団体の中で最高位の団体へ贈られる
「コンクール大賞」も納得の高い水準の演奏でした。
きっと鳥取での全国大会でも良い演奏をして下さると
大いに期待しております。


・・・などと書いておりました。

 


昨年のこぶさん、
ちょっとホールの響きを
掴めていなかった印象があったのですが、
この鳥取の梨花ホールでは何度も演奏されているはず。


さあこぶさん、本気出しちゃってください!!







今回のスポットライト!
中国支部から初出場のこの団体です。







10.広島県・中国支部代表

Kammerchor "Hiroshima Kantorei"

https://www.facebook.com/HiroshimaKantorei/
(35名・初出場)

 


初出場おめでとうございます!

結成して3年で全国大会という広島カントライさん。
最初の練習は17人だったとか。


課題曲はG1 Che se tu se'il cor mio

自由曲はJ.G.Rheinberger

「Mass in E-Flat Major, Op. 109」
(ミサ曲 変ホ長調 Op. 109)より
「Credo」

 

ラインベルガー、1878年の作。



中国大会で聴いた感想では


課題曲G1はパートごとのまとまりは良く、
音楽の各箇所での主従をちゃんと理解し、
さらにダイナミクスの選択も優れたもの。

自由曲J.G.Rheinberger「Credo」。
おお、コンクールでラインベルガー!
全体にキビキビと躍動感を感じられる演奏。
各部始まりの男声はとても良く、
後半からは来て欲しい声がズバッと鳴り、
華やかに世界を広げるイメージがありました。

カントライさんの演奏を聴くのは初めてですが、
指揮者の寺沢希先生は
同じ広島の男声合唱団”寺漢”さんでも指揮をされていて
宝塚のコンクールや演奏会で聴いていました。
楽曲を高みから大きく見つめ、
しっかりとした骨格の音楽を作られるのが良いなあ…と。

カントライさんの選曲と音楽、
鳥取でもその個性を発揮してくれると信じています。




指揮者の寺沢希先生からメッセージをいただきました。


Kammerchor "Hiroshima Kantorei"は
2014年に結成された広島の室内合唱団です。
ロマン派の無伴奏宗教曲を
その中心的レパートリーとして活動しております。   
管弦楽やピアノ等ではレパートリーの中核となっている
古典派・ロマン派の作曲家には
合唱でも素晴らしい作品が多く残されています。

言語の問題、宗教的背景もあるかと思いますが
日本の合唱団がそれらを取り上げる頻度は
決して多いとは言えません。
それは演奏者にとっても聴衆にとっても
決して幸せなことではないと考えます。

私は特に個性豊かな巨人が輩出した
ロマン派の時代に強く惹かれます。
調性音楽の爛熟、個と伝統のバランスの中で
素晴らしい作品が生み出されました。
その中でも宗教作品は普遍的な価値でもって
その生命力を保ち続けています。
私はこの合唱団でそれらの作品に触れることで
その偉大さを実感し、
それによって併せてルネサンスや、
近現代の作品の価値をも再認識したいと考えています。

今回、演奏するラインベルガーの変ホ長調ミサ曲は、
私が10代の頃、
皆川達夫先生の「合唱音楽の歴史」の一文に惹かれて
辿り着いた作品です。
全6章を貫く歌謡性に加え、
穏やかさ、晴れやかさがみなぎっていて、
キリスト教音楽の一つの理想に到達している作品と考えます。
この曲を知った時からこの曲の最高の演奏をすることが、
私の音楽人生の目標の一つとなりました。
この度、幸いにもその可能性を持つ
この合唱団と出会うことが出来ました。
ミサの中でも核心の「信仰宣言」である「クレド」を、
ラインベルガーが楽譜に込めた篤い信仰心を、
私たちの共感の声にのせて
皆様に届けることが出来ましたら幸いです。

 

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(広島流川教会にて開催した第2回定期演奏会後とのこと)

 

 


寺沢先生、ありがとうございました!
ロマン派の無伴奏曲を主要なレパートリーに。
そして10代の頃に知った憧れの曲を
合唱団と出会うことで実現する・・・
素晴らしいことです。

どうかその喜びを力強く
客席へ伝えていただきたいと思います。









続いて東北の唯一無二の選曲をされる団体です。


 

 

 

 



11.宮城県・東北支部代表

グリーン・ウッド・ハーモニー

(54名・18年連続出場・第2回大会以来34回目の出場)

 



グリーン・ウッド・ハーモニーさん(以降GWHさん)は
自由曲に現代曲を選択することでも知られています。

昨年の作曲家もシェーンベルク。
…この方は有名ですよね?

ウェーベルン。ご存知ですか?

クルターグ・・・だれ?という感じでしょうか。


でもね、幅広い年代層の団員さんが
指揮者:今井邦男先生の深い考察の元、
一生懸命に演奏する姿が説得力あるんです。
ちなみに昨年は金賞2位の長崎県知事賞を受賞。


GWHさん、今回の課題曲は
G1 Che se tu se'il cor mio

自由曲はGyörgy Kurtág
「8 Choruses to Poems by Dezso Tandori, Op. 23」より
(デジェー・タンドリの詩による8つの合唱曲)
I 3つのカノンより
「カノンi お前から離れるか?」
「カノンii 今やじっとして」

Alfred Schnittke
「Stikhi Pokayanniye(12の回心の詩編)」より
「My soul, why are you in a state of sin?(わが魂よ)」
「O Man, doomed and wretched(呪われた貧しきものよ)」



昨年も演奏されたルーマニアの作曲家クルターグと
ロシアの作曲家シュニトケの作品を。

張り詰めた空気が満ちるクルターグの後に聴くと、
シュニトケも現代音楽なんですが
ずっと「歌」に聞こえます!

どちらもかなりの難曲。
しかし、名指揮者、今井先生の音楽で
GWHさんがまた説得力ある
独自の世界を展開して下さることでしょう!








東北からもう1団体の登場です。



 




12.山形県・東北支部代表

鶴岡土曜会合唱団

https://twitter.com/tsuruokadoyokai
(50名・4年ぶり・50回大会以来10回目の出場)


 



4年前に演奏を聴かせていただいた時は
三善晃先生の「地球へのバラード」より
「私が歌う理由 」「夕暮」。
さらにその前の年は
混声合唱とピアノのための「その日 -August 6-」でした。



今年の課題曲はG2 Szép könyörgés 

自由曲は三善晃
「嫁ぐ娘に」より
「時間はきらきらと」
「かどで」


おお、今回も三善先生の作品!


鶴岡土曜会混声合唱団さんの演奏は
聴くたびに誠実な音、
真摯な演奏だなあと感じていました。

9年前の出場時にも「嫁ぐ娘に」から
「戦いの日々」と「かどで」を演奏。


「嫁ぐ娘に」は
高田敏子さんの結婚される娘さんを想い書かれた詩に、
三善先生が初めての無伴奏混声合唱の作品として
世に出されたもの。

当時、独身で子供もいなかった三善先生は
この詩に作曲されることに不安があったそうですが


これは、高田さん母娘の真情の絆ではあろう、が、
高田さんの言葉がその「個」の情感を経る前にここに、
ひとりの人間の祈りがある。 
高田さんは、お嬢さんへの語りかけを通じてそれを綴ったのだ。

 


三善作品を何度も取り上げ、
真摯に誠実に作品へ向かう鶴岡土曜会混声合唱団さん。

「ひとりの人間の祈り」、
ぜひ聞かせていただきたいと思います。

 

 

 

 

(明日夜の最終回へ続きます)