CANTUS ANIMAE The 23rd Concertのお知らせ

 

 

 



昨年の全日本合唱コンクール全国大会で金賞、観客賞も4位と、人気・実力を兼ね備えたCANTUS ANIMAEさんの演奏会のお知らせです。

 


CANTUS ANIMAE The 23rd Concert


『昭和の名曲を歌う』

 



◯日時


2020年2月1日(土)  開場14:00  開演14:30

 

 


◯会場


第一生命ホール

 

 



◯演奏曲目


・混声合唱「風紋」
(作詩:岩谷時子 作曲:石井歓)

・混声合唱組曲「風のうた」
(作詩:中村千榮子 作曲:大中恩)

・混声合唱組曲「ひたすらな道」
(作詩:高野喜久雄 作曲:髙田三郎)

・混声合唱組曲「筑後川」
(作詩:丸山豊 作曲:團伊玖磨)

 

 

 

 


◯出演


指揮:雨森文也
ピアノ:平林知子・野間春美
合唱:CANTUS ANIMAE

 

 



〇チケット
全席自由
一般2,500円(前売り2,000円)/ 学生1,000円
都連チケットサービス(CNプレイガイド)

 



今こそ、昭和の名曲を!

かの大バッハも、没後数十年間は忘れられた作曲家でした。
メンデルスゾーンがマタイ受難曲を再演するまでは……。
同様に、昭和の日本の合唱の名曲たちも、次々と生み出される新作に、主役の座を奪われつつあります。
カール・オルフに学びドイツロマン派の魂を合唱作品に取り込んだ石井歓は全日本合唱連盟の理事長としても合唱音楽の普及に尽力しました。
髙田三郎は、グレゴリオ聖歌に、日本語と西洋音楽の語法の一体化の範を求めました。
大中恩は童謡「サッちゃん」を、團伊玖磨は「ぞうさん」を書いているように、一度聞いたら忘れられないメロディーを持った日本語による歌を、たくさん残してくれました。
今回は、その4人の作曲家による合唱の力作を取り上げます。
いずれも、未来へ歌い継ぎたい「昭和の名曲」たちだと思います。
ご来場を心からお待ち申し上げております。

(音楽監督 雨森文也)


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レコードが特徴的なフライヤー画像から連想されるように、オールド合唱ファンには涙が出るような選曲ばかり!
(…とか書きながら、実は私、「風のうた」だけは知りませんでした・・・)
どの曲もドラマ性に満ち、日本語と音がしっかり結び付いた旋律と体温を感じさせるハーモニー。
雨森先生が記されるように「力作」という言葉がふさわしい作品ばかりです。


CANTUS ANIMAEさんが演奏するなら、単に昔を懐かしむだけの演奏になるはずはありません。
令和2年の2月のはじまり、第一生命ホールで昭和の名曲を聴き、現代に通じる魅力を発見しましょう!

 

 

観客賞座談会・混声合唱の部 その2

 

 

 

 

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平野神社

Photo by sanographix http://photo.sanographix.net/


 

 

 


観客賞・混声合唱部門、5位!


合唱団ぽっきり

 

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(69名)


 

 


B 凄かったです!
 あの「さまよえるエストニア人」!!

 待って待って!(笑)
  課題曲G1からいこう。

C もう少し粗い演奏を予想していたら
 全体が整っていて。

A パートの線が見えたし、最初から
 「今年のぽっきりは違うな!」って。
 丁寧に作っていた感じ。

C たっぷりのテンポで
 祈りも感じられました。

 若さゆえの真摯な祈りみたいなものが…。

C そう、とても良かった。
 凄く納得して聴きました。

B …もういいですか?!

 はいはい(笑)。
  三善晃:二群の合唱団とピアノのための
  「蜜蜂­と鯨たちに捧げる譚詩」より
  「2.さまよえるエ­ストニア人」。

B とにかくブラボーブラボー!!

AC文 (笑)

B いや、本当に良かったですね!
  最初、男声が少し粗いかなと思ったら。

A 進むにつれ、ノッてきたのか、
 どんどん良くなっていって!

B 何回も聴いて
 知っている曲のつもりだったんですけど
 この曲の魅力を初めて知った気がしました!

 テキストは非常に恐ろしいんだよね。
  ヤーンの父親が秘密警察に連れられ、
  強制収容所で処刑されてしまう。
  エストニアの悲惨な歴史と相まって。

B そうなんですよ!
 でもこの曲を若く、力強い声で歌われると
 新しい魅力が立ち上がってきて。

 含みの無い明るい声で歌われて
  逆に恐ろしさが際立った。

A 繰り返すところで
 「なんでこんなに良くなってるの?!」

 わかる(笑)。
  同じことの繰り返しなのに
  「なんで俺はこんなに感動してるんだ?!」

A そうそう!(笑)

B 二群合唱がひとつになって
 大きく歌い上げる…。
 お約束なんだけどお約束を越えた
 説得力と強さを感じて。
 最後に「ヤンよ!」と呼びかけるところは
 じーんとしちゃいました。
 こんなに良い曲だったんだなって。

A あとやっぱり縄さんの指揮がアツかった!
 2回ぐらいジャンプしてたからね。 

BC文 2回?!

A 最初ちょっとだけ音がしたから
 「あれ?いまジャンプした??」
 そうしたらもっとノッてきて
 つま先立ちになったところから
 一瞬ほっ、と浮き上がった(笑)。

 あの謎の音はジャンプの着地!(笑)

C 若者のあの熱を引き出せるって
 やっぱり縄さんの力だと思う。
 「出せ!」って言われて
 出した音ってわかるし。

 そうですね。
  自発的な音との違いはわかりますね。

C あと小林知世先生のピアノが素晴らしい!
 メッチャ音綺麗でしたよ。

A 指揮者ピアニストも含めて
 一体感を凄く感じましたよね。
 縄さん、前からイケメンだったけど
 今日見たら、人間味を増した印象。
 もっと魅力的になったなーって。

B 指揮者の成長が
 団の成長に繋がっているのかな。
 人数も倍増してたし。

A ね。
 もっと盛り上げて、
 広島だけじゃなく、中国地方、
 西日本の合唱を盛んにして欲しい。
 広島は混声部門に、ある、ぽっきり、
 カントライと全国出場経験のある団体がいて、
 県予選で1団体は支部大会に進めないという
 なかなか熾烈な環境にあるから
 切磋琢磨でレベルアップしているのかも?

