無題


 読む人を選ぶ、と思ったので
違う場所でこっそり紹介していたのだけど
読み返してみて
「…いや、これは読んでもらう価値がある!」
と思い直した・・・けど、やっぱりこっそり紹介。



暇だから、過去の家族話でも聞いてくれないか(1〜最終章)


http://netanabe.blog78.fc2.com/blog-entry-600.html
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  登場人物は(主人公の女性も含めて)
いわゆるオタクでDQNで2ちゃんねらーばかりなんだけど。
 いやあ面白かった。泣いた。笑った。泣いた。笑った。泣いた。
 「電車男以来の興奮」と
紹介していたニュースサイトでは書かれていたけど
そんな印象。(テイストは全く違うけど)


 このところしみじみ思うんだけど、
他人に対して
「○○すべきだ」「△△すればいいじゃん」…などと言うのは簡単だけど、
果たして自分自身がその人の立場や能力だったら
自分の「〜〜すべき」が本当に有効なのか、と考えることが多くて。
 自分が簡単にできることが相手には困難なこともあるし。
 (逆ももちろん)
 相手側への想像力や知識というものを欠いて
“自分自身だけで”助言をしても無効な場合が多いよなあ、と
自戒を込めて思うのだ。


 ここで書かれている人たちへも
実社会で会ったら嫌悪感を持ったり、嘲笑する人も多いだろうけど、
じゃあその嘲笑する人が仮に
「その人」自身だったらどうなるのか、と考えるんだよ。


 ここに出てくる人たちはみんな、凄く、凄く、一生懸命生きてる。
 そして家族じゃない人たちが「家族」になっていく話だなあ、と思った。
 特に缶バッヂ氏の本人語りの「その5」は素晴らしい。

 
 読み返してみて「実話じゃなくフィクションじゃ?」とも思うけど
(みんなキャラが立ち過ぎてるよ、エリカちゃんといい・・・)
ここまで言葉、文章の力を味わえるなら些細なこと。


 あ。時間のある時に読んで下さいね。
 大抵、一度開いたら最後まで読み続けてしまう人多いようだから。
 私のように、睡眠2時間で出勤、てなことになりませんよう!


 (※あと「クラナド(CLANNAD)はゲール語
  「人生」でもなく、「家族」という言葉でもないそうですよ。ググれ)