札幌混声合唱団 創立30周年記念 第25回演奏会のお知らせ

 

 

札幌で生まれ、ずっと活動を続けてきた札幌混声合唱団さん。
なんと今年で創立30周年!
記念となる第25回演奏会のお知らせです。

 


日時
2022年7月16日(土)
【開場】17:30
【開演】18:00

 

入場料
全席自由 1,000円

 

会場
札幌市教育文化会館 小ホール

 

チケット取り扱い
教文プレイガイド ほか
チケット発売中

 

お問い合わせ
札幌混声合唱団 
TEL:090-8632-6682(中島) 
Email: smcsapporomco@gmail.com

 

 

 

 

プログラムは20世紀のさまざまな海外作曲家による名曲。
客演指揮に陣内直先生を迎え、先生が留学されたハンガリーゆかりのコダーイ曲集。
最終ステージは永遠の若者のナンバー荻久保和明「季節へのまなざし」という充実ぶり!


創立30周年と第25回という節目の演奏会を、お近くの方もそうで無い方もお祝いしましょう!

 

 

パナムジカ35周年記念・東京混声合唱団特別演奏会

 

 

パナムジカ35周年記念・東京混声合唱団特別演奏会


2022年5月15日(日) 
開演 16:00 (開場 15:00) 

 

パナムジカ35周年記念・東京混声合唱団特別演奏会で初めての大阪・豊中市へ。
豊中市立文化芸術センター大ホールも初めて訪れました。
ホール壁面がボルタリングできそうな出っ張りで。
「コレ、下から上まで登れたら、A席がS席にグレードアップとかしないかな?」と想像。(失敗したら通路に体育座り)

 

 

東混メンバーはマスクを外したからか、大柄な本山秀毅先生指揮のエネルギーに背中を押されたか、バッハも邦人作品も、生命感に満ちた印象。

 

 

 

パナムジカ名曲選も東混女声で相澤直人「知るや君」など名曲たる所以を再確認(特に音量バランス)。
男声も懐かしい南弘明「輪踊り」、そして最後に盛り上がり、気持ちの入った藤嶋美穂「あさきよめ」と良い構成!

 

 

 

最終ステージの信長貴富作品:弦楽アンサンブルステージは、久しぶりに留保無く演奏に心動かされました。
弦楽で奏でられる新鮮さはもちろん、本山先生が仰っていたように息の流れと弦の親和性、歌と弦が呼応し、ピアノ、合唱に熱を加え、一段音楽を膨らませる強い説得力。
「リフレイン」、「春」の流れに泣かされる…!参りました。

 

 

 

 

信長さんは現代の世界情勢から芸術の意味を問われ、「不要不急という言葉がありましたが、芸術に言葉での説明や、理由を求めるのは…」と答えられた。
今回の「春」やアンコール「群青」、聴いているうちに東日本大震災の後、福島の女子高生が歌った「春」の演奏や、「群青」の詩が生まれた背景を思い出し。
今まで感じていなかったはずの苛立ちや怒りを、弦の低い響きから捉えてしまったのは、自分だけの理由。

ロシアのウクライナ侵攻でキナくさい匂いが強くなっている現状。
誤解されるのを承知で書きますが、「歌が平和を招く」も当然のこととして捉えるのでは無く。
「何を歌から受け取るのか、あるいは受け取らないのか」を改めて考えました。
音楽に限らず芸術表現は、同調圧力や教育的な流れから逃れた、それぞれの、個人が感じる自由であって欲しいと考えます。

コントラバス:村上満志さんの演奏、良かったですね!