B「さまよえるエストニア人」、
 たぶん団員のみなさん、
 全員好きだったんじゃないかな。

 やっぱり共感は力ですね。
  曲の魅力をストレートに伝える、
  良いものを聞いた!
  そう思わせる演奏でした。

B 本当にブラボーでした!


 



ツイッター、メールの感想です。

 

 

ぽっきりさん、もうね「さまよえるエストニア人」を選曲していただいた時点で、その心意気にブラボーですよ。
胸が熱くなる演奏でした。

 

三善は先走らず曲の持つメッセージ性を引き出していた 
音がまっすぐに届いてよい

 

ミュージカルを見終わった気持ちになる満足度の高い演奏でした。

 

ぽっきりも良かったですね!
特に自由曲、若々しく多少の粗さもあるのですが、それが大きな傷には感じられず、表現意欲溢れる積極的な演奏で聴き手を惹き付けてくれたと思います。

 

 

 

 





続けて4位!

 

 

 

 

 

CANTUS ANIMAE

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(56名)





文 課題曲G4「雪」
  この楽譜からここまで読み取るのか?!
  みたいな演奏で。

B すごく難しい曲だと思うんですよね。
 それを変幻自在というか、
 歌い手が変化させる音響で。
 あとやはり平林先生のピアノは◎!

A 最初から「大人の表情」で出てきて。

C 大人?

A 大人だけどおとなしいわけでもなく(笑)。
 成熟した大人の表情で
 音や言葉を歌ってて堪能しました。
 暖かい響きが良かった。

B テノールが欲しい時にパッと
 うまいこと出していたり、
 太郎次郎をさまざまに変化させていたり。
 雨森先生、CAのみなさんの創造性が
 出ていた演奏だったと思います。

A リズム的に難しいので
 若い合唱団向きの曲なのかな? 
 と思ってたけど、さすがCAだなと。
 ちゃんとクリアに聴こえました。

文 自由曲:三善晃
  混声合唱と二台のピアノのための
  「歌集 田園に死す」も凄かった!
  合唱にいた野間春美先生が
  サッとピアノに加わったのも
  わかってるんだけど驚きでした(笑)。

B 普通にヴォカリーズでも
 空気がこれから何か起きるぞ、
 そんな不穏な未来を予兆させる音で。

 三善先生のこの曲自体も凄いけど
  さらに曲の深い所へ
  どんどん潜っている…。
  手に汗を握ってしまいました。

A これこそCAの真骨頂!
 「あなたたちのために
  ある曲なんじゃないか?」
 そんな風に聞こえました、本当に。

 若い時に聞いたら
  ただただ恐ろしいだけの印象だったのが
  今日聴いたらそんな風に聞こえなかったのが
  自分でも意外で。

B 衝撃的に恐ろしい箇所もあったけど、
 それだけじゃなく。
 故郷への嫌悪感と同時に郷愁もあって…。
 音が微妙に変化することによって
 嫌悪から郷愁に傾いていくような。

C 郷愁と言えば
 最後のピアノの音型が
 わらべ歌を思い出してしまいました。

 団員さんが言っていたけど
  この「田園に死す」は
  寺山修司へのレクイエムなのと同時に
  「日本人としてのレクイエム」
  なんじゃないかってね。
  神を強く信仰しない日本人には
  魂が故郷へ還ることが
  レクイエムなのではって。

A この曲でタイムオーバーになった
 栗山先生が審査員でいらしてたのが…。

B (笑)。
 偶然というか何か運命的なものを。

A タイムオーバーするくらい、
 それなりに長い曲だと思うんだけど、
 長さを感じなかった。
 聴いてて、拍手があってから。
 「あれ?もう終わり?」

 あ~、時間の流れを
  操作された感がありましたね。

A 時間の経つのが速かった。
 寺山修司の一生・・・
 緊張感の中で大人の表現力と作品が
 良くマッチして圧巻の演奏でした。

 年を経てから聴いて。
  こんなに多面的で深い作品ということを
  初めて知った気がしました。
  改めて、三善先生の凄さに感じ入って。
  なかなか生では聴けない曲ですからね。

B 雨森先生とCAには
 これからも合唱表現のキワに
 挑まれて欲しいと思います。

A ここまで来たら
 「次に何が出てくるんだろう?」と。
 凄く楽しみ!

 ぽっきりの演奏した
  「さまよえるエストニア人」なんて
  とても若くて明るい声だったから
  ああいう曲をCAが演奏したら?とか。

A 聴いてみたい!
 平林先生のピアノでね!

B きっと言葉の裏を感じさせる
 演奏になるんじゃないかな(笑)。

 いやあ…田園に死す、
  「この演奏の良さがわかるのは
   自分だけかも」とか思ってたら
  観客賞4位だし!

C みんな良さがわかってた(笑)。

A 観客賞も、投票者の年代を調べたら
 面白いかもね(笑)。

 CAに投票したのは
  40代以上が多かった、とかね(笑)。

A だってさ、CAの田園に死すを
 女子高生が聴いて
 「マジ良かった!」と思うかなぁ?

