全国大会高校B部門感想 つづき

そういや一月以上前に
西宮全国大会・高校B部門の感想、続きます。
…と書いたんですけど中断したままでした。
実はあれから5団体ぐらい書いたところで
間違って消してしまいましてね・・・。
不貞腐れて、そのまま放置してしまってたんでした。


もう自分のメモを見ても
実際の演奏は遙か記憶の彼方なんですが
まあ恥は最後までかきとおさねば!ということで
印象に残った団体の続きの感想を。



(何度も書きますが
独断と偏見に満ちた感想ですので
学校名検索などで不幸にも見てしまった現役高校生諸君は
あまり真に受けないように!
私が書いていない部分で
あなた方の良さはいっぱいあると思います)




福島県立橘高等学校合唱団(銀賞)


課題曲(五月のうた)は音楽の開始が素晴らしく
その流麗さに好感。
自由曲:鈴木輝昭「裸形」は
立ち昇り、熱のある声と表現が特徴的。
鈴木輝昭世界を過不足無く表現されていました。




和歌山県立田辺高等学校合唱部(銀賞)


ちょっと発声が未発達なところはあるけれども
(男声がこもりがち、ソプラノ響き不足、など)
全体から考えた音楽の設計が課題曲、自由曲ともに◯!
自由曲:高嶋みどり「ひとりぼっちの裸の子ども」は
全身で歌い上げるJazzyなその表現が緊張感あり、
飽きさせない。
欲を言えばスキャットの細かい抑揚や
ブルース部分はもっと表現の振幅があった方が…
でも「自分たちの曲」として表現するその姿には
とても好感を持ちました。


余談なんだけど「田辺」って
「た」なべ、って最初にアクセントが付くんじゃなく
「たなべー」って全く平坦に発音するんですね。
で。
その「たなべー」高校、審査待ちの歌合戦で呼ばれ、
歌った曲がなんと


ベートーベン「第九」(の一節)!


最初は「?!」の会場も、
歌い終わりには歓声・拍手でウケてました(笑)。




武庫川女子大学付属高等学校コーラス部(金賞)


自由曲:鈴木輝昭「絵師よ」は
フォルテでも耳に障らない発声が優れていて。
抑えた中、フレーズの細かい抑揚、
さりげなく繊細な表現など、
隅々まで磨かれたものに感心。
派手さは無いけれど、
こういったところを審査員はちゃんと認めるんですねー、
と思った結果でした。



(つづきます)