 


それにしても信長さんの弦楽アンサンブル編曲版、日本中のアマチュア団体で演奏して欲しいなあ。
弦だけベターっと流れるんじゃ無く、要所の欲しいところで奏でるんですよ。
さらにピアノ、歌とのアンサンブル感。
たくさん聴いてきて、知っていたと思った作品が、この弦楽アンサンブル版で作品への理解が深まるというか、なるほど、信長先生が本当に聴かせたかった音楽はコレだったんだな!と。

 

あと信長さんと同世代としては、日曜夜のハウス名作劇場アニメのエンディングみが深まった気がしました(笑)。
(東混団員:名アルト志村さんの「昔のNHK朝ドラOPみ」という声にも納得!)
幼少期に接したテレビなどの音楽で、信長先生と共通するものがあるかもしれないと考えると、嬉しくなりますね。

 

 

 

 

いやあホント、信長さんの弦楽アンサンブル編曲版はお勧めです。
今後、日本全国の団体で聴いてみたいと強く願います!

 

 

 

 

デスメタル合唱団!?

 


「アメリカズ・ゴット・タレント」というアメリカの有名オーディション番組。
そこに変わった合唱団が出演したそうで?

 

 

 

デスメタル合唱団!!

 

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審査員のひとりが落とそうとするも、結果は見事合格!
トガっていて面白かったけど(記事中のオルフ「O Fortuna」を「中世のナンバー」と記していたのはちょっと引っかかりました 笑)デスメタル合唱団、他の曲が歌えなくなるんじゃ・・・。
と思ったらデスメタルに特化した団体なので全く問題ありませんでした。

 

 

の動画ではフランス語なんですが指揮者が熱く語り、さらに真面目な練習風景もあって、少し笑えます。

 

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デスメタル、バンド、合唱団・・・そういや10年程前に見つけたこの動画。
有名な男声合唱曲のヴェリオ・トルミス「鉄への呪い」をバンドと協演。
特徴的な語りやシャーマンドラム、緊張感ある合唱がバンド演奏と見事に調和しています。

 

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デスメタル唱法はともかく、ロックバンドとの協演が合いそうな邦人合唱曲もいろいろありそう。
例えば荻久保和明先生の縄文シリーズなんてどうかなぁ。


実現は難しいかもしれませんが、合唱表現の新たな可能性を感じさせてくれたデスメタル合唱団でした!

 

 

CANTUS ANIMAE&Chœur Chêne&Combinir di Corista&MODOKIジョイントコンサート《三善晃の世界》

 

 

CANTUS ANIMAE&Chœur Chêne&Combinir di Corista&MODOKIジョイントコンサート《三善晃の世界》


当日のツイッターの感想を手直しして掲載します。

 

《日時》
2021年10月17日(日)

 

《会場》
ザ・シンフォニーホール(大阪)
https://www.symphonyhall.jp/

 

《プログラム》※順不同
CANTUS ANIMAE
混声合唱と2台のピアノのための「交聲詩 海」(作詩 宗左近)
指揮 雨森文也

 

Chœur Chêne
合唱組曲「五つの童画」(作詩 高田敏子)
指揮 上西一郎

 

Combinir di Corista
混声合唱とピアノのための「やわらかいいのち三章」(作詩 谷川俊太郎)
指揮 松村努

 

MODOKI
混声合唱曲「嫁ぐ娘に」(作詩 高田敏子)
指揮 山本啓之

 

シンフォニーホール前



4団体ジョイントコンサート「三善晃の世界」終演。


各団体、コロナ禍で活動が非常に難しい中、演奏会自体が奇跡とも思える。
4団体の団員も減り、慣れないマスク歌唱で傷が無かったとは言えない。
しかしそれぞれの歌への「心意気」が強く響いて来た。
栗山文昭先生が指揮された合同合唱の三善晃「であい」では「夢見ましたね みんなで」の詩に涙。
栗山先生の手が振られる瞬間の、約150人が一心に集中した素晴らしい時間を体験することができた。
アンコールの「鳥」の語りでは、各団体の指揮者氏それぞれが分担された良い演出。

 

 

トイレの横に置かれたホールスタッフによるメッセージ
ホスピタリティも感じられる良いホールでした

 

 


浅からぬ縁の方々が企画されたのもあるし、当初の企画(演奏4時間に迫る?大阪と東京の2公演?各指揮者が他団体を指揮⁈)も聞いていたし、コロナ禍で延期、しかも緊急事態宣言の兼ね合いで直前の中止も危惧していただけに、こうして無事に開催されたのは、本当に感無量です。