C 「アニメ推せる!」ってね。
 そんなレアな存在が数十年経って
 私たちみたいな
 業が深いオタクになるんですよ(笑)。







ツイッター、メールの感想です。

 

1音目から雪が綺麗すぎた

 

CAさんの課題曲よかったな。

 

G4の完成形を見た気がした。
男声のハーモニーが絶妙。

 

音圧がすごい(小並感) 
三善はただの楽曲に止まらない寺山ワールドがそこにあった

 

CA→推し/生き物感/粗びきなところも全部ひっくるめて好き/アルトの音色好き/このタイプのソプラノの歌い方も好き

 

引き込まれる演奏。
それ以外に説明のしようがない。

 

ピアノでも、うねる○
詩を立体化する発声○

 

実はこの団体の都大会のCDを聴いて自分の中でG4という曲のイメージが仕上がりました。
どうやったらあれだけ揺らしながらアンサンブルができるのか…。
田園に死すも見事な「歌いっぷり」でした。
特にテンポが遅いところの歌い回しが素晴らしかったです。

 




(第3位の団体感想に続きます)

 

 

Chorsal《コールサル》8th Concert -初めての混声合唱組曲2-のお知らせ

 

 

 

愛媛で合唱好きの耳目を惹き付ける活動をされているコールサルさん。
今年で創立20周年になるとか。
想いがこもった委嘱初演が目玉のコンサートのお知らせです。




Chorsal《コールサル》8th Concert 

-初めての混声合唱組曲2-

 

 

日時:2020年2月16日(日)

13:00開場/13:30開演

 

会場:松前総合文化センター

 

 

指揮:大村 善博、景山 誠之、越智 穂花、増原 拓馬

 

ピアノ:大澤 宣晃

 

 

 

チケット:一般1,000円 高校生以下500円(当日券あります)

♪チケットの申し込みはコチラ(お取り置きは当日受付にてお支払いです)

 

 

 

プログラム

 

1st stage
 Drei Gesange op.42 (Brahms曲)

 

2nd stage ーアカペラアラカルト ー
 Salmo150 (Ernani Aguiar 曲)
 歌ひとつ (北川昇 曲)
 翼 (武満徹 曲)
 木 (信長貴富 曲)
 時代 (中島みゆき)

 

3rd stage
 混声合唱組曲「青い小径」 (森田花央里 曲)

 

4th stage -委嘱初演・公募ー

 混声合唱組曲「石像の歌」 (森田花央里 曲)   

 

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作曲家:森田花央里さんの「石像の歌」に惚れこんだぜんぱくさんこと大村先生が、組曲化を委嘱し、さらに公募メンバーと演奏するという最終ステージ!
(フライヤー2枚目のぜんぱくさんによるアツい文章をお読みください)

 

 



他にも全日本の課題曲にもなった「鐘」を含む、「青い小径」やブラームスの「3つの歌」、名曲揃いのアカペラアラカルトなど聴き応え満点のコンサートです。

お近くの方もそうじゃない方も、ぜひ!

 

観客賞座談会・混声合唱の部 その1

 








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鴨川






私、文吾(以下、「文」)が司会になり4名で行った観客賞の座談会。
今回から混声合唱の部をお届けします。


他部門ですと第5位からなのですが、混声合唱部門は全16団体ですので、今回は第8位から!

 


同率第8位の2団体、出演順に感想を。

 

 





8

 


MODOKI

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(70名)


 



A 課題曲G1、凄く良かったです。
 声に冴えがあって。

B そうそう、MODOKIってG1が
 合わなそうなのに合ってましたね!

A 個人的にMODOKIが前回G1を選んだ
 2012年の演奏が好きで、
 今回も楽しみにしていました。

 2012年はパレストリーナでしたね。

B 昨年はコンクールをお休みして
 2年ぶりの全国だったせいか、
 先唱に続いて合唱になった瞬間
 「ああ、MODOKIの音だ~」
 みたいな久しぶり感があった。

A パートの線が4つ
 ちゃんと存在感があって、
 年齢層も幅広いのに統一感もなかなか。
 今回聴いたG1の中でも好みというか…
 とにかく好きでした。

 自分は祈りに通じる
  わずかな切迫感が良かったです。

C 祈り…2回目の「Sancta Maria」に
 それを感じました。

B 繰り返しに意味があったよね。

C そう、「ora pro nobis」からは
 主張、熱さもあって
 「おー」って思いましたよ。

文 自由曲:Arnold Schönberg
  「Friede auf Erden(地上の平和)」。
  ピアニッシモでソプラノから
  声を重ねて、とても良かったです。

A とにかくアツい!
 去年のやえ山組の
 あの演奏が記憶に新しいので、
 正直声の冴えや
 音程の精度が少し気になったけど…。

 まあねぇ~(苦笑)。

A でも1位を取ったことのある
 ベテランの域に入ってきた団体が
 この難易度の高い作品に
 挑戦した心意気は凄いと思うし、
 MODOKIという団体と
 地上の平和という作品が
 対峙しているのを聴いて、
 声がどうとか音程がどうとか
 そんなのどうでもいいと感じたんだよね。
 だから自分の一票はMODOKI!

 山本さんが毎回言ってるけど
  「コンクールはチャレンジ!」ですね。
  MODOKIほどの団だったら
  向いている曲を選べば
  金賞の可能性は高くなると思うけど、
  そこをあの難曲に挑んだという意義。
  あと、凄いドラマ性を感じました。

A ドラマ性、あったね!

 「Friede(平和)」という言葉を
  どう歌うかが非常に考えられていて。
  最初は明るく「Friede」と歌うんだけど、
  争いによる人々の苦しみを経て、
  嘆き、疑問を持った「Friede」。
  最後に願いを込めた力強い「Friede」。
  いろんな「Friede」があり、
  しかもそこに至るまでの表現が
  浮いていなかったと思います。

B monossoの「白鷺」の演奏でも感じた
 山本さんの真骨頂ですよね。
 一見明るい音でも奥深さがある。

 そうなんだよね。
  ピアニッシモのさりげない「Friede」に
  目が潤んだ。

B この「地上の平和」もプリズムみたいに
 人によって聞こえ方、
 感じ方が違うんじゃ?と思わせる、
 とても良い演奏でしたね。





メール、ツイッターの感想です。

 

某組(←)のを2回聴いた「地上の平和」、こちらは円熟味のある演奏でこれまた素晴らしかったです。
平和維持活動お疲れ様でした。

 

熱い思いの伝わる演奏が素晴らしかったです。
課題曲もすごく良かったです。

 

一フレーズごとに音響が広がる 
シェーンベルクは荘厳さの中に祈りがあった

 

自由曲が心に残りました。
特に前半部分の表現が素晴らしく、平和への希求の尊い想いが滲み出ていたように思います。

 

 

 





つづいて同率第8の2団体目!





