大分旅行記 その2


ホテルにチェックインし、ホテル内の天然温泉を楽しんだ後、
大分市内の観光がてら目的地へ。
実は「磯崎新の『都庁』」という本を読んで以来、

磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ

磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ

http://d.hatena.ne.jp/bungo618/20080902/1220305567
この前衛建築家:磯崎新氏の建築を観たいという思いが強くなっていたのだ。
岡山にも磯崎氏設計の岡山西警察署や奈義町現代美術館があるが
(最近時計着服で世間を賑わした岡山西警察署は5年前に訪問)
http://d.hatena.ne.jp/bungo618/20080902/1220306274
大分出身の磯崎氏は若い頃に設計した多くの建造物が
大分にあると知り、やってきたわけ。



磯崎氏、初期の代表作と言われる
大分県立図書館、現アートプラザへ。




ほう、「外部に突き出る断面正方形の中空状の梁が特徴」がこれかあ。
ホントによく施工主を納得させられたよなあ。
近くに、というか道路を挟んだ対面に堀がある府内城(大分城)があり
歴史的建造物と現代建築、その対比も面白かったです。
これは現地に来なきゃわからないわー!




3階には「磯崎新建築展示室」があり、
過去に磯崎氏が設計した建造物の模型が数々展示しており
私ひとりの貸切で眺めていく。
「おおっ、これは見に行かないと!」…と感じた最近の作品が
中国は深圳だったり
カタールだったり・・・行けねえなあ。
老いてもますますアグレッシブな磯崎親分、素敵です。
http://matome.naver.jp/odai/2135209794589916501


でも、大分の新聞インタビューに答えて

「私の建築観を形成したのは
 大分の強い光とその影だった」


みたいなことを言われていて。
・・・いやあ、大分の人がみんな磯崎親分みたいな感性だったら
それはそれで大変だよなあ、などと思ったのでした。




(つづきます)