明日に架ける橋


↓の「全国大会出場団体への応援メッセージ」
まだまだ募集してますよー!
http://d.hatena.ne.jp/bungo618/20111006/1317888682



さて、話変わって
「harmonia ensemble を聴いた」(ブログ 「月曜の朝、午前3時」)
http://bit.ly/pzc5Gu 


area51さん大絶賛!なので、私も購入して聞きましたよ。
amazon最後の一枚(笑)。


「明日に架ける橋」
〜第40回フロリレージュ国際合唱コンクール報告演奏会(第2回演奏会2011年6月25日)



area51さんも書かれているように
ブレーンHPで視聴ができるので
そのままブレーンから購入したほうが良いのかも。
http://www.brain-shop.net/shop/g/gOSBR-28003/


聴いてみると・・・なるほど、これはなかなか。
私は既に昨年の全国大会で聴いているんですが
若々しく、統一された声、
指揮者を置かない故の自発的なアンサンブルが魅力的です。
声楽家:波多野睦美さんがharmonia ensembleへ寄せた文章(「春の声」から)

ハルモニア・アンサンブルの音楽はつきぬけて明るい。
それは彼らの一人一人が、手入れされた花壇にそろって咲く花であることより、
広い野で陽を浴びて育つ多種多様な生き物であることを選んだからだろう。
土から伸びるものであったり、地を駆け回るものであったり、個々の姿はさまざま。
ある時、ある風が吹くと、互いに身を振動させて共に音楽を奏でる。
春の息吹が合唱へと変わる瞬間。
それがハルモニアの響き。

…と書かれていますが、同感。
声を鯛焼きのように鋳型に合わせて揃えるのではなく、
目標とする音楽のため、さまざまな個性が、
「結果として合い」音楽を奏でるのは、
私も特に好むものです。


area51さんは
プーランクの「O magnum mysterium」とか
デュリュフレの「Ubi caritas」なんか最高にいいですね〜。
と書かれていますが、もちろんそのとおり!
ですが、harmonia ensembleの個性が一番出ているのは
G.Orbanの「Mundi renovatio」かな、と個人的に思いました。
この曲もかなりよく知られた曲だと思うのですが
指揮者に歌わされない、個々の音楽の集合が
これほど生き生きとしたものになるとは!
…と、少し驚きながら聴いてしまいましたよ。


もちろん不満がないではなく、
Josquin des prezの「Gaude virgo,mater Christi」は
男声の音色に違和感を抱いてしまったり。
民謡的な作品では声を変えて土臭さがもっと出ていたら
他の曲との変化が際立ったろうなあ、とか。


まあそれでも、最後の「明日に架ける橋」などで
ソリストたちに「歌える人が揃ってるんだな〜」と感心させられたり
邦人曲の日本語を扱う優しさは上質です。



harmonia ensemble、昨年の全国大会で
一般の部ABすべての団体中、
唯一私の涙腺に刺激があった団体なんですよね。
演奏ももちろんなんだけど、
その志(こころざし)とでも言うべきものは
やはり応援したいし見守りたいと思うのでした。



そんなわけでみなさん聴こう!harmonia ensemble