岡崎混声合唱団

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(70名)


 

 

文 課題曲G2
  思い切り良い出だしで!

B 命を感じましたね!

A がっちりとした声で
 シンフォニックな響きが
 曲と合っていました。

C サウンドへの意識が良かったです。

文 自由曲:三善晃「五つの童画」より
  「4.砂時計」「5.どんぐりのコマ」。
  非常に安定した音運びでした。

C 熱量も凄かったですよ。

B こちらに迫ってくるような音がして
 素晴らしいと思いました。
 ソプラノと
 アルトテノールバスを離したのは
 何かサウンドの狙いがあったのかなぁ。

A 三善作品はまず
 楽譜通りに演奏するだけで
 いい演奏になると聞いたことがあって。

 楽譜通り…それが難しいんですよね(笑)。

A それについてはかなり良かったと。

C 岡崎混声を聞いていつも思うのは
 合唱団の厚み、枠のようなものが
 しっかりしているなぁって。

B わかる。
 それが音楽の構成を見せる力に
 つながっているんだよね。

C OB合唱団ではあるけれど、
 OB合唱団には無い、
 響き、たたずまいがある団だと思って。

 最後は渾身のフォルティッシモ。
  大トリとしてこの全国大会を
  見事に飾っていただきました!






メール、ツイッターの感想です。

 

魑魅魍魎の世界から現実に引き戻してくれた岡崎混声

 

岡混はハーモニーの厚みと密度に圧倒されました。

 

岡崎混声の三善作品の解釈、涙が出そうでした。

 

大トリにふさわしい充実した演奏 
どんぐりのコマは終始かっこよかった

 

課題曲G2の中で一番好きでした。
とても自然な流れで心地よかったです。
自由曲、五つの童画でコンクール締められるなんて、幸せな時間でした。

 

 

 

 




続いて6位!



Vocal Enesemble《EST》

 

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(44名)




A 課題曲G2
 音楽の運び方が良かったです。
 ESTってなんかもう
 彼らにしか無いオーラみたいなのが!

 オーラ(笑)。
  でも確かにそうですね。

B 風格というか(笑)。

C 明るく、テンポが軽快でした。

文 自由曲:André Jolivet
  「Epithalame(祝婚歌)」より「I」は?

C この一言に尽きます「楽しかった!」

AB文 (笑)

C いや本当に。
 これほど幅広い表現を
 眉間にシワ寄せるんじゃなく
 「俺たちは!
  楽しんでやってるんだ!!」
 そんな雰囲気が凄く伝わってきました。
 メッチャ楽しかった!

B そうそう!
 非常に難易度が高い曲だったけど
 こなすレベルじゃなく
 自分たちの曲としてやった感じが
 とてもあった!

A 歌い手の自発性を感じました。
 いろんなことやってたね~。

 やってましたね(笑)。
  アフリカを思わせる音、
  早口言葉みたいな遊び、
  リズム隊にボイスパーカッション…。

B 演出も、サッと男性が両脇にはけて、
 ソプラノ女王様登場!みたいな。
 面白かったな~。
 ぜひ映像で見て欲しい!

C ESTって海外のコンクールで
 いろんな経験を積んでいるから
 曲の面白さに加えて、
 楽しい要素をふんだんに盛り込んだ
 演奏ができるんですよね。

 日本の合唱団じゃないみたいな。
  衣装もESTらしいもので良かったです。

A 歌い手の自発性を感じる反面、
 向井先生の指揮が
 うまく統率しているようにも聴こえて
 不思議な感覚になりました。

C 見て楽しい、聴いて楽しい。
 久しぶりにEST聴いて
 ワクワクできました。
 凄い良かった!






メール、ツイッターの感想です。

 

自由曲がカラフルな愛の世界を冒険しているようで楽しかった!

 

ESTは美しいサウンドが耳に残ります。
明るさも暗さも綺麗に描いていて、作品の空気感に包まれました。

 

ワールドワイドの音楽を醸し出したEST

 

張りのあるサウンド 
超絶技巧を振付までやりながらこなしたのは素晴らしい 
聴いてて楽しかった

 

中部から気に入っていたG2、今回も向井先生のロマンティシズムを感じました。
ジョリべもついに魅せるところまで来た(と思いましたが当日も音取りをしていたとのこと)。
こちらも評価されたのが嬉しかった団体の1つです。

 

 


(第5位の感想に続きます)

 

 

観客賞座談会・同声合唱の部 その3





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五重塔

 

 



それでは2019年観客賞同声合唱部門、1位!



合唱団お江戸コラリアーず

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Photo by A.Yamaguchi

(男声87名)

 

 

 

 

 

一同 拍手!

 おえコラさんは全48団体の中で選ばれる
  「観客大賞」も受賞しました。
  課題曲M3「まじめな顔つき」
  良かったですね。

A 三善作品をいっぱい演奏しているから
 さすがにこなれているなって。

B 全体の表情付けも良かった!

 さりげなく
  ジャズ風なニュアンスがあってね。
  ベースのフレーズ最後のオカズな
  「まじめまじめ」なんて
  カッコ良かった。

B そうそう、自然でありながら、
 スウィングみたいなノリがありました。
 カンサォンは「おそろしい」、
 おえコラは「ころす」に頂点を
 持っていっている違いが面白かったです。

 あのフォルテッシモは痺れたね。
  その後の「u」の
  各パートのメロディも
  しっかり聴かせて。
  言葉にならない強い想いを
  勝手に感じ取りました。

A 課題曲としての演奏ではなく、
 ちゃんとひとつの作品として
 向き合っているところが
 素晴らしいと思いましたね。

文 自由曲:信長貴富編曲
  「若者たち
   ~昭和歌謡に見る4つの群像~」から
  「ヨイトマケの唄」ですが。

C 演出が凄かった!
 なんか綱を引くような動作をしながら
 歌ってて驚きました。
 合唱だけじゃなくソリストもやってるし!

