恐るべきさぬきうどんツアー夏 その4


 さて、一晩経って爽やかな青空が広がる朝。
 今日も暑くなりそうだなー。


 山本さん
 「今日のメシ、どうする?」


 ・ ・ ・ ・ 男5人沈黙 ・ ・ ・ ・ 


 実は昨日の車内で
 「朝飯は近所のマックもいいかもね、朝マック」
 などという話が出ていたのですよ。
 昨日3、4玉もうどん食べて今日もうどんは・・・という雰囲気が高まる中、
空気をあえて読まずに出した私の言葉は


 「…せっかく高松来たので、うどんを食べたいのですが…」


 私はその時聞いた。確かに聞いた。ぴきーん、と空気が凍る音を。


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 「・・・そうやなあ…よし!食べよう、うどん!」


 山本さん、空気動かしてくださってありがとございます!
 というかワガママ言ってごめんなさい、みなさん!!



 ところがこのうどん店探しが難航。
 お盆時期なので最初に行った店は休み。
 続けて行った有名店「山越」は・・・開いていたが・・・


 「この行列、ナニ?!」
 「並んだら最低1時間は待ちそうですね・・・」


 これは死ぬ、と次の店へ向かうことに。


 うーんでも昼近くなって空腹も限界になって来ました。


 「じゃあ、駐車場を新設して移転したあの店に行こう!」


 さんざん探してたどり着いたその店は


 「池上」
 http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/shop.aspx?id=263


 この店、私が最初に高松を訪れ、最初に連れて行ってもらった
記念すべき店。
 その時は駐車場など無く、
高台の狭い道へ危なかしく路駐している車が多数。


 移転に関する様々な情報はこちらのブログから。
 http://blog.livedoor.jp/storemaster/archives/50805021.html




 うっひゃー、並んでるなあ・・・。
 しかしもう次の店を探す気力も全員無く 「ここにしよう!」

 店が日傘を貸すほど直射日光が照りつける下、
とあるブログで見た「クーラーを使わずに涼をとる方法」を実行する。

 や、自販機で買った水を体中にふりかけるだけなんですけど。

 気化熱の涼しさと、
汗をかくだけで人は体力を消耗するので、
水を身体に塗ることによってそれを防ぐという目的。

 うはー、あっという間に水が乾いてくよ!




 こんな風に外で食べます。
 席の背後に広がる田んぼが、さぬき。




 店内のようす。





 店主のるみおばあちゃん。
 お金を受け取っておつりを渡す役。
 ここの従業員は若い男の人4人ほどなんですが
うどん作りを学ぶため来ているのでほとんど無給なのだとか。


 30分ほど待ち、新メニューの
 「カレーうどん(300円)」に「生卵(50円)」をトッピング。


 常連の山本さんも同じメニューを。




 こんにゃくも入っている和風カレーうどん。
 うどんはちょっと太めだけど、コレといった特徴も無く。


 「山本さん、これはどう表現すべき麺なんでしょうね?」


 「うーん・・・“素朴麺”という感じやなあ」


 あ、でもその素朴さと、和風カレーが良い感じ!
 なんだかほっとする味です。旨かった!




 (番外編に続きます)