観客賞座談会・混声合唱の部 その4

 

海の中の鳥居 太良町

 

前回は同声合唱部門で印象に残った創価学会しなの合唱団さん、VOCI BRILLANTIさん、Colo Collegamentoさん、合唱団L'albaさんの感想をお話ししていました。

 

今回から混声合唱部門で印象に残った団体の感想をお送りします。

 

混声合唱部門の観客賞1、全54団体から選ばれる「観客大賞」CANTUS ANIMAEさんが受賞されました。

 

Vocal Ensemble 《EST》(36名)

 

A 良かったっすよ!

 課題曲G1

 「Dies sanctificatus」

 表情豊かだし。

 小気味良いテンポ感、

 喜びに満ちている演奏のサウンド、

 凄く好きな演奏でした。

 

 

C 向井正雄先生の指揮って

 テンポ感良いんですよね。

 生き生きとしていた!

 

 

 そうそう、

 テンポ速めが流麗な印象になって。

 あと、輝くソプラノ!

 

 

B ソプラノは細く当たる声も

 使い分けていて、

 様式的には適していたね。

 

 

 盛り上がる表現、

 全体に「熱い!」と思わせる。

 やっぱりESTさんは

 攻めの団体だと思ったな(笑) 

 

 

B 自由曲:Francis Poulenc「Figure Humaine(人間の顔)」より

「7.La menace sous le ciel rouge(脅威は赤い空の下で)」

「8.Liberté(自由)」

 自由曲1曲目

 不穏な空気が濃密に漂っていて。

 

 

 気怠さなど、要所の表現の深さ、

 的確さもありました。

 

 

B そこからの「Liberté」で一転、

 幸福、甘美な空気に変わる! 

 

 

A 良かったですよね。

 第2次世界大戦、

 ナチスの支配から解放された

 フランスの人たちの喜びが。

 その「自由だーっ!」という気持ちが

 最後の音にあふれていた!

 

 

 わかります!

 改めて「人間の顔」は傑作だと思って。

 聴いた後、「Liberté」のフレーズが

 しばらく頭に残っていたもの。 

 やっぱりプーランクいいな、と。

 

 

B ……本当に幸せな時間でした。

 もう一度、あの最後の和音を

 ホールで聴きたいですね。

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

なんと上品な声

一人一人が自由にその場で音楽をしている感じがした

 

艶があって重厚。

男声が混声の男声らしくてよい。

 

ESTさん、画面越しに叫んでしまった。凄い

 

ESTはオケかと思った、36人てまじ??

 

 

 

鶴岡土曜会混声合唱団(60名)

 

文 課題曲G1

 「Dies sanctificatus」

 本当に土台がしっかりした演奏で

 安心して聴けましたよ。

 納得感があった。

 

 

B うん、完成度高かった!

 年齢層が幅広いのに

 声が統一されていて

 各4声がちゃんと1本の線になっていた。

 

 

A ぐっと引き込まれました。

 市民合唱団の色があって、

 情感の出し方がうまいなー!と。

 

 

C あの人数で課題曲G1を

 演奏しているのが

 素晴しいと思って。

 亡くなられた今井邦男先生

 イギリスに留学されたことがあって。

 向こうではあれくらいの人数で

 ルネサンスポリフォニーを歌うのが

 当たり前だったとお話しされていたんだよね。

 土曜会さんの演奏にも

 同じエッセンスを感じたな。

 とても豊かなルネサンス曲の演奏。

 

 自由曲の三善晃「やさしさは愛じゃない」より

 「さびしいと思ってしまう」

 「やさしさは愛じゃない」

 深く心に残りましたね。

 

 

文 「やさしさは愛じゃない」、

 素晴しかったですね!

 この演奏も既存の演奏の真似では無く

 柿﨑泰裕先生と土曜会さんが

 楽譜に向かい合って作った説得力が。

 

 

C 柿崎先生って

 ずっと三善作品をやられていて。

 その説得力と積み重ねが

 あの演奏を生んだんじゃないかな。

 

 

B この組曲の雰囲気は

 もっと若い人が

 歌うイメージだと思っていたけど……

 いやいやいや!

 

 

 そうそう!

 「さびしいと思ってしまう」なんて

 ゆったり丁寧に歌うところから、まず

 「若者と違うな?」と思わせて。

 ハーモニーをしっかり決めた

 20小節目フォルテッシモ

 「さびしいと」で背筋がゾクッと!

 

 

B 土曜会さんにハマっていたと思う。

 ある意味、この曲の新しい面を

 見せてくれた気がしましたね。

 

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

鶴岡土曜会、滋味深い、うまい

 

深みと情緒ある三善サウンドも好きだったな

 

さっきまででぐちゃぐちゃになった心が救われた気がした

スッと心に寄り添ってくれる歌声をありがとう

 

大人数でもこんなに繊細にできるということに感動。

大人の三善だ〜〜!!安定感!

 

 

 

合唱団こぶ(44名)

 

C 課題曲G3、

 その前に聴いた

 CANTUS ANIMAEさんの

 「秋の午後」と比べて

 あっけらかんな演奏だなぁ~と。

 

 

 褒めてます?(笑)

 

 

C 聴いて!(笑)

 そもそも矢澤宰が

 あの詩を深刻に書いたのかなと思って。

 だからCAさんが表現を深めた分、

 こぶさんのああいう「あっけらかん」、

 日常のささやかな

 いろんな幸せを歌う気持ちが

 まっすぐに伝わってきて

 説得力があったんだよ!

 

 

 なるほど、自分はメモに

 「若さの勢い」って書いてます。 

 

 

A 若々しかったし爽やか!

 自由曲:瑞慶覧尚子 「約束」

 (淵上毛錢の詩による女声合唱組曲「約束」より)

 ピアノが入るまでの

 合唱の緊張感!(笑)

 

 

 やっぱりBassが入って

 混声合唱の広がりを感じる瞬間に

 何度でも心が動いちゃう。

 

 

C こぶさんの

 「言葉が聞こえる演奏」

 大きな強みですね。

 それって聴く側が

 音と意味をキャッチできると

 いうことだから。

 

 

A 言葉に関しては

 大山敬子先生

 メソッドをしっかり確立させて、

 それを大事に

 守ってきた感じがしたな。

 

 

 「彼らなりのリアル」が立ち上がっていて。

 単に心を込めて歌っているだけじゃ無く、

 団員さんそれぞれが共感し深めたような。

 この曲の音響面でも

 緻密に考えられた演奏だったと思います。

 

【メール、Xの感想です】

※感想をお寄せいただいたみなさま、

引用を許可していただいたみなさま、ありがとうございました。

 

課題曲の最初のテナーソロが好み

たおやかでキラキラとした演奏が素敵

 

自由曲好きだったなぁ。

丁寧に音楽を紡いでいた。

 

こぶ選曲が合ってる、約束いい曲だな〜〜

 

プロフ見て昨年のコンクールで共演したチェロ奏者が亡くなられてた事に驚いた

自由曲の約束はその方への想いも重ねたサウンドを感じた

 

こぶさんの「約束」

有線ヘッドホン装備して背筋を伸ばして拝聴しました。

素晴らしかった。

 

 

(混声合唱部門で印象に残った団体感想、続きます)