バレンタインの日のネタ用に俵万智の
バレンタイン君に会えない一日を斎(いつき)の宮のごとく過ごせり
…という句の「斎の宮」がどういう意味か、と調べていたら
(すいません、ご存知だと思うんですけどバカなんです)
松岡正剛氏のこんなページを見つけた。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0312.html
いわゆる「本好き」の例に漏れず、
「ベストセラー」には何となく気が向かない偏屈な私だけど
ここで紹介されている20年以上前の歌に、
改めて目が開かれるような気がした。
松岡氏の紹介する俵万智の歌は
文章の終わりが近づくほど凄みを増してくる。
もうイイ年なんだから「売れている」
とかいうので毛嫌いするのではなく
「それだけのものがある」
と思ってみるのも良いかもしれない、と思った次第。
桜が去った時に、もう一度この歌を紹介しよう。
・・・風邪はまだ去ってくれていません。
さくらさくらさくら咲き初め咲き終わりなにもなかったような公園