観客賞座談会・室内合唱の部 その3

 

 

津市木造町のポピー畑(津市)
提供:三重フォトギャラリー

 


2022年度室内合唱部門観客賞:第1位!

京都府・関西支部代表
アンサンブルVine

http://yumemirusakana.sakura.ne.jp/chorus/play-list/vine.html

 (※上の団名リンクはVine指揮者:伊東恵司さんのHP
「~目をひらく 耳をすます つぶやく~」内のものです)
(混声24名)

 

 

一同 拍手!


文 課題曲G1はちょっと遅めで
  丁寧な演奏でしたね。
  ソプラノの響きが
  空へ高く昇るようでした。


B ソプラノだけじゃなく、
 下三声も安定感と存在感があって
 埋もれることなく聴こえてきたのは
 さすがだと。


 そうですね。
  4声それぞれの存在感!


B あとポリフォニーの絡み合いを
 楽しんで歌うというより
 シリアスモードと言うか、
 歌われている言葉の内容に
 沿った雰囲気がありました。


文 自由曲1曲目
  プーランク
  「Riant du ciel et des planètes
 (空と惑星たちを笑う)」
  軽やかでプーランクらしい
  洒落た感じもあって良かったですね。


A あの速さで、ちゃんとハーモニーを
 決めるのがホント凄いなあって。


B あれだけ複雑な調で書かれた作品を
 平然とやられるものだから
 聞いてて混乱した!


A そうそう!調性が……


B 調性がわからなくて迷子になった!(笑)
 鮮烈でしたね~!


 この人数で二重合唱!
  音の軽重も鮮やかでした。
  2曲目エセンヴァルズ
  「There Will Come Soft Rains
 (やさしく雨は降り始め)」は?


B 1曲目とは打って変わって
 エセンヴァルズ特有の
 繊細なハーモニーが聴こえて
 うっとりしました。


C 人数以上の声が出ていましたよね。


文 たっぷり歌ってくれて。 
  3曲目はラター編曲
  「Sing a song of sixpence
 (6ペンスの歌を歌おうよ)」
  これはもう手慣れた世界!


C マザーグースが原曲で。
 でも意外と難しい作品だろうに、
 あんなに楽しげに歌って、
 こっちも笑顔になった!


B 楽しい曲だけど実は難しい・・・。


 ですね(苦笑)。
  いつもVineさんの演奏を聴くと思うけど
  「あんな風に歌えないよ!」って。


C Vineさんが歌うことで
 この曲の模範解答と言うか、
 かゆいところに手が届くと言うか。
 そうそう、こういう曲だよね!と
 納得しながら聴いてました。
 やっぱりVineさんは
 客席から拍手出るのも早いよね。


B ちょっと客席が
 他の団体と違う雰囲気だもの。


 お得意の動きは最後だけ、
  控えめに(笑)。


C コロナ前は凄いことやっていたから
 勝手にハードル上げてました(笑)。
 

 来年こそはVineのみなさんが
  派手に動ける世界になって欲しいですね。
  いや、それでも課題曲含め全4曲。
  見事に「THE VINEの世界」でした!

 

メール、ツイッターの感想です。


安定的なサウンドが心地よかった


フィギュアスケートのフリーの様に、合唱団の世界観を明確にした上で極めた演奏を聴かせてくれた


関西コンクールの際は順番前後で聞けなかったですが、いやもう本当に凄かった……ということでVineさんに投票


うまい、そして演奏にパッションを強く感じました


G1のハモる所で見つめ合ったり、皆でアンサンブル作ってる感じがすごい良かった…
プーランクのお茶目で皮肉効いてる感じ良かったし、最後の曲楽しいし可愛い!


やはり混声としては圧倒的な出来栄え
男声10人で二重合唱のハーモニーを(以下略)
ハーモニーが何から何までバッチリ決まってるのでさすが


ジョスカン・デ・プレ、もはや他のチームとは別物。なんやこれ。チート。女声美しいのに馬力あるし、男声柔らかいのに芯があるし、バイン相変わらず頭おかしい。バインバインまじでバイン。
テナーソリえぐ。声がゴージャス。なんや俺Vineの演奏会来たんだっけか。Vine、ブラーボ!
まじでチート。コンクールをコンクールじゃなくてミニ演奏会とみなす勢。


G1、課題曲も手抜きなし美しい声で丁寧に、聞き手を安心させる演奏。
自由曲は特に一曲目のラスト、ピタッと決まった和音に感動。


課題曲G1はこの団体の演奏が一番好みでした。自由曲のチョイスも良かったと思います。
Sing a song of sixpenceは何回も演奏されていると思いますが、今回の演奏が一番素晴らしかったと思います。
でも、直立不動でないVineの演奏が聴ける日が早く来ることを願います。


ピッチがとても高くて素晴らしかったです。
VineのG1の響きにうっとりしました。


Vineのアンサンブルは圧巻の上手さ。
あの難しいG1で音程が届くどころか突き抜ける(語弊)あたりからもう凄まじいし室内部門でキレッキレのプーランクのダブルコーラスとかいう異様な光景まで見せてきた。

 

改めて観客賞室内合唱部門の結果です。

【観客賞・室内合唱部門】

第5位 花凜歌

同率第3位 
合唱団みなまた 
Chorsal《コールサル》

第2位 女声合唱団ソレイユ

そして1は…

アンサンブルVine

でした!
ご投票ありがとうございました。


Vine団員:藤森さんからメッセージをいただいております。

 

こんにちは!
アンサンブルVineの藤森と申します。
現地や配信で聴いていただいた皆さま、ありがとうございました!

多くの方に投票いただけたこと、とても嬉しく思います。
我々としては懸命に演奏するだけなのですが、それを受け取ってくれる人がいて、さまざまな感想もお寄せいただいて、こんな幸せなことはないです。

コロナの色々が影響するので今後の見通しが立ちにくく、次どうするのかが未定の状況ではありますが、また、皆さまに演奏を聴いていただける日に向かって各自が研鑽を積んでまいります。

個人的には、来年こそ久々に文吾さんと飲みに行きたいと思っていますよ!

 

藤森さん、ありがとうございました。
(……最後、メチャクチャ私信。来年こそはぜひ!)
いろいろ状況が変わる中、藤森さんはじめVineのみなさんが前へ進んでいるのは実に頼もしく、未来の喜びが増えることですね。

来年のVineさんの演奏、そして飲み会も(笑)楽しみにしています!

 

(同声合唱部門 第5位の感想に続きます)