ハーモニー誌春号が届きました。

今回まず目を引いたのは、フィリピン・マドリガル・シンガーズの来日公演。

中国地方での開催が無いのは残念ですが、7月23日(木)の福岡公演には足を運ぼうと思っています。
一方で、ヴォクターヴの倉敷公演があるのはありがたいところ。

誌面の特集としては、やはり課題曲解説「名曲シリーズNo.54へのアプローチ」が軸でしょうか。
聴く側にとっても曲を見つめ直すきっかけになる、興味深い内容でした。
そのほか印象に残った記事をいくつか。
○社会学者・橋本健二氏と坂元勇仁氏による「格差拡大は芸術文化の危機」
→合唱に限らない、文化全体の基盤の話として考えさせられる内容。
最低賃金引き上げは物価上昇と雇用削減に繋がるのでは……と思いつつ、所得が低い層には効果が大きいですね。
○「合唱やろうぜ、大学生:早稲田大学女声合唱団」
→信長貴富先生のインタビューで、ゼロから立ち上げ、そこから約60人まで団員を増やした経緯の証言が興味深い。
○松本直美氏の様式感連載
→「グリー」という言葉の意味など。良い連載!
○野村維男氏「体験的合唱団マネージメント」
→お金のことを大事に(会計について)。ダブルチェックの話は、実務的にかなり重要。
○今こそ歌い継ぎたい名曲・吉田宏先生「ヨハネ受難曲」
→そういや生でヨハネは未体験。吉田先生の熱い文に聴き直したくなりました。
○「合唱界のニューウェイブ3」
→石橋遼太郎氏、原田敬大(はらだ・けいた)氏、湯田佳寿美氏、下薗大樹(しもぞの・たいき)氏、今井祐之(いまい・ゆうと)氏、森岡希望(もりおか・のぞむ)氏、縄裕次郎氏、新見準平氏と今回は8人。面白い企画ですが、第三者視点での紹介もあるとより立体的になりそう。
……といった具合に、今回も読みどころの多い一冊でした。
そんなわけで、読もう、ハーモニー!