 ヨイトマケの動きね。
  労働歌だから、
  なるほど、こういう動きで
  こういう声になるのか、と
  納得があった。

C 子どもの頃のソリストとか
 「これ完全に演劇じゃん!」って。

A 後ろを向いて歌ったりも。

 美輪明宏氏のヨイトマケでは
  逆光で後ろ向きになり、
  母親に成長した姿を
  見せるという意図があったはずだけど。
  
B なんだろう・・・
 過去に向かって歌っている気がしたな。

A そうだね、遥か昔のことを思い出している。
 凄く幻想的に聞こえる部分もあって。

 響きの中でポツリポツリと
  大事な言葉が聞こえてきて。
  ピアニッシモで
  「今も聞こえる ヨイトマケの唄」…
  そういう効果も良く考えられていたなぁ。

B 最後、ソリストが
 舞台袖に消えて歌ったでしょう。
 「あんなのアリ?!」と驚いたけど、
 母親の歌が
 遠い過去から聞こえてくる…って
 考えたらもう、ね。 

A いや、最初から泣けて泣けて
 しょうがなかった。

 個人的に昨年母が亡くなったので。
  だから逆に
  「おえコラでだけは泣くまい」と
  思ってたんだけど。
  …やっぱり最後までもたなかったな。
  ツイッターにも書いたけど
  コンクールという場で

  どんなきれいな 唄よりも
   どんなきれいな 声よりも
   僕をはげまし 慰めた
   母ちゃんの唄こそ 世界一

  と歌うおえコラのロックな姿勢ね。

A カッコ良過ぎる!
 SMAPも「世界に一つだけの花」で
 レコード大賞に
 ノミネートされたときに
 辞退しなければよかったんだよ!

B どういうこと?

A ノミネートされて
 「この曲はナンバーワンじゃなく、
  オンリーワンを歌った曲だから」と
 レコード大賞を辞退したんだよね。
 おえコラもシード演奏として選ばれて
 歌謡曲のヨイトマケの唄でしょう。

B 今回でおえコラはコンクールを休むから
 最後の曲に
 ヨイトマケを選んだということですよね。

C シードも含めて2年越し、
 満を持しての選曲だったのかも。
 銀賞だったのは残念だったけど。

B これが金賞なら
 もちろんそれはそれで良かったけど、
 逆に銀賞で完結した気もする。
 審査員じゃなく、
 観客が選んだという意味で。

 いや、手前味噌だけど、
  観客賞を続けてきて
  良かったと思ったよ、本当に・・・。



メール、ツイッターの感想です。

 

自由曲が表現も歌声も演出からも曲に描かれた悲しみがすごい伝わってきて、心が震えた
コンクールで歌謡曲の合唱版をバリバリの演出で歌うの、マジですごい

 

泣けた!!

 

推し
先行した団体との歌詞解釈の違いが感じられる三善の母音処理のバランスが好き
しゃがむと良い音
バリトンソロの「あれから何年」迄の段階で既に涙腺が崩壊
上手からのバスソロと指揮者ソロのコール&レスポンスでKO

 

定演を聞きに来たような満足感

 

同声のなかで表現が圧倒的でした。
高校の全国での木下牧子先生の言葉をお借りすると、音響より音楽をしていた団体だったように感じます。

 

流石です。
自由曲はパフォーマンス含めてよかったです。
久しぶりに生で聴けて幸せでした。

 

お江コラ
ずるいわ

 

おえこらさんは良くも悪くも、コンクールというより自分たちの世界をきっちり作っている感じ。

 

ヨイトマケが圧巻で、これだけでも今日来て良かったと思いました。

 

おえコラは完全なるエンターテイメントですな。

 

やっぱりすごい!
今年も満足できました。

 

M3も充実したサウンドだしヨイトマケの演出構成も見事
ソロも大活躍 
会場の空気を完全に持って行った

 

演出○
余裕綽々感○
ソリスト○

 

個人的見解として三善作品で「殺す」は戦争絡みと考えるのでそこの歌い方はあれで納得でした(「まじめ」からして兵士かなと)。
ヨイトマケは泣きました(自分の親不孝も相まって)。
舞台袖歌唱も含めてズルいです。
“あの選曲でシード”案件もありえると思っていました。

 

(投票理由)泣いたので

 

ヨイトマケの唄。
溢れる涙をどうすることもできませんでした。
演者のおえコラさんお一人お一人、素晴らしかった。

 

 

 

 

 

そして私が目にした全団体の感想ツイートで、是非ともみなさんに見ていただきたいと思ったツイートです。

 

 

 

 

 

 

改めて結果です。


《2019年観客賞・同声合唱部門》


第5位 VOCI BRILLANTI

第4位 カンサォン・ノーヴァ

第3位 Mu Project

第2位 monosso   

 



そして1位と
全48団体から選ばれる観客大賞は…

 


合唱団お江戸コラリアーず


でした。


同声合唱部門第1位、観客大賞受賞ということで、おえコラマネージャーIさんよりメッセージをいただいております。

* * * * * * * * * * * *



二年連続の「観客大賞」ということで、投票いただいたみなさまありがとうございました!!

コンクールを振り返ろうかと思ったのですが、正直もう遠い記憶になりつつありw
次に向かって走り出しているのでというのが本音だったりします。
言いたいことはもう書いたしなぁ、なんて。
が、感想を拾い読むと、まあズルい選曲ですやね(苦笑)
狙い通りというかあざといというか。
シードもらって最後だからこそ使えた手でもあるのかなぁと思います。
とはいえ自分たちとしては、相変わらず力不足はあるものの客席とキャッチボールできたような、楽しめた本番でした。
コンクール最終公演、なにか爪痕を残せていたらなによりです。

コンクールを卒業して来年のおえコラですが、「お江戸」とか名乗りながらぜんぜん都内で歌う機会がないようなw
中高生のみなさんとご一緒できる機会が多そうで楽しみにしています。
演奏旅行の機会も減ってしまうのが残念なので、こっちきて一緒に歌わない?とかこんなイベントあるよ?なんてお誘いはいつでも大歓迎です!!

