観客賞の投票についてご説明します。
参加資格:
「大学ユース部門」「室内合唱部門」
「同声合唱部門」「混声合唱の部」、
それぞれの部門、全団体を聴いていること。
(その部門の出演者は投票できません)
そして昨年に続き今年もLIVE配信が予定されていますので、配信で全団体を聴かれた方も投票できることにします!
投票方法は2つあります。
※生演奏を聴かれている方と、配信を聴かれている方ではハッシュタグが違うので注意!
1)ツイッターによる投票
投票方法:ご自分のツイッターアカウントで「室内合唱部門」なら
生演奏を聴いた方はハッシュタグ
#室内合唱22
配信を聴いた方は
#室内合唱22H
を付け。
19日室内合唱の部終演(16:27)から審査発表前まで(17:20)に良かった2団体を書いてツイート。
※できれば審査発表直前では無く、終演後すぐにお願いします。
その際、各団体の後に感想を書いていただけると、とっても嬉しいです。
1団体だけの投票でも結構ですよ。
(3団体以上を書かれると無効です。すみません・・・)
※前回、ハッシュタグを間違えた方が何人かいらっしゃいました。
1文字でも間違うと捕捉できないので正確にお願いします!
ツイート投票の例:
ムジカ●● 熱い演奏に燃えました!
▲▲声友会 密なアンサンブルと笑顔が良かったです。#室内合唱22
ツイッターアカウントを持っていない方は
2)メールによる投票
投票方法:メールアドレス
bungo0618*yahoo.co.jp
(↑ *を@に替えて下さい)
良かった2団体を書いて送って下さい。
件名は「観客賞」で。
締め切りの時間はツイッターでの投票と同じです。
※できればメール投票にもハッシュタグを付けていただければありがたいです。
いかがでしょうか?
つまり
1)その部門の出演者じゃない全団体聴いた人が
2)2団体もしくは1団体を書いて
3)生で聴いた人はハッシュタグ #室内合唱22
配信で聴いた人はハッシュタグ #室内合唱22H (←最後に【H】を付けるのを忘れずに!)
4)部門終了後すぐに投票
…してくださると、とってもありがたいです。
たくさんのご投票をお待ちしています!
伊勢神宮のご来光
提供:三重フォトギャラリー
さぁ、この日が来るのを待ち望んでいた!
お久しぶりの混声合唱団、2団体をご紹介します。
3.熊本県・九州支部代表
合唱団みなまた
(混声22名・38年ぶりの出場・第37回大会以来2回目の出場)
なんと38年ぶり、今回が2回目の全国出場というみなまたさん。
前回、みなまたさんが出場された1984年第37回大会の演奏曲を調べたのですが。
もう今はいらっしゃらない指揮者の方や団体を目にして、懐かしいやらちょっと込み上げるものが。
(みなまたさんは一般の部Aの5番目に出場して荻久保和明先生の「透明」を演奏。
福島高等学校男声合唱団さんがタリスの40声部のモテットを演奏しているのが凄いですね!)
