ハーモニー誌春号を読みました。
http://www.jcanet.or.jp/Public/harmony/
東京、福島、三重、熊本の事務局員さんの
座談会も興味深かったです。
(…というか知り合いが2人も…)
事務局員:三好くんの豊富なデータを基にした深い考察、
熊本・佐賀・東京の3団体で活動し、
どの団体からも好かれている山本さんによる視点。
事務局員の大変さ、
高校まで盛んに合唱活動をしていても
大学からは多くが首都圏へ移動してしまう地方の現状、
少子高齢化を思い知ると同時に、
大きな枠としての合唱連盟の舵取りをどこへ向けるか…。
なかなか難しい話です。
それでもネットの発達や意識の変化などで
合唱団同士での情報の交流など、希望も持てる座談会でした。
ところで、このコンクール新部門案。
シェンヌさん受けてくれるかな?!
…この場合、やはり部門をひとつ減らすことになるだろうから
やはり混声と同声部門を一緒にして人数で分けて・・・
あれ、昔に戻っちゃう?
それ以上に興味深かったのが
「合唱団とマネジメント」という
京都エコー、Combinir di Corista、
グリーン・ウッド・ハーモニー、松原混声の
各マネージャー氏による座談会。
指揮者を立てる、団内の意見をまとめる…など
各団それぞれの工夫があり、
これは若い団体にも非常に有益な座談会なのでは?と感じました。
コンビニさんの超有能マネージャー、江口さんなど。
おお、親交のある方だけど、こんな凄い人たちだったんだ!
…と認識を改めました。
(※江口さんご本人からは
「超とは恐縮すぎますので・・・ちょい、くらいでw」と
ご指摘が 笑)
名マネージャーというだけではなく、
名司会者でもある京都エコーの足立さんや、
この座談会まで名前を知ることが無かった
GWHの中村さんの発言が、大変深く響く内容です。
「今はできるだけ多くの人が
団を回していくための仕事に関われるように、
自分は何ができるかということを
自分で判断して手を挙げてもらっています」
個人的にはGWHのこの方針に共感します。
少しでも合唱団の仕事に関わることで、
より一層、団の活動に主体的になれるし、
「団にとって自分が必要!」との意識も生まれるのでは。
他にもコンクールへ向かう姿勢、
コンクールから離れたときの目標など。
一番年齢の幅が狭いコンビニでも
大学2年生から上は50代まで。
GWHは10代から80代(!)まで。
新しい合唱団の始まりは
同じ世代の若い人が集まって始動するのがほとんどでしょうが、
このような大家族のような団体の良さは何か、
また若い世代にとってのメリット、そのアピールは。
そして何よりも
いやあ、その
「自分は歌わないけど楽しみに聴きに行く人」としても
難しい話です。
どうすれば増えるんでしょうね?
この座談会以外にも課題曲の解説や、
若林千春氏によるプーランク作品の解説など、
非常に有益。
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