「コンクール出なくなってつまんなくなった」とか「どこそれ?聞いたことない」なんて言われないように(苦笑)
まだまだがんばっていこうと思っておりますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。


* * * * * * * * * * * *


マネージャーIさん、ありがとうございました。

>中高生のみなさんとご一緒できる機会が多そうで楽しみにしています。

今年の2月2日。
「ユース合唱フェスティバルえびなvol.2」
(2020年2月2日(日) 海老名市文化会館 大ホール)
神奈川県海老名市で若い合唱人のための新しい合唱祭を開催しています!

 

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https://twitter.com/ebina_ychoir_pj



…とのことで、この催しにおえコラさんも招待されているとか。
お近くの方もそうじゃない方も2月2日は海老名市へぜひ!






指揮者の山脇卓也先生からはこちらのようなツイートもありました。



 

 

 

 

 

 

合唱団お江戸コラリアーずさん

コンクールはしばらくお休みされるみたいですが、観客賞主宰として、一聴衆として、素晴らしい演奏をしていただいたことに心から感謝申し上げます。
今まで、記憶に残り続ける多くの演奏を、本当にありがとうございました!

文吾より




(混声合唱部門の感想に続きます)

 

 

 

  

観客賞座談会・同声合唱の部 その2

 

 

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妙満寺
京都フリー写真素材

 

 

 

 

観客賞座談会・同声合唱の部の続きです。

 

 

 

 

 

3位!

 

 


Mu Project
https://www.facebook.com/MuProject.jp/

 

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(男声29名)


 



文 課題曲M4「物語」
  青年らしいデリケートさが
  良く出ていた演奏と思いました。

A トップテナーが盛り上がってきたら
 ちょっと気持ちが先に行っていたね。

B 気持ちに伴って動きも!
 演劇的なものにも見えたから、
 これがムウプロの味なのかな。

C 動きは最初違和感があったけど
 徐々に慣れてきて。
 あ~この人たちならではの
 表現なのかなって。

A ムウプロも
 雨森先生についていくだけじゃなく
 それぞれがちゃんと
 確固たるものを持って歌っている。
 「俺たちはこうなんだ!」
 そんな気持ちを演奏から感じたな。

 ダイナミックな平林先生のピアノ、
  雨森先生の音楽に
  若い人の力がさらにプラスされて
  パワーアップしたという印象が。

B 力強さももちろんですけど最後、
 「泣いてゐるやうだ」のピアニッシモに
  万感の想いがこもっていて染みました!

 続いて自由曲の
  西村朗「永訣の朝」。
  やはり平林先生のピアノは素晴らしい…。
  前奏から聴き惚れ、
  中間部の合唱との呼吸、
  アンサンブルが良いなあって。

A 平林先生があれだけ弾いてたら
 歌い手はついていくだけで
 精一杯になりそうだけど
 ムウプロはそうならずに、
 傷もあったけど
 果敢に自分たちの生きざまを
 表現していると思ったな。

B 「演奏に賭けるものが違う」
 そんな印象がありましたね。
 だから観客賞の支持を集めたと思うし
 同時に審査員の気持ちを
 掴んだんだろうなって。

 Ha-からのクレッシェンドで
  「陰惨な雲から」の
  全身全霊の音とかね。
  動きもあって、
  引いてしまう人がいたかもしれないけど
  一音に自分のすべてを込める!
  そんな気迫をビリビリ感じた。

A 今まで演奏は聴いてこなかったんだけど
 ツイッターなどからの情報で判断すると
 「自分たちだけにしかできないこと」を
 やろうとしているのが感じられて。
 新しい世界を見せてくれそう。

 雨森先生の指揮にしても
  常任指揮や音楽監督じゃなく、
  本来、ムウプロが
  やろうとしていることに必要で
  客演指揮をお願いしたという
  経緯があったそうで興味深かったです。

B 今回の全国大会は
 カンサォンもそうだけど
 勢いのある若い男声合唱団が出てきて
 凄い聴き応えがありましたね。

 「おっさんたちの時代は終わりだ!」
  …ってね(笑)。

C 言ってない言ってない(笑)。

 言ってないけど、
  絶対刺激になってるはず。
  新しい時代を切り開いて欲しいな!



メール、ツイッターの感想です。

 

 

団員がみんな曲の主人公になって歌ってる感じ
演奏する全ての人から溢れる音楽へのエネルギーがすごい

 

ムゥさんは、ムゥ劇場。
ピアノと丁々発止のやり取りが熱かった!

 

みんなが同じ景色を見つめて歌っていて、とても素晴らしかったです。

 

課題曲、木下牧子の曲ってこう歌えば良いのかというお手本のよう。
自由曲、表現が凄くて、演劇観ているような気分でした。
雨森先生&平林先生コンビで私も歌ったことあるけど、雨森先生の仰るように歌うのはなかなか難しくて…
ムウプロの皆さんは、雨森先生ワールドをあそこまで咀嚼して自分達のものにして表現されたのだと思うと凄いです。

 

ムウプロは、個性豊かでなおかつ実力も併せ持つ。
オシャレなメンズもたくさんいたし。

 

M4も西村も歌い手の自発性と雨森先生の指揮が噛み合って歌い上げていた
北大は風景のようだったけどこちらは絵画のよう

 

平林先生のピアノに食らいついていったムウプロに拍手

 

「熱意ある若手は先生につくべき」と考えるので、(色々と破天荒ですが)若き男声合唱団のモデルケースの1つではないかと思いました。
歌い手が熱意を見せ、雨森先生/平林先生が道を示し、それについて行く様が見えました。
熱かったです。

 

賢治の世界観◎
熱の込め方○

 

僕からはなにも言葉にできません、すべてが、素晴らしかった、涙出ました

 

 

 

 

 





続いて2位!