みなまたさんのYouTubeにUPされている2曲を聴かせていただいたところ、岩本義久先生の音楽と言葉へのセンスに深みある人生を思わせ、とても魅力的に感じました。
みなまたさん、今回の演奏曲は
●課題曲
G3 草原の別れ
阪田寛夫 詩 大中 恩 曲
●自由曲
「春に」
作詩:和合亮一
作曲:信長貴富
ピアニスト兼団員の一期崎先生からメッセージをいただいています。
お久しぶりです。「合唱団みなまた」です。と言っても、38年ぶりなので、ほぼ「初めまして」ですね。
私たちは40年前に創団、翌年、初コンクールに臨むも撃沈、そしてその翌年、まさかの全国大会出場。
その後は県予選落ちも数回経験、かと思うと、九州大会金賞(代表ではない金)も2~3回はいただいたでしょうか、
そんな浮き沈みの激しすぎる40年を送ってきました。
当団の指揮者岩本義久先生は水俣高校音楽部を何度か全国大会に導いていますが、私たちは基本、音取りもままならない小さな町の合唱団です。
平均年齢が若かった頃は野心もありましたが、初全国から38年も経つと正直、もう一度全国に行けるなんて謙遜でも何でもなく全く思っていませんでした。
(全国の第一報が届いた時、誰一人信じなかったほど)
これは、色んなラッキーが重なったことと、何より岩本先生の我慢と辛抱の賜物なのです。
だから今回のこの奇跡のような全国出場は心から嬉しく、ありがたく、今の私たちにできる精一杯を丁寧に伝えられたら十分に幸せだと思っています。創団した40年前は水俣出身者への偏見、差別がまだまだある時代でした。
それでも団名に「みなまた」を入れ、水俣を誇りに活動してきました。
たまたま岩本先生が荻久保和明先生に渡した絵本がきっかけで生まれた「しゅうりりえんえん」は折にふれ演奏してきましたし、柴田南雄先生に合唱曲「みなまた」を、新実徳英先生には水俣生まれの渕上毛錢の詩による「七つの生きるうた」を委嘱、初演しました。
(合唱曲「みなまた」は合唱曲「みなまた」を創る会委嘱)
「水俣病慰霊式」「火のまつり」など、地域の活動でも演奏してきました。
今回の自由曲「春に」は東北の地で失われた故郷の美しい春の光景を君に届けたいという思いが歌われています。
福島原発のことには当時から「水俣と同じことが繰り返されている」という悲しみと憤りがありました。
「みなまた」だからこそ歌える福島の春への思いが伝われば、と思います。
一期崎先生、ありがとうございました。
団の成り立ちから「水俣」という土地への想い、そして40年活動を続けることの強さに打たれました。
さらに「みなまた」を題材とした作品と今回演奏される「春に」への繋がり。
「春に」は日本大学合唱団の第70回記念演奏会のアンコール向けに書かれた混声合唱曲。
東日本大震災を経た後の春に、それ以前の春とは異なる特別な思いを抱きつつ、普遍的な祈りとノスタルジー、そして希望を込めて作曲された一曲ということです。
「きみに 贈りたい風景がある」という風景が、現実の春では無く、その先を、という詩人の思い。
歌によって描かれる風景、歌うものと聴くものの間でしか共有できない風景。
みなまたさんの描く「春」はきっと素晴らしいものになる予感がします。
一期崎先生にはお写真も送っていただきました。
合唱団みなまた名物「ピンクレディメドレー」の写真です。
あまりにウケるので何年も続けましたが、
さすがに卒業しようと2年ほどせずにいたら、お客様が不満タラタラ。
で、復活させようとした矢先にコロナでした。
来春開催予定の40周年コンサートでは復活の予定です。
……っU?UFぉ??!??
メッセージとのギャップに、わたくし感情がグチャグチャでございます。
昭和の人間なら「あの曲のあの1シーン!」と特定できますね(笑)。
ぜひぜひ復活を切望いたします!
続いては18年ぶり!個性豊かな"あの”団体が久しぶりに登場です!!
4.北海道・北海道支部代表
https://twitter.com/yayoi_sgs_r
(混声18名・18年ぶり・第49回大会以来8回目の出場)
「やよいそうげんしゃあ〜る」……『舎』?『R』?!
初めての方には疑問符が浮かぶ団名ですが、この団体も大学生さんたちにぜひ聴いて欲しいんです。
発足当初からユニークな活動で気を吐く団体。
コンクール通かコンクール痛か知りませんが、「三重での全国大会?Rを聴いてないんじゃ話になんないね!」ってなると約束しましょう!
代表のまぐろさんからメッセージをいただいています。
全国の皆様、大変ご無沙汰しております。実に18年ぶりの全国大会出場となります。はじめましての方は名前だけでも覚えてやってください。弥生奏幻舎“R”です。前回出場した2004年の松山大会の時から舎員も大半が入れ替わり、気持ち的にはほぼ初出場と言ってもいいくらいです。
この2年間は練習休止期間も度々あり、集まって歌う機会が限られました。そんな中でもオンライン練習と称し、指揮者から楽譜の指示を確認したり各々近況報告し合う機会を設けました。
(指揮者以外はマイクをオフにしているので)聞いてもいない歌声に対して指揮者が「テナー上ずってる」とか「アルト遅れてる」など理不尽な指示を出すこともしばしばでしたが、コロナ禍においても舎員が欠けることなく活動を続けられたのは幸運だったと思います。
Rさんの演奏曲は
●課題曲
G3 草原の別れ
●自由曲
「Ave, Regina Caelorum(めでたし、天の女王)」(C.Cordero)
「Eripe Me(主よ、我を救い出し給え)」(R.Dubra)
「Cikala Le Pong Pong(チカラ・レ・ポンポン)」(K.Steven)
作曲家も日本、ベネズエラ、ラトヴィア、インドネシアとワールドワイド!
