桜を求めて


金曜日が休みだったので小旅行をしようと思い立った。
ちょうど桜が咲いている時期だし。


そんなわけでこちらへ昼過ぎに到着。






尾道駅




今回はロープウェイを使わず、千光寺まで行くのだ!






さっそくすこし上がった所から踏切前の桜を。







公園横の桜も綺麗です。







民家の庭にある桜も存在感を主張。


・・・しかし、かなり急勾配の階段を登るのは結構苦労。
この辺に住んでいる人は大変だろうなあ、と息をつきながら思う。







ようやく千光寺へ。









近くでは、まだ時間が早いので場所取りが多いけど
それでも花見をする人で賑わっている。







やはり高い所からの風景は良い。



まだ時間が早いので降りるのはちともったいない。






どうしよう、と桜もちソフトクリームをなめながら考える。
(桜の風味は控えめでした。香料とか使って無いのかも)







近くの尾道市立美術館に目が止まる。





「栄光のルネサンスから華麗なロココ」展か、よし!


レンブラントルーベンスも良かったけど
(「パトラッシュ、ぼくもう疲れたよ・・・」)
ポスターでもあるエル・グレコの「聖ペテロ」が特に良かった。
というのは、大原美術館のエル・グレコが名画という評価に
いまひとつピンと来ない人間だったのだけど
こうして近い時代の他作品と並べられると
エル・グレコの個性が分かりやすく、その魅力が伝わってくるような。


それだけでインパクトがある作品も素晴らしい。
しかし作品の時代性や経緯を少しでも分かっていると
より理解が深まるというのを実感しました。





美術館の窓は見晴らし良く、これも思ってもいなかった収穫。


どこやらかピアノの音が・・・と思ったら
明日の美術館コンサートのための調律だったようす。


さて、下るか!



道なりにけっこう空き家があり

「空き家再生プロジェクト」なんてのがあるらしく。

この家もなにか奥で作業をしていました。
古民家カフェなんてのもあり。


空き家を改装した猫石神社?みたいなものに入ってみることに。




猫石を回して、指した図のおみくじを引くというもの。





中吉「鼠捕る猫は爪を隠す」・・・わかるようなわからんような。







やはり日本古来の建造物と桜は合いますなあ。




そして下界へ。






「新開(しんがい)」と呼ばれる尾道の飲み屋街。
まだ日が暮れる前なので寂しさが。





いっぺん行ってみたい舶来居酒屋「暁」はまだ休業中なのかあ。





名物の串揚げ「一口」はさすが開店前から並ぶ人が5人以上。






今日はこの店で・・・。
(予約しないで入ったら「お久しぶりです」と店主に言われる。
 …約1年前なのによく憶えてるなあ。
 菜の花となめこのごま和え、出し巻き卵、
 肉汁があふれ出す球状ハンバーグ、
と名物料理が多い料理店です。満足)



たくさんの桜を堪能して帰った小旅行でした。



桜の魅力って何気ない風景を輝かせるところにあると思うんだよね。
汚れた階段を、こんな風に。