ビバ!合唱から辿る《吉野弘》の世界

 

NHK-FM ビバ!合唱の聞き逃し配信。

5月31日の放送は

 

合唱で聴く詩人の世界(25)〜吉野弘の世界

(6月7日:日曜の朝まで配信)

 

 

「人生を語る」吉野弘氏の深さに感じ入ってしまう回です。

 

廣瀬量平先生「走る海」は歌ったことがあるのにすっかり忘れていて。

高嶋みどり先生「奈々子に」名田綾子先生「冬の陽ざしの」は曲を知れて良かった。

(おうたや、harmonia ensembleの上手さ!)

 

大久保混声合唱団さんが演奏された「心の四季」はやはり名曲だと思います。

「雪の日に」への吉野氏の言葉が響きました。

 

吉野弘氏の詩と言えば、思い出すのは「祝婚歌」ですが、合唱曲としては石若雅弥先生、千原英喜先生が作曲されているよう。

(「祝婚歌」という題でたくさんの詩人が作品を作っているので、同じ題の合唱曲でも吉野氏の詩とは限らない)

 

同じく吉野氏の詩で思い出すのは「夕焼け」。

こちらは信長貴富先生が「鉄道組曲」の5曲目として作曲されています。

 

あと忘れてならないのは「I was born」。

さすがにこの作品を合唱曲にするのは難しいだろうな。

 

 

さて、今回あらためて吉野弘氏について検索していたら、思わぬ収穫がありました。

長女である奈々子さん(!)が実父の弘氏と詩について語られているブログを見つけたのです。

詩の「奈々子に」についても、教科書に採用された時の驚き、「子どもに期待しない」という一節に悩み、そして自身が親になってからの視点の変化……と実に読ませます。

 

 

また、「祝婚歌」が生まれた時のエピソードも秀逸です。

 

1926年生まれの吉野氏、今年は生誕100周年にあたります。

2000年以降に吉野氏の詩へ作曲された合唱曲が発表され続けているのも、その言葉が時代を超えて生き続けている証でしょう。

人の心の奥底に長く留まる吉野氏の詩が、100周年の今年、あらためて多くの人に読まれることを望んでいます。