観客賞座談会・大学ユースの部 その3

 

観客賞座談会・大学ユースの部。

前回は第3位の関西学院グリークラブさん、第2位のEnsemble SAKAEさんについてお話ししました。

 

それでは2025年観客賞・大学ユースの部

1は、

早稲田大学女声合唱団(女声47名)です!

 

 

一同 拍手!

 

 

C あんなにいろんな色のスカート!

 

 

 非常に女性的な視点だね(笑)

 確かにパステルカラーが綺麗だった。

 

 

B スカートだけじゃ無く、

 パンツスタイルの方もいてね。

 あの辺が今どきの団体だな~って。

 

 

A 普段使いできるのは重要かな。

 女声合唱フェスティバルでもあの衣装で。

 コンクールでも同じでちょっとビックリ。

 

 

 色がかぶってダメとか無いのかな?

 「あら、はパートリーダーお姉様の色よ。

 あなたにはまだ早いわッ!」(笑)

 

 

C 昭和の少女漫画ですか?

 

 

B そろそろ演奏の話もしようよ(笑)

 課題曲F4「かつて私は信じていた」、

 松元博志先生のピアノが華麗に響いてね。

 

 

A 前の都留文さんのドイツ語、

 レーガーの世界から一変して、

 あんなに明るい音に!

 

 

C そうそう、あんなに言葉が

 聞き取りやすいF4は初めて!

 

 

 明るかったよね~。

 メモに「健康優良児」って書いてる(笑)

 

 

C 私は「清楚」って書いてます。

 

 

AB文 清楚?!

 

 

C 女優で言ったら誰だろう、

 浜辺美波さんとか?

 

 

AB文 浜辺美波?!

 

 

 わせじょさんのイメージが

 浜辺美波かはともかく。

 この一点の曇りもない明るさ……

 「暗闇で口づけできるんかな?」

 とは思ったな(笑)

 

 

A バカにしないで!

 わせじょさんだって暗闇で

 口づけのひとつやふたつできるよ!

 

 

B その返しはどうなの(笑)

 スタッカートと

 なめらかなフレーズの対比や、

 ブロックごとの表現の変化が

 とても良く出来ていたね。

 

 

 自分はやっぱり自由曲1曲目の

 高嶋みどり「露営のともしび」。

 あのヴォカリーズの広がりに

 背筋がゾクゾクした!

 

 

A ハミングも秀逸でしたね。

 

 

B ソプラノの声の明るさが印象に残って。

 やはり言葉が明瞭で

 詩の想いが伝わった感が。

 

 

A 続いて信長貴富「明日」。

 出だしのユニゾン、

 品が良くてステキでした。

 

 

 全体にピアニッシモの魅力もあってね。

 

 

B アタッカで繋げていたけど

 違和感が無かったですね。

 早稲田の女性が

 自分の力で未来を拓く与謝野晶子の詩!

 ピッタリだと思ったな。

 

 

A わせじょさんの初期から

 見てきた自分には

 こんなに人数が増えたのが驚きで!

 早稲田には女声合唱団が無いから、と

 創団されたんですけど。

 

 

B 初期はワセグリの指揮者やっていた

 男の子が団員だった十数人の時代もあって。

 

 

 全国的に大学の女声合唱団は

 減少してますからね。

 

 

A 混声に行っちゃうんですよね……。

 でも大学ユース部門で

 唯一の女声団体でしょう。

 人数も増えて、

 音楽的にも成熟してきて、

 「大学の女声合唱って、

 まだこんなに可能性があるんだ」

 と示してくれた団体だったよね。

 

 

B うん、今の大学女声合唱の

 “希望枠”としても

 文句なしの1位だったと思う。

 好感しかない団体でした。

 これからも期待しています!

 

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

輝きのある声で発語も良かった。

 

美しすぎ!

序盤だったけど最後まで印象に残っていた

 

ディナミークのグラデーションの細かさに感動!

 

F4は高校生とは一味違う演奏。

露営の冒頭は鳥肌もの(好きな曲だから?) 

 

日本語の発音が美しくて素敵でした

柔らかさの中に芯がある

 

強い女声。明確さ。

 

バランスが良い、

パートの声がまとまっている、と感じました。

 

等身大の声と発音の明瞭さ、それでいて美しいハーモニーに夢中になりました。

 

個人的には好印象で、投票させていただきました。

課題曲の発語〇。

・響き、輝きのある発声。

・ソプラノ…高音部でも余裕を感じる。

・旋律とオブリガートの役割分担、きちっとできていてバランス良い。

・説得力のある演奏。

 

わせじょのきらびやかな声と純白なハーモニーが良かった

 

アルトすげー鳴ってる、すげー!

