ハンナ9月号の
「特集2 合唱と家族のカタチ」、
家族コーラス:左座家さんの特集も面白く。
(いつか復活されたとき、生演奏を聴いてみたいですね)
しかし圧巻は何と言っても
「合唱人100人の家庭と合唱」という
合唱を趣味とする既婚男女100人へのアンケート!
知っている合唱団、知人の名前が頻出するこの企画(笑)。
「お子さまのいらっしゃらない方にお伺いします。
お子さまができても合唱活動を続けたいですか?」
「あなたの配偶者はお子さまができたとき、
合唱活動を一旦休止しましたか?
またそれは産後どの程度の期間でしたか?」
…など興味深い質問と、
その答えとなる円グラフが興味深いです。
「お子さまのいらっしゃる方にお伺いします。
お子さまができたとき、
合唱活動を一旦休止しましたか?
またそれは産後どの程度の期間でしたか?」では
「休止しなかった」のは男性71%、
女性は半年以内の休止が22%。
そして6年以上の休止が40%という男女格差が。うーむ。
「配偶者が合唱人の方にお伺いします。
合唱活動や家事・育児のバランスは
夫婦でどのように調整していますか?」という問いに
「調整はしていません。
夫は自分だけが歌を続けやすい環境を保持し、
妻はそこから残された時間でしか活動できません」
と書かれた匿名希望さん。
言外から怒りがにじみ出ておられる…。コワイヨー。
もちろんご夫婦で協力されているお答えも掲載されていますが。
個人だけではなく、合唱団側の対策として
「子どもと一緒に練習に行こう♪」というページでは
子どもと一緒に練習する埼玉の合唱団、
Chrysanthemum(クリサンセマム)さんを紹介。
ある日の練習では団員4名に対して
9か月から4歳のお子さんが7名!
お、こちらに写っている指揮者、
scatola di voce指揮者:森田悠介先生じゃないか!
そういや再掲載した合唱団訪問記、
岐阜の合唱団MIWOさんでも
16年前はお子さんと一緒に練習してましたっけ…。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2016/10/25/065958
他にも広島のコーラスグループ☆ベガさん、
Kammerchor "Hiroshima Kantorei"さんでは
託児システム、
ベビーシッターを依頼しているとのこと。
かなり具体的な方法まで書かれているので
興味ある方はぜひ。
合唱が同じ趣味ということで
一緒になるご夫婦も多いでしょう。
家庭の問題、解決の仕方はそれぞれで
簡単に口を出せるものではありませんが、
共通の問題を明らかにし、
解決へのヒントまで示唆するこの企画は
とても良いものと感じました。
月刊ハンナ、定価760円!
http://www.chopin.co.jp/Hanna/