2007年 聴いた演奏を振り返る その4


 <9月>
 ノルウェー・ソリスト合唱団
 9月9日
 名古屋・しらかわホール


 やっぱり京都:合唱シンポジウムでの
オスロ室内DVDの印象が凄すぎた。


 選曲のためもあるし。
 (DVDで演奏したソリスト主体のノルウェー民謡は
  あまり演奏しなかった)
 バッハは余裕も感じさせる演奏だったけど
その分、スリリングさというか「その場で音楽を造る」感じがしない。
 「Fire salmer(4つの詩篇)」も後半は客席を取り囲むような
面白い演出でしたが、伴奏パートのバランスが崩れたり、
響きの面として、
求めている音響が今ひとつ私にはわかりませんでした。
 これは20人強、という少人数のこともあったと思います。
 

 しかし、「ソリスト合唱団」と銘打つだけあって
どれだけ音楽を伸ばしても、たっぷりと説得力ある演奏が出来ること。
 そして各パート、必要となればどんな箇所でも
輝ける、つまり主旋律にできることには感心しました。
 あとはノルウェーらしい(?)リズムの力感、ですかね。


 日本の合唱団で聴く北欧合唱曲は、単に「キレイ、透明」
という印象から抜けられない演奏が多いのですが
フレーズの端々に、時には重く、そして力強く効かせるリズムは
いわゆる「北欧もの」への印象を変えさせるものとなりました。


 最後のノース・エコーとの合同演奏が
(技術的な水準は別にして)一番心に響いた演奏となりました。
 ああいう“伸びやかさ”や“観客へ歌う”印象って、
全国大会ではノース単独でも少し備わっていたのかな?
 残念ながら聴けませんでしたが・・・。


 もっと良い感想は
作曲家:長谷部さんのブログに書かれていますね。





 <11月>
 全日本合唱コンクール 一般の部A・B
 11月10,11日
 東京:東京文化会館
 

 ・・・一番の難関、来た!
 これから少しずつ・・・書いていければ・・・・・・いいなあ・・・。
 (まず言い訳から始まると思います。ううう)



 ブログ再開の日をお楽しみに!