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第32回宝塚国際室内合唱コンクール感想 その2

 

 

 

続いてロマン派部門。
5団体が出場。

 


賞外では

Ensemble Mikanier
(和歌山・18名・混声)

阪本健悟先生の指揮で。



Salve Regina
(J.G.Rheinberger作曲)

Jauchzet dem Herrn,alle Welt
(F.Mendelssohn-Bartholdy作曲)


「Mikan(みかん)ier」らしく
男声のみかん色のネクタイがおしゃれ(笑)。

テノールがアルトと混ざり合った響きを指向できれば、
ソプラノも発声に余裕があれば・・・などと思いつつ
2曲とも良い曲!と思わせる慈しみにあふれた演奏。
柔らかく温かい声に満たされながら、
その音楽の盛り上げ方に納得の演奏でした。





銅賞は無く、銀賞は1団体。





Abbellimento
(チェコ・20名・女声)

Jarmila NOVENKOVA氏指揮、
Kristyna DONOVALOVA,Veronika PUDLOVSKA各氏ピアノ



Prsten
(A.Dvořák作曲)

Tantum Ergo
(G.Faure作曲)

Pastýři na jaro
(J.Suk作曲)

Veni Domine
(F.Mendelssohn-Bartholdy作曲)


黒のワンピースにスカート、
リボン、ショール、ベルト代わり?など
赤色をワンポイントで思い思い身に着けているのがおしゃれ。
15歳から26歳までの女性ということだけど
チェコ人って背が高いし発育イイですね~。

すべてピアノ伴奏ということから「室内合唱?」という
疑問も湧きましたが
明るく若く素直な音楽と発声で
コンクールでは無く演奏会のようで