 

 

 

 



monosso

 

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(女声43名)

 

 


文 課題曲F3「飛翔―白鷺」
  パッと聞いたら
  素直でクセが無いという印象でしたが…

A ピアニッシモの表現がもう!
 ただ小さいんじゃなく
 音が小さくなればなるほど
 凝固されるというか、
 表現が濃くなっていくんじゃないか。

B さりげない中に
 大事なものを隠しているような。

 今日の同声・混声をずっと聴いて。
  誤解を恐れず言えば
  合唱ってピアニッシモを
  聴かせるためにあるんじゃないか。
  フォルテッシモもすべて
  良いピアニッシモのためにあって、
  ピアニッシモを聴かせられない団体は
  合唱の魅力を半分も
  伝えられてないんじゃないかな。

A でもねー、それが審査員の評価に
 必ずしもつながらないんだよね~。

BC文 (笑)

A ピアニッシモ無かったけど金賞!みたいな。

 まぁそれはピアニッシモ以外の要素が
  良かったんじゃないのかなきっと(笑)。
  monossoのピアニッシモは素晴らしかったし
  他にも言葉の扱いが繊細で。
  「」だけを強くしたり
  「ひらひらと」を優しく歌ったり。

B そうなんですよ。
 音楽の進め方がなめらかに
 切れ目を感じさせないと思ったら、
 「幾度でも」は劇的に強く、
 場面転換が鮮やかだった!

A monossoは若い子もいれば
 お姉さまもいる団体で。
 髙田三郎作品ってある程度
 人生の経験がある人が深く歌えると思って。
 「しらさぎがとんでる!きれいだねっ!」
 そこにこの曲の本質は無いと思う(笑)。
 そういうニュアンスを
 上手く出していたんじゃないかな。

B 声は明るいんだけど
 ただ明るいんじゃないですよね。

 そういうとことは指揮の山本さんの
  上手いところ。
  明るさの中にさまざまな感情が
  含まれている。

C 最後に遥か遠くへ飛んでいく
 白鷺が見えました…。

B 余韻があったね。

文 自由曲:新実徳英「西風のうた」から
  「はくちょう」。
  言葉とヴォカリーズの違いが良かったです。
  さらにヴォカリーズ寄りの言葉もあったり
  グラデーションも考えられていて。

B 音響も非常に考えられていましたよね。
 それが幻想性を増していました。
 合唱の響きに酒井信先生のピアノが
 効果的に乗っていて。

A 最初のハミングの入りが
 ピアニッシモなんだけど
 本当につややかな響きで。
 そこから魅了されました。

B 新実先生のヘテロフォニーの
 ぶつかりが凄く美しかったです。

A 合唱コンクールって「合唱」だから
 「合唱が聴こえればいいや」
 そう演奏する団体も多い中、
 合唱が前に出るところ、
 ピアノが前に出るところ、
 そのバランスが絶妙。

 そうですね。
  合唱だけを聴かせるんじゃなく
  立体的、奥行きがある音楽。

A 身を乗り出さなければ
 本当に聞こえないようなピアニッシモも。
 合唱コンクールとしては
 評価が難しいかもしれないけど
 音楽を聴いた実感がありました。

 最後、声を解き放つところで
  体が痺れたようになって。
  山本さんの抒情性が凄く出ていました。

B 多彩な音色・緊張感・集中力…
 それをここ一番で出せる
 monossoという団体は素晴らしいですね。





メール、ツイッターの感想です。

 

 

空間の使い方が絶妙で、繊細な表現に引き込まれました。
ピアノが…ピアノが最高でした。
こんな音が出せるの?という、合唱とのバランスとか掛け合いとかそういう言葉では表現しきれない、間合いに雫を落とすような静かな音。
響きの隅々まで聴いて確かめながら色をおいていくような演奏でした。

 

白鳥が視界を横切っていきました!

 

指揮の微分可能な動き=好き
それにぴったり寄り添って動く団のブレス回し
飛翔-白鷺の良さを教わった(それまでの団体に対して何故F4を歌わないのかと思っていたことを陳謝)
弱音美
自由曲、Sopの高音pハミングが柔らかいってすごい

 

鳥が飛ぶ風景が目に浮かぶようでした。
演奏自体も素晴らしかったのですが、黒で決めた団員さんたちの前に立っている山さんの白も、鷺や白鳥を連想させて、聴覚的にも視覚的にも降参です。
狙い通りかな?

 

課題曲の語り口が見事。
自分の中で最高の白鷺でした。
なかなか「語り」にまで至っていた演奏が少なかったように感じていただけに…。
選曲は狙っただろと思いました。

  

心に染みました。

  

同声のなかで表現が圧倒的でした。
高校の全国での木下牧子先生の言葉をお借りすると、音響より音楽をしていたように感じます。

  

飛翔−白鷺、冬の薄い水色の空高く、白鷺が静かに飛んで行くさまが見えるようでした。
心洗われました。
美しかった。

  

ものっそさんの白鷺が一番好きでした!

 

弱音が魅力的でした。

 

monossoさんの繊細かつ意思の強いpに身震いしました。

 

白鷺と白鳥の美しさが目に浮かぶ透き通るような歌声 
新実は高い集中力でサウンドを持続していた 

 

弱音とフレーズのさばき方が見事。

 

丁寧に作り込まれていた印象。
一体感がありました。

  

白鷺、冒頭のフレーズから引き込まれ、慈愛に満ちたディミヌエンドの美しさ、天上に導くようなしなやかで力みのない声...涙が止まりませんでした。
当日券並んで買った甲斐がありました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

 


(第1位の感想に続きます)

 

 

観客賞座談会・同声合唱の部 その1









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下鴨神社
京都フリー写真素材

 



私、文吾(以下、「文」)が司会になり4名で行った観客賞の座談会。
今回から同声合唱の部をお届けします。

 

 

 


まず5から。

 


VOCI BRILLANTI
https://twitter.com/brillanti0202

 

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(女声32名)


 



B とても良かったです!

