クリスマスの奇跡


 世間的には今日が休日ということに気づかず
携帯のアラームをいつもどおり「平日」で鳴るようセットし、
設定通り鳴らないアラームのため
危うく遅刻しそうになった文吾です。こんばんわ。
 ええ今日も明日も当然のように出勤です。


 今日はクリスマス・イヴらしいですねえ。
 そういやこの時期のドラマとかでよく
 「クリスマスの奇跡」とかいう言葉が出てくるじゃないですか。
 あれってなんで「奇跡」が起こるんでしょうね?



 キリストの生誕、というのが神に祝福された
奇跡的なことだったので、そのおすそ分け?として
今でも奇跡が舞い降りる・・・ということなんでしょうか。

 
 でも同じ奇跡だったら、一回亡くなって、
三日後にキリストが甦った日、とかの方が奇跡っぽくない?
 死人が生き返っちゃうほどなんだから、
そっちの日のほうがよっぽど奇跡のおすそ分けが望めると思うんだけど・・・。
 
 待てよ? キリスト以外にも釈迦はどうさ?
 灌仏会の奇跡(旧暦の4月8日)、とか無いんでしょうかね??

 そんな信者さんの反感を買うような思考をめぐらせながら
いろいろ検索していたところ。
 あれ? こんな説もあるみたいですよ。


 「ブッダもキリストも誕生日は分からない」
  

例えば、キリスト降誕の日は「クリスマス」として
12月25日があたりまえと思われがちですが、
単にローマ帝国の農業神サターンのサトゥルナリア祭、
あるいは太陽神の冬至祭に併せて同じ日を
キリスト降誕の日にしただけの理由です。
この日を境に昼の長さがどんどん増えていく(=太陽が甦る日)
という意味もあるようです。
それまでは、キリスト降誕の日はばらばらで、
ユダヤ暦の1月6日とか3月21日とか12月25日とかの
任意に行われていたようです。


 えーーー。



 ・・・まあでもクリスマスソングが流れ
イルミネーションが輝く今の時期
「何か」 が起こる様な、
そんな奇跡の予感がふさわしい空気に満ちてますよね。


 以前にも紹介しましたが
センター試験の受験生を涙させたという

江國香織さんの『デューク』も、
(↑ クリックすると全文が読めます)
クリスマス時期の、
そんな奇跡を描いた名短編だと思います。
 
 いま、改めて読むとまた新しい感動が得られるかもしれませんよ。

デューク

デューク

 
 それではみなさんにMerry X’mas!