ハーモニー


新しい号が届いていました。




http://www.jcanet.or.jp/harmony/index.htm


個人的に面白かったのは
淀川工科吹奏楽部指揮者:丸谷明夫先生へのインタビューですね。


徹底的な個人練習や、姿を見せないオーディションなど
合唱との違いが興味深いです。
(合唱なら、見えなくしても声で
 「あ!○○だッ!!」ってわかっちゃうからね)


インタビュアーの河村氏が
「要するに吹奏楽は、とことん個人技の世界、ということのようです。
 トランペットが5人並んでいても、
 第1トランペット〜第5トランペットなのです。」


…と、あとがきで記されているように
そこまで順位付けができる、というのも吹奏楽の特徴なんでしょう。
合唱だと・・・非常に難しいですよね。
1パートをそれぞれに補完しあう為もあって。
(「合唱は小さい石から大きい石まで集まった石垣で
  吹奏楽は煉瓦を積むイメージ」なんて記述も)


それでも「合唱」という世界を客観視するためにも
こういうインタビューはどんどんやって欲しいものです。
客観視しないと、何が合唱の個性で、良い点か、
ということがわからないですし。


あ。「吹奏楽が合唱から学ぶこと」という項で

丸谷 合唱から学ぶことも多いですよ。管楽器って、
   慣れてくると息入れて指を動かして音を鳴らすだけに
   なりがち。つまり、頭を通過してへん。これは管楽器の
   まずいとこやね。
    でも、歌を歌うときに、
   声帯震わすだけで何も考えへん、なんて絶対ないでしょ。
   必ず頭を通過してるから音程が出てるわけでしょ。
   事実、少々音程の悪い子には、歌ってから吹かしたら、
   外れなしに吹くもん。


河村 吹奏楽をやるために、歌う練習をするということ?


丸谷 そう。発声がどうとかということより、
   頭を通過することが大きい。
   やっぱり原点は歌にあります。そう思います。


>歌を歌うときに、声帯震わすだけで何も考えへん、なんて絶対ないでしょ



・・・スイマセン。