「深夜食堂」(1) 安倍夜郎

 アクセス解析を3日前から付けているのだけど
 「2007 ベスト マンガ」という言葉で
このブログへやってくる人がけっこういる。



 ・・・ナンデダ?と思ったら


 YAHOOの検索で最初に来てるんですね、このブログ。


 理由が判明してもさらに



 ナンデダーッ!!!と思うのですが。



 ええ、マンガ好きのご期待に沿うよう、
今日も買ってきましたよ、マンガ。


 深夜食堂(1)  安倍夜郎
 

 営業時間は夜12時から朝の7時まで。
 メニューは豚汁定食と酒類だけ。
 あとは勝手に注文してくれれば、
できるものなら作る、という形式の店。


 出てくる料理は赤いウインナー、きのうのカレー、
猫まんま、焼き海苔、ナポリタン、きゅうりのぬか漬け・・・など。
 そこら辺にあるような食べ物が、
左目に傷跡のある主人をはじめ、
一癖ある客たちとお話を作り出す、一品一話の物語。


 滝田ゆうの系譜とも思える絵柄は、
41歳でデビューした遅咲きの作者ということもあるのかも。


 お客に落語家がいるのだけど、
話の落とし方といい
食べ物を絡めた人情話などの落語、と思ってもいいかな。
 

 派手さは無いし、
そんな美味しそうに描かれているわけでもない食べ物が
なぜか地味に「…食べたい」と思わせてくれるのです。
 味わいのある食べ物、そして物語。いいですよ。


 第2巻は今年の初夏に発売とのこと。
 「四万十の青海苔をかけた焼きそば」の話、
載ってるかな・・・。


 この本に関してはこちらのブログ
 安倍夜郎「深夜食堂」第1集が発売。じんわりと腹の減る漫画です。
 絵も載っていて感想も丁寧で◎




 ・・・しかし「2007 ベスト マンガ」でここへ来るような人には
私のマンガチョイスってこの本に限らず
大きく外れているような気がするのは・・・気のせい?