「露営のともしび」はやっぱり名曲だな…ハミング美しい…

「明日」もクリアでカッコよかった。パワーあるなぁ。あと衣装かわいい。

 

温かく、等身大の声(に感じさせる技量があるんだと思う)

日本語がしっかり届く

すごく前のめりで聞いてしまった

大好き

 

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第1位の早稲田大学女声合唱団団員さんからメッセージをいただいております。

 

 

こんにちは、早稲田大学女声合唱団、通称「わせ女」です。

このたび、多くの皆さまから温かい応援をいただき、観客賞に選んでいただきました。

団員一同、心から嬉しく思っております。お聴きくださった皆様、そして観客賞を運営してくださった文吾さん、本当にありがとうございました。

 

私たちは2018年、たった2名の団員からスタートしました。「出る杭は打たれない」をモットーに、学年や役職に関係なく誰もが自由に意見やアイデアを出し合える、そんな温かな雰囲気を大切にしています。コロナ禍を挟みながらも合唱団を育ててくださった先輩方のおかげで、5回目の挑戦にして全国大会へ出場することができました。

 

初出場が決まった瞬間は大喜びでしたが、そこから交通手段・宿泊・練習場所の確保など、準備は想像以上に大変でした。特に私たちは出番が2番だったため、公共施設を利用できず、練習場所探しには頭を悩ませました。

 

そんな中、佐賀出身の団員が大活躍!→顛末は本人の文章を読んでやってください。

 

ホール到着後も集合・リハーサルのご案内、給水ポイントのサポートなど、佐賀県合唱連盟の皆様の温かいご支援に助けられ、練習の成果を十分に発揮することができました。あらためて深く感謝申し上げます。

 

🎄第7回定期演奏会のご案内

 

12月25日(木)クリスマスの夜、杉並公会堂大ホールにて

第7回定期演奏会を開催いたします。

今年、作曲家・根岸宏輔さんに書き下ろしていただいた新作《あなたと歩く》を初演するほか、コンクールで演奏したレパートリーや、クリスマスソングの数々もお届けいたします。

チケットはこちらからお求めいただけます:

👉 teket.jp/7879/56987 

(※配信はありません)

 

皆さまのご来場を、団員一同心よりお待ちしております!

団員さん、ありがとうございました。

2025年12月25日(木)19:00開演(18:30開場)

気鋭の作曲家:根岸宏輔先生への委嘱曲初演はもちろん、コンクールで演奏した信長先生「明日」を含む全曲、クリスマスソングも楽しみですね。

お近くの方もそうでない方も、クリスマスの夜は杉並公会堂大ホールへ!

 

さて、メッセージでも話題に上がっていた

「佐賀出身の団員が大活躍!」について、

とても楽しい文章が届いていますので、ご紹介します。

こなつさん、どうぞ!

 

 

 みなさんこんにちは、早稲田大学女声合唱団 2 年のこなつと申します 。

 

 初の全国大会出場を果たしたわせ女ですが、出番はなんと朝二番というハードスケジュールになってしまいました。全国大会自体初めてのことなので、行程を組もうにもそのノウハウがあるわけでもなく、ましてや佐賀なんて未開の地……!私たちは途方に暮れてしまいました。と言いそうなところですが、実は意外とスムーズに?動いており、それにはある裏話があるのです 。

 

 というのも、私は幼稚園から小中高と、大学入学を機に上京するまで、ずっと佐賀県佐賀市で過ごしてきました。正真正銘の佐賀県民なのです。地元で全国大会が開催されるとなれば、当然出場したいわけで、今年のコンクールは去年よりも俄然やる気でした。都コンの結果はありがたいことに金賞 1 位。めでたく佐賀行き(帰省……?)が決定しました。

 

 そうと決まれば、ホテルや移動手段、練習場所の確保は早急にやらなければなりません。全国から数多の団体が集まるこの催しが、佐賀のような、ホテルも交通手段も限られた土地で開かれる。そう考えると、それらの手配が困難を極めることは容易に想像できました。そのうえ、わせ女の出番は朝から二番目。朝早くから練習のできる施設や、前日入りできてかつホールまでのアクセスのいいホテルを探す必要がありました。

 

 早速ホテル探しを始めましたが、どうやら連盟が既に押さえていたようで、どこも満室でした。そんな中、実家にいる父から「団体宿泊できるホテルがあったから仮予約しといたよ~」と連絡が!(この状況でホール近くのホテル取れた父、何者……?)と思いつつ予約確定の電話をし、本番前日の宿問題については解決したのでした。