 

TLを眺めると絶賛ばかりなので(もちろんこういう状況下での開催に、どれだけの困難があったかは想像に難くないのですが)、へそ曲がりに苦言を書けば。
やはり各団体で三善晃縛りは、その団体の最良のものが出せたか疑問に思う時間が。
演奏会コンセプトとして美しいのは分かるけど、ここは各団体の得意技を聞きたかった気も。

 

前述のように、団員の減少、奪われた本番、慣れないマスク歌唱で、各団体の過去の良演奏を聴いていた身としては残念、と言うよりも「コロナめ!悔しい!」と思ったし。
終演後、おそらく大阪・地元の人が演奏後に呟いた「MODOKI、良かったね~」には、「MODOKIは良かったけど!もっともっと良いんですよ!!」と大声で叫びたくなった。

 

でもね、最近合唱やそれ以外の、プロフェッショナルの演奏ばかり聴いて、「アマチュアの合唱を聴く意味って何だろう…」と疑問に思っていた自分には。
各パートのバランスが悪くとも懸命に音楽を繋ぐMODOKIや、前日の東京都大会で、全く声が枯れてしまったCANTUS ANIMAEの演奏を聴いて、答えを受け取った気がしたんですよ。

 

届かないが必死に伸ばした手の、強ばった指の先。
出せないけど出そうとした声の懸命に張り詰めた身体。
届いていないし、聴こえないけど、その音を、光を、自分は聴いたし、見た、感じた。
それがアマチュアの演奏を聴く意味だと。

 

もちろんプロとアマチュアがそこまで明確に分けられている訳でも無いです。
でも、足りている、減点が少ないことに意義を持つはずの、コンクールが縁で集まった団体に、「足りなくても好きでいて良いんだ!」ということを教えられた、貴重な演奏会だと思いました。
今日の演奏会に尽力して下さったみなさんに、本当に感謝です。

 

あと昔、札幌での古巣の合唱団飲み会で同席した方に、演奏会終了後に声をかけられ。
今日は札幌の秋の市民合唱祭だったと。
見せてくれた古巣の合唱団の集合写真に、長い間合唱を休んでいた懐かしい人の顔を見つけ、嬉しさと同時になんだか泣きたくなりました。続けていれば。休んでも、続けてさえいれば。

 

さよならは 別れではないのですね
(三善晃「であい」より)

 

 

ただ優れた、良い演奏会だっただけではなく。
今後生きていく上で核となるような。
演奏後にも長く、多くのものが残り続ける演奏会でした。

 

 

 

 

海外スポーツから学ぶ部活の改善方法

 

 

中学・高校の部活はいろいろ問題、批判もあり。
スポーツ、そして文化部の合唱も、その問題を解決しないままでいるのが、プロスポーツや成人後の趣味活動に影響を与えているのでは?と取り沙汰されています。
「部活」のスポーツと、合唱や吹奏楽の共通点は意外と存在していて。

 

今回は海外のスポーツ育成の記事を3つ紹介し、いわゆる「日本の部活的な問題」をどう解決してきたのかを考えたいと思います。(「部活」自体、文科省から切り離されようとはしていますが、その問題は今回は脇に置いておきます)

 

まず初めは

 

日本に足りないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする下手なおっさん」

number.bunshun.jp

 

この記事は発表された当時読んで、ブンブンもげるくらい頷いたものです。
実行するには恥の文化の日本では難しいでしょうけど、ヒエラルキートップくらいに上手いのと「楽しむ」はイコールでは無いと考えさせます。
いや、上達する過程とは別に、その趣味を過ごす時間と空間を楽しむ姿勢が肝要なのかな・・・。

 

 

 


スポーツに関連して、この記事も「部活合唱」との共通点がたくさん。

○楽しむことより、練習が修行
○減点主義
○個性よりも、ミスが少ないことを求める

 

海外と日本のスポーツ指導の違いとは?

globalathlete.jp

 

 

 

