ハーモニー冬号届きました

 




お待ちかねのハーモニー冬号が届きました。


 

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会報ハーモニーのページ



やっぱり全国大会の座談会ですよね!

池辺晋一郎先生と本山秀毅先生の
ダジャレの応酬対談も楽しかったですが
佐々木正利先生と辻秀幸先生の感想が良いですねえ。

 

 

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大学ユース部門、いきなり佐々木先生の
「もっとできるでしょ」
「期待外れとは言わないけど、
 このぐらいかなという予想を超えてはくれなかった」
という厳しい発言から(笑)。



佐々木正利先生は当ブログでも紹介した

 


知ってましたか?岩手大学合唱団


今も非常に良質な演奏をされる
岩手大学合唱団の常任指揮者、
佐々木先生のお言葉ということで
頷きながら読みました。
辛口が冴えるこの座談会は必見です!


自分はこの座談会、
今回に限らずもっと多くの方に
読んで欲しいと思っているのですが、
その理由は
「自身の音楽観を強くすることができる」
からなんですね。

審査員が出した順位を気にする人は多いけど、
「ではなぜ審査員はその順位にされたのか?」
という道筋を知ろうとする人は少ない。
この座談会を読めば、
自分が高評価の演奏に低評価を下した審査員の道筋、
あるいはその逆の場合でも、
演奏の何を重要として考えられているのか?
ということがよくわかる。

プロフェッショナルの音楽家が演奏に何を求め、
どんな観点から聴いているのか? 
それを知り、自分との違いや、
たとえ同じでも考察力や知識、感性の深さを知ることは、
自身の音楽観を強化することに繋がると思うのです。

人それぞれ好みや大事に思っていることは違うわけで、
それをまったく知ろうとせずに
「自分の音楽観はコレ!」
と言い張るばかりだと、
やっぱり説得力に欠けてしまうのでは?


他者の「音楽を聴く道筋」をいくつも自分の中に貯え、
「それでも自分の音楽観はこれです!」
と言えるようになりたいですね。



大学ユース部門に出場された
某団体への佐々木先生への辛口ながらも
愛ある助言。


せっかくコンクールに出てるんだから、
他団体の演奏を聴く。
審査員のアドヴァイスを
真摯に受けとめて勉強する。
自分たちだけで歌って楽しむことに
茶々を入れるわけじゃないけど、
そのレベルで終わっちゃもったいないよ。




ハーモニー誌、座談会について
あともう1回記事を書きたいと思います。