204号、多くの人にとっては名曲シリーズの解説が気になる号と思いますけど、自分には「日本の作曲家シリーズ:三宅悠太先生」の「X JAPAN」「ブラームス知ってます!……名前だけ」そして2回の留年を経て、掴んだ音楽とは?というドラマティックな半生に読んでいて夢中になりました。
三宅悠太先生が作曲家を志したときのエピソード。「見た目の通り、やや背が高いので、中学校の時にバスケットボール部に入ったのですが、体育会系の『ウェイ!』に馴染めず、幽霊部員になってですね。その時X JAPANの「Forever Love」に衝撃を受けて『作曲家になる!』と」 #コンコンコン2020
— bung0 (@bung010) 2020年7月31日
クラシック音楽が琴線に触れたきっかけが、バッハのマタイ受難曲やブラームスのドイツ・レクイエム。
合唱、人の声が紡ぐ音楽の美しさに心奪われたとか。
「人との関わり」「人の心」の動く瞬間、三宅先生の合唱作品、三宅先生ご自身を知る上でも貴重な資料となりそうです。
【#ハーモニー】
— 全日本合唱連盟 (@JCA_from1948) 2023年4月13日
春号発売中!
🌸作曲家シリーズ▶️三宅悠太さん
今をときめく作曲家から、合唱指揮者の岩本達明さんと作曲家の相澤直人さんが話を引き出します。
X JAPANとの衝撃の出会い
藝大受験までの道のり
Nコン課題曲
など8Pの大特集
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「部活動の地域移行を深掘りしてみる」という特集も非常に興味深かったです。
元・文部省キャリア、現代教育行政研究会代表の方と、早稲田大学スポーツ科学学術院教授の方、お二人に尋ねる部活動と地域移行。
【#ハーモニー】
— 全日本合唱連盟 (@JCA_from1948) 2023年4月19日
春号発売中!
🌸部活動地域移行を深掘り▶️前川喜平さん、中澤篤史さん
元文部科学省事務次官で教育行政に長く携わった前川さんと、早稲田大学スポーツ科学学術院教授の中澤さんに部活動地域移行について伺いました。
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文科省も経産省も金を出さない、しかし教員志望者は減り続けるチキンレースと化してきた教育界。
地域移行について、メジャー部活は比較的容易だけど、バレーボールやハンドボールなどのマイナー系の種目は、部活があるからこそ競技人口が支えられている。(文化系もスポーツマイナー系と同じでは?)
さらに大都市と地方などの地域格差、保護者の金銭負担増の問題。
軟着陸として「部活動指導員」に報酬を別に出し、教員の兼業も認めるという提案。
部活というものをもっと柔軟に捉え、強制加入などではなく、本当にスポーツや音楽を愛する人を育むものとなっているか?という疑問には頷きました。
最後に関連して、千葉の松戸ユースクワイアさんへの取材。
団員さんに松戸二中合唱部顧問の先生がいらっしゃるそうで、新年度から休日は松戸二中合唱部と松戸ユースの合同で活動されるとか。
これも地域移行のひとつとして、とても興味深い試みだと思いました。
そうそう簡単に解決出来ない問題だからこそ、さまざまな視点から捉え、考え続けなければならない問題だなぁと。
あ、坂元勇仁さん、14年ぶりの編集委員復帰は嬉しいですね。
そんなわけで買おう!ハーモニー!!