 

 さて、ホテルが取れても、前日、当日と練習ができなければ意味がありません。ちょうど都コンの翌々日から帰省する予定を入れていたので、練習場所は現地でいろんなところに足を運んで選ぼうと考えました。帰省してからというもの、宴会場、チャペル、公民館、私の母校など、練習ができそうな場所に手当たり次第連絡を入れたり実際に訪れたりして、ピアノの有無や響きの良さ、天井の高さなどを、山脇さんとわせ女メンバーに報告し比較検討しました。そして最終的に練習場所として選んだのは、

 

お寺。

 

 と、宿泊するホテルのチャペル。お寺……お寺……?誰もが疑問符だらけになると思うのですが、実はこなつ家のお墓のあるお寺、本堂にグランドピアノがあるのです!昔はお墓参りの度に弾かせてもらっていました。かつ天井も高く、大所帯でも入れる広さ。お墓参りのついでに事情をお話したところ、練習場所として使うことを快く了承していただけました!そのうえ「どうせ毎年してるものだから」と、私たちの練習前に調律を入れてくださるという心遣いまで、本当によくしていただきました。本番前日夜の練習に使わせてい

ただき、貸切バス&徒歩で、わせ女メンバーを連れて佐賀の田舎道を行くという、なんとも不思議な思い出ができたのでした。

 

 そして本番当日朝の練習場所に選んだのは、ホテルのチャペル。練習ができるかどうかをホテルに電話で尋ねた際は「ピアノが無くて……」と言われてしまったのですが、帰省中に宿泊部屋の下見に行ったついでに、改めてピアノ有無について尋ねたところ「ピアノはあるのですが調律をしておらず……」との返答が!調律の手配はこちらでするということを条件に、練習をさせていただけないかとその場で交渉し、なんとか練習場所の確保に至ったのです 。

 

 そうして迎えた本番当日、出演者や観客のみなさま、団員のご家族もいらっしゃっており、私の見慣れた佐賀市文化会館がかなり賑わっていました。会場では特産品の物販なども行われており、みんなが物珍しそうな顔で眺めていたり、ムツゴロウの顔出しパネルで遊んで楽しんでいたりしたのが印象に残っています 。

 

 私はというと、家族や親戚、地元の友人にも聴きに来てもらい、コンクールというよりは演奏会のような気持ちで歌っていました。地元、佐賀県で演奏を届けるという貴重な経験をさせてくれたわせ女のみんな、山脇さん、ピアニストの松元先生、ボイストレーナーのめありさん、今回の全国大会運営にあたってわせ女に関わってくださったすべてのみなさんに心から感謝です!

 

 今回は思いっきり地元での開催だったため、私個人としてはあまり旅感がなかったことだけが少し残念でした(笑) 。ですが、これを機に初めて佐賀に来た方もたくさんいらっしゃったのではないかなぁと思います 。全国大会とともに、佐賀での観光や美味しい食事を通して素敵な思い出ができていれば、一佐賀県民としてとっても嬉しいです!

 

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こなつさん、心温まる佐賀旅行記をありがとうございました。

(お父さんの活躍も含めて、チーム佐賀の勝利ですね!)

 

私自身も佐賀を何度か訪れていますが、今回は「全国大会を迎える土地」としての佐賀の魅力を、あらためて教えてもらった気がします。

 

全国大会を都心部に限定して開催するという考え方もありますが、地方開催だからこそ生まれる段取りや出会いが、団体の結束や一つの物語として心に残ることも少なくありません。

そのことを、わせじょさんは今回の全国大会で体現してくれたように感じました。

 

演奏の伸びやかさ。

さらに指揮者:山脇先生の徳を積む行為!

今回、わせじょさんが全国大会で見せた姿は、これからの大学女声合唱の未来を明るく照らすものだったと思います。

次のステージでのさらなる飛躍を、心から楽しみにしています。

 

 

【2025年度観客賞・大学ユース部門】

 

改めて観客賞:大学ユース部門の結果です。

 

 

5位 都留文科大学合唱団

 

同票第3位 

金沢大学合唱団

関西学院グリークラブ

 

2位 Ensemble SAKAE

  

そして1は…

 

 

早稲田大学女声合唱団

 

でした!

 

ご投票いただいたみなさま、感想を書いてくださったみなさま、感想転載の許可をくださったみなさま、本当にありがとうございました。

 

また、大学ユース部門において入賞には至らなかったものの、特に印象に残った団体については、混声部門の入賞団体座談会の公開後に掲載する予定です。

 

(観客賞:室内合唱部門の感想に続きます)