独りで選ぶからこそ


なかなか良かったエントリーなのでご紹介。



ニートの19歳女の子を札幌『紀伊国屋』に連れてったら感動して泣かれた話
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-408.html



これは単純に
「ネットよりリアルの方が素晴らしい!」ってな事ではなく
「自分で探し出す、自分で選択する」事の尊さを伝えたいのでは、と。


Amazonの「おすすめ商品」はうるさく感じる人もいるだろうけど
私はけっこう活用していることもあって一概に悪いとは言えない。
そんな筆者の言う
集合知によって発生する付加価値」も有益だと思う。



ただ、そういう他者からの情報を無くした裸の状態で
膨大に広がる本の海を前にし、
「自分」は何を見つけ、選ぶのか。


表紙が気に入っただけでも良いし 、
知っている作者の隣の本だった、という理由だって良い。
誰にも頼らず「自分」が見つけ、「自分」が選ぶ。
その頼りなさと不安。
それでもその行為で得る喜びは何事にも替えがたいはず。



他人から勧められた良作ももちろん良い。
しかし自分が独りで選んだものは、
とても深く、心の奥に響くはず。


これを読んでいるみなさんは、もう分かっていることだと思うけど。