コールサル 11thCocert感想


2023.2.12

愛媛のまじめな合唱団?コールサルさんの演奏会を聴きに松前(まさき)総合文化センターまで。


それぞれはじまりのイメージが豊かで優れていたルネサンスポリフォニー。
歌、声に関連する言葉が詩中にある内外の作品を集め、聴く行為にまで思いを馳せることになったアラカルトステージ。
特筆すべきは全国大会でも演奏され、好評だった信長貴富氏・最初期の作品である「もし鳥だったなら」。
立原道造の詩情、青春の深い苦悩が信長氏の強い音楽衝動と合わさり、20人全員がひとりも気を抜くこと無く「わたしは生きられる よい時をえらんだ」と力の限り歌う。
心を強く打つステージでした。
 

 

↓ 2022年全国大会:指揮者ぜんぱくさんへのインタビュー。

↓ 2022年全国大会:コールサルさんの観客賞座談会。

 

最終ステージは公募で倍に増えた人数で同じく信長貴富「新しい歌」。
コロナ禍で歌う意味とテキストが重なったためか、自分たちの歌としての熱さに「これだよ!」と。
特に他パートの歌に自分ごと入っていくソプラノさんの姿勢に、このコロナ禍で忘れていたものを前にしたようで涙腺が……。
いやぁ良い演奏会でした!やっぱり合唱は良いね!と思わせる演奏会でしたよ。