ここから指揮者:松岡直記さんのメッセージです。
演奏曲の紹介をいたします。
課題曲はG3「草原の別れ」。このシンプルな、余りにもシンプルなテキストと音楽に、サロン愛唱曲的な素朴な抒情を湛えたままでコンサートピースとしての構えをどう与えられるかが我々のテーマとなりました。曲の持つ質朴さだけに依ることなく、一方で音楽を恣意的ドラマティックに導くことも良しとせず、悪戦苦闘して来た結果が果たして「中庸の徳」となるか「どっちつかず」となるか、お聴きください。
続いて制限時間いっぱいに多様な音楽を詰め合わせた自由曲のセットリスト、1曲目は第4回日本国際合唱作曲コンクール第1位受賞作品、C.Cordero「Ave, Regina Caelorum」。疾走する5拍子に乗ってアイディア満載の様々な語り口が息をつかせず次々と繰り出される、「ジェットコースタームービー」ならぬ「ジェットコースターモテット」(?)です。松下耕先生が「全世界で爆発的にヒットするだろう」「近い将来、コンクールの定番となりそう」と評したこの作品を全国大会で紹介できるのは喜びです。
2曲目はR.Dubbra「Eripe Me」。純粋な教会音楽と思われるほどの敬虔で切実な訴えと祈りを、ステージ音楽として緻密に組み立てられた充実の和音の響きに乗せ歌います。1曲目と対照的に、内的・精神的な深みを表出したいです。
3曲目はパクパク族民謡(K.Steven編曲)「Cikala le pong pong」。ボディーパーカッションも駆使して弾けるエンターテインメントをお届けします。
コンクールという場ではありますが、「練習成果の発表」ではなく、真にお客さんを楽しませるライブのようなステージを目指します。実際にはこの18年間、「さわやかな日」も「苦しい夜」もいろいろありました。その年輪が演奏に表れているものか、ぜひお確かめ頂けたらと思います!
北海道支部大会後に撮影とのこと。
まぐろさん、松岡さん、ありがとうございました。
札幌出身の自分にとって弥生奏幻舎"R"は実に気になる団体でして。
ネットが普及する前から内外の珍しい曲を演奏し、作曲家に委嘱し、優れたパフォーマンスで観客を湧かせ続けていました。
自分が6年前に札幌を訪れ書いた「弥生奏幻舎"R"創立20周年記念演奏会感想」を読んでいただければその一端が理解できることでしょう。
2004年の愛媛大会以来、なかなか全国大会へは出場できず。
それでも4年前、13年前の札幌の全国大会では「史上かつてない2次会」の大変な幹事を引き受けてくれて、本当に感謝しかありません。
面倒な2次会の幹事を2度も、なかなか出来ることではないですよ。
2020年、コロナ禍に合唱界も沈んでいるとき、松岡さんのこんなツイートが目に留まりました。
「過去の音源を聴いて自分たちの音を思い出し、これからやる曲の譜面を見てできあがるハーモニーを想像すること。」「クサクサしたら一人で歌って、一人のむなしさを感じるのでなく合唱したときの快感を妄想すること。」「その妄想はいずれ現実になること。そのときは溢れるように楽しいこと。」
— 弥生奏幻舎“R”(あ~る) (@yayoi_sgs_R) 2020年4月12日
「その妄想はいずれ現実になること。そのときは溢れるように楽しいこと。」
……うん!Rのみなさん、待ち望んでいた現実のステージ!
どうか精一杯楽しみ、暴れてください!!