A 課題曲F4「その木々は緑」
 ブリランティの持ち味を存分に聴かせたね。

 本当に木々が伸びていくように
  声とフレーズに伸びがあって、
  それだけでちょっと泣けてしまいました(笑)。

A ピアニストの白鳥先生のテンポの緩急が
 作為的じゃなく、本当に自然で。
 それに歌い手が良い影響を受けていたのかなと。

 一人の女性がまっすぐ立って
  こちらへ語ってくるような気が。

B ソプラノのパートソロの
 語るような歌い方の箇所、良かったですね。

 そうそう!
  自由曲は木下牧子
  女声合唱曲「オンディーヌ」。
  この演奏には痺れました!
  ヴォカリーズにゾクゾク。

A 課題曲は清純な印象だったのが
 自由曲は歌い出しからもう
 妖艶な感じで。

 妖艶(笑)。
  自分は少女と成人女性のはざまというか。
  純粋から愛を知る間の時期、
  それを感じました。

A だから「愛は堕落なのかしら」と(笑)。

 ふふふ(笑)。

A それもちょっと低めのソプラノが歌ったら
 音域的に合う感じなんだけど
 今日のソリストは少女っぽい声で。
 それで「堕落」と歌うのがかえって
 世界観を表していたんじゃないのかな。

B そういう狙いだったら凄いですね…。

A オンディーヌはどんどん人間に
 汚されて堕落していく。
 だからその前の状態、
 あの声で歌ったというのは
 凄いドキッとしたな。

B 声の話になるんですけど
 ソロ、パートソロ、合唱。
 それぞれに個性があったんですよ。
 「あー、ソロでしか、合唱でしか、
  この表現はできないな!」
 そういう説得力がありました。

 「さびしいなんて
   はじめから あたりまへだった」の
  ソロには涙が出ましたね…。

C 文吾さん、
 泣いてばかりじゃないですか(笑)。

 うるさいな(笑)。
  自分ブリランティに
  票入れたぐらいだからね。
  いやぁでも、20年以上前の曲でしょ?
  最近は演奏機会が少ない、
  こんなに良い曲を良い演奏で
  聴かせてくれたことを感謝したいですね。

A 課題曲、自由曲の歌い分けが
 ちゃんとできたところが
 第1位の評価につながったのかな。

 確かにそれはあるかもしれませんね。
  高校の若いOG合唱団の印象が強かったのが
  それぞれの年代ならではの説得力が
  しっかり生まれた演奏だと思いました。

 

 


ツイッター、メールの感想です。

 

雨森先生のF4とても素敵 

 

ブリランティさんのオンディーヌも良かったなぁ。
透明感のある声が切なくて。

 

それぞれの曲の世界に引き込まれ、まさに曲の情景が見える演奏。
若く瑞々しいF4はまるで十八番。
そしてついに仕上がったオンディーヌの冒頭、自分には水の精が見えました。
素敵でした。

 

 

 





つづいて4位!




カンサォン・ノーヴァ

 

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(男声36名)

 

 

 


B 課題曲M3「まじめな顔つき」
 構成が良かったですね。
 「おそろしい」を頂点として
 音楽を作り向かっていく。

A 全体的に凄く柔らかい響きで。
 いわゆるグリー調とは全然違いました。

BC文 うんうん。

A とても聴きやすかったのと、
 ポイントをちゃんと押さえていたし、
 三善アクセントを
 しっかり使って表現していた。
 少しブルースっぽいノリというか
 気怠い感じがあればなお良かったかな。

B そうですか?
 自分はあまりやりすぎると
 作為的に思うような。
 カンサォンぐらいのが好きです。

A でもオシャレな感じと
 柔らかい感じが
 ちゃんとマッチしていたね。

 トップテナーをやや抑え気味にして
  ベースを鳴らすという音作りも良かったです。
  「おかしい」もそれぞれ歌い方を変え、
  諧謔味も加えていて。

  自由曲1曲目:武満徹
  「風の馬」から「第2ヴォカリーズ」。
  クリアな音響がとても合っていました。
  自由曲3曲を時間内に収めるためか
  少しセカセカした印象もあったけど、
  音の動き、方向に納得がいきました。

A 指揮者についていくだけじゃなく
 自分たちで音楽を作っていこうという
 主体性みたいなものがあった。

 あ~そうですね。

C 発信量が多かったですよ。

B 綺麗なだけじゃない、
 何かを伝えようとしてる気が
 しましたね。

A 自由曲2曲目のペンデレツキ
 「Benedicamus Domino」
 良いアクセントになっていて。

 そこからの自由曲3曲目
  武満徹「手作り諺」より
  終曲「A farewell gift」。
  並び方も前で密集して。
  この曲を委嘱した
  キングズ・シンガーズのような響き。

B 密集して音がよりブレンドされて
 聞こえましたよね。
 まるでアンコールのように感じました(笑)。

A 3曲それぞれ、
 曲の性格を良く捉えていたし、
 あれだけ柔らかい響きだと
 どんな曲をやっても合いそう。

B そうですね。
 クセが無く、しなやかな声。

A 非常に可能性を感じる団体だから
 これからもっと色々な作品を
 演奏して欲しいな。




メール、ツイッターの感想です。

 

 

カンサォン・ノーヴァの選曲が好き過ぎた

 

課題曲のアイロニー、武満のアメーバ感、ペンデレツキの祈り、心に響いた

  

すべて丁寧に作り上げられた演奏という印象 
最後の手づくり諺で中央前方に集まった時はがらりと違う響きになったので面白かった

 

(投票理由)混ざって歌いたいから

 

個々の実力が確かで1曲ずつ丁寧に作り上げられてる。
曲ごとに空気感が変わるのが魅力的でした。

 

第2ヴォカリーズが素晴らしすぎました。
本当にありがとうございました。

 




(同声合唱の部、第3位に続きます)