この記事もアメリカのアイスホッケーの育成についてだけど、示唆がたくさん。

○試合の勝敗をつけない
○リテンションレート(継続率)を調べ、“なぜ辞めたのか”を聞いて分析し、“辞めさせないためのプログラム”を考えていく。

 

甲子園の真逆をやるべき? アメリカから見た日本スポーツの育成の問題点「10点差で勝ったら怒られる」

number.bunshun.jp

 

合唱をしていた中高生が、大学や社会人になって続けない理由を「合唱を続けている側」がいろいろ推測している場を見かけますけど。
この記事のように、実際に辞めた側への「なぜ辞めたかの理由」の全国的な調査・アンケートが出来ればかなり有用なのでは。

 

 

日本の部活動のスポーツや合唱は、楽しむことよりも技術を磨くのを優先しているのと、精神涵養も求めている場合が多いと思うんですよね。
「~~道」みたいになってしまう印象。


とは言え、「日本的な部活合唱」を促すと考えられているコンクールを全面的に否定できるかというと、私はそんなことは無いと思います。
こんなことを言ってはなんだけど「競う」こと自体、実はみなさん結構好きなんじゃないかな。

ただその過程や結果がシリアスになるのが問題で。
広く全国、地方からも多くの人を、観客も含めて集めやすいコンクールの利点を、シリアスでは無い方向へ活用すべきなのでは。

例えばシリアスを緩和するために、コンクールはあくまでも「きっかけ」として、課題曲を東京混声合唱団のプロならではの表現と音楽を聴くとか。

 

今はなかなか難しい状況だけど、コンクール後の「史上かつてない2次会」のように、合唱団の垣根、さらには演奏者と観客の垣根を越えた交流会。
音楽と合唱をする人の幅広さと深さを学んで行ければ良いと考えます。

 

コンクールを全面的に否定していないと書きましたが。
実は、「コンクール全肯定!」とも、私は本音では思ってないわけで(笑)。


自分のブログも、コンクール関連の企画をずっと続けていますけど、コンクールのシリアスを緩くするため、観客賞を主催して審査員と違った価値観を知るとか。
各団体の選曲の理由や練習事情、そして音楽の方向性を知るなど、コンクールそのものを目的とするのでは無く。
コンクールを入り口とし、コンクール以外の、とても大きな合唱音楽の世界に触れる機会を増やすのが大切かな、などと思っているわけです。

 

まー、自分の場合、力足りずでなかなか上手くいかないけどね!

 

 

 

アルプスでこぼこ合唱団

 

長坂道子「アルプスでこぼこ合唱団」読了。

 

 

ピアノの経験はあるものの、合唱はほぼ初めての61年生まれの著者が、スイスで20人ほどのアマチュア混声合唱団へ入団する体験記。
他民族・多文化のスイス、国民性からか合唱人ゆえの性格からか、どうにもメンバーと馴染めない奮闘記でもある。(結局この本では、よそ者ではない生粋スイス人とは最後まで心が通じ合うエピソードは無いよう)
合唱団のメンバーは長坂さんへ積極的に話しかけることをせず放っておくし、長坂さんがコミュニケーションを取ろうと思っても、ふいっとかわされる。
そういう異文化コミュニケーションの難しさの一方、合唱初心者である長坂さんが出会う、合唱ならではの楽しさが興味を惹く。
指揮者はアラサーのドイツ人女性なのだが、音楽的にもコミュニケーション能力も高い方。
取り上げる曲もメンデルスゾーン、バッハ、シュッツ、ペルト……となじみ深い作曲家名が連なる。

 

↓ 以下、ネタバレ。

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春の祭典

 


砂浜で集まる男女のダンサー・・・。
セネガルの砂浜、アフリカのダンサーたちによる「春の祭典」。
著名な舞踏家であり、振付家:ピナ・バウシュによるもの。

 

 

 

 

「春の祭典」初演時の衝撃はこういうものだったのでは!と思わせられる。
聴き、観る、音楽と人の体から、自分の内部から生み出される、生と性と死。おすすめ!