ウケるひと皿


 昨日、自分の作った料理の画像を整理していると。





どーも、なんかチマチマ、というかセコセコというか
『ガツン!』と来る感じが無いなあ、と思った。


 『ガツン!』としたい。
 料理を出して『わー!』と喜ばれたい。


 そんな願いを込めて、この料理本を購入しました。






ウケるひと皿

ウケるひと皿

 


 allaboutで「男の料理」というコーナーを持っている
 http://allabout.co.jp/gourmet/cookingmen/
土屋敦さんの本。
 「男」「ウケる」! いーじゃないですか。
 早速作ってみましょう。


 「お坊さんが気絶したナス」
 http://allabout.co.jp/gourmet/cookingmen/closeup/CU20050806A/index.htm


 茄子はじゃがいもと並んで大好きな野菜のひとつ。
 レシピでは青唐辛子だけど
売ってなかったのでしし唐を代わりに。
 本ではトマト、玉ねぎは炒めないんだよねえ。


 蒸し焼きにした茄子に詰め物をして。
 冷蔵庫で冷やして、と。


 ・・・むー、あまり見た目がヨロシクない。
 このイタリアンパセリを飾って美しく!
 (↑ こういうところがあまり男らしくない)

 
 さて、お味は・・・。
 外面がお坊さんの私ですが。
 気絶するほどでは無いけど美味い料理。
 食べ進むと、とろり、とした茄子の食感と
少し甘めの汁、レモンとトマトの酸味。
 それに炒めなかったので
シャクシャクした食感の玉ねぎ、しし唐と後を引く美味しさ。
 繊細な味だからイタリアンパセリは合わないかも。


 
 続いては
 「タラとジャガイモのアサリ風味」
 http://allabout.co.jp/gourmet/cookingmen/closeup/CU20060125F/index.htm


 レシピではベーコンを使うけど、
こないだのアンチョビーソースを代わりに。
 さらにアサリの代わりに、安かったのでハマグリを。
 

 …うーん、タラ、じゃがいも、玉ねぎ、と色味が白系統ばかりだなあ。
 彩としてアスパラも加えて、と。
 (だからそういうのが男らしくない、と・・・)




 アスパラ大正解!
 ハマグリうめーーー。タラが脇役になるくらい(笑)。 
 ソースをよく吸ったジャガイモも美味しいです。


 さあ、最後の料理にしようかな。


 「牡蠣の手羽先餃子」 
 http://allabout.co.jp/gourmet/cookingmen/closeup/CU20051109A/index2.htm


 ↑では餃子スタイルにしているけど
本では詰めずに焼いて、
仕上げに酢とパプリカを絡める、というもの。
 バルサミコ酢を使ってみました。


 ・・・やはり、色彩的になんつーか・・・。
 お。このサラダ菜を散らすといいんじゃない?
 (だーかーら、そういうのが略




 手羽先にはしっかり塩コショウをすべきだったな。
 そして牡蠣と手羽先は食感の柔らかさが似ているのに
味わいが全く違うという面白さ。
 パプリカと酢がお互いの風味を引き立てている感じ。
 これは、お客さんに出す時は面倒だけど
餃子スタイルで出したら、驚いて、
その後にすぐ喜んでくれるんじゃないかなあ。良いアイデア!
(でも牡蠣はもうシーズン終わりだけどねー)



 白ワインはワインショップの店主が
 「これはお勧め!複雑玄妙でとにかく美味しい!!」と大絶賛していた
DOMAINE DE LALANDE SAINT VERANの2001年。
 ブルゴーニュ南部のワインで品種はシャルドネだそう。



 濃い黄色に穏やかな花の芳香。
 優しくとろりとした飲み口に息をつくと、
長く繊細な風味が尾を引いて・・・。
 さすが大絶賛するだけあって美味しい。
 ちと高かったけど、土曜の残業代分飲んでやる!と
決めたのでこれでいーのだ!!




 さて、3品作って、「ウケる」「男の」料理は達成できたか?
 


 ・・・それは読んで下さっている、皆様のご判断、ということで・・・。