藻貝とワイン


 こないだ書いた「羊とワイン」は実は先々週の日曜で。
 今週の日曜は、また違ったものを食べて飲んだのでした。


 「安めのワインを!」といつものワイン店で店主に頼み、
スーパーへ。
 今日は食材も安く上げるぞ。





 いーんじゃない、パプリカ。カラフルで甘酸っぱくて美味しい。


 続いて鮮魚コーナーで半額の貝。


 
 100円、なのは良いけれど・・・も?貝??初めて見るなー。




 旬は秋から冬みたいだけど
 「他県の物と比べ、風味・身の柔らかさ・色合いに優れています」
 へえ、面白い。これも買おう!



 と、いうわけで
オリーブオイルでニンニクスライス、ウインナーの薄切りを
弱火でカリカリになるまで炒め、
ドレッシングで和えたサラダ菜に半熟卵を載せ、
刻んだパプリカとニンニクスライス、
ウインナー薄切りを散らして完成!




 ふむ、半熟卵を崩しながら食べると卵のコク、
ニンニクとウインナーの香ばしさ、
パプリカの甘酸っぱさが良い感じ。



 そして殻を洗うと、確かに細かい藻がたくさん出てくる藻貝。
 これはニンニクのみじん切りと、
こないだの羊に使ったタイムの残りと
あとホウレン草でシンプルにワイン蒸しにしてみよう。



 どれどれ・・・とつまんでみる。



 おー、中身が詰まってるなあ。


 食べてみると・・・これはアサリやハマグリのような
やや繊細な風味ではなく、
どちらかというとサザエなどの味わいに近いような。
 食感もむっちりしていて、
アンチョビーソースのようなコクもあり、味が濃い!旨い!!


 後で同僚に聞いてみると
藻貝はここら辺では非常によく獲れる貝だそうで、
佃煮などにするそう。


http://www.okachu.co.jp/osakanajyouhou/mogai.html


 へー、瀬戸内の魚介はまだまだ知らないものがいっぱいあるな〜。

 貝、ということで白ワインの方を開けてみました。



 SIEUR D'ARQUES(シュール ダルク)2006
 http://www.rakuten.co.jp/marugensake/101017/132570/1900829/


 ふむふむ、樽の風味豊かで奥行きがある感じ。
 この値段のワインとしては珍しい風味です。
 ひょっとしたら高いワインと勘違いする人がいるかも。(私のように!)


 赤ワインの方が合うんじゃないか?とまで思う
強い味の藻貝に、がっぷり組み合って負けません。
 これは店主、良い選択をして下さいました!


 夢中で貝、ワイン、貝、ワインの繰り返し。
 今日も良い宴でした。



 <おまけ>

 駅前の本屋、「岡山舞台小説フェア」と名づけられたもの。



へえ、どんな本を並べてるんだ?と見たら





 「八つ墓村」「津山三十人殺し
 「ぼっけえきょうてえ(ホラー小説大賞作品)」
 「倉敷殺人案内」「獄門島」 ●●殺人事件
・・・等々。


 いや、間違っていないけどさあ!


 (「小説」じゃないけれど
 高校が岡山だった原田宗典のエッセイとか、
 岡山出身の内田百輭の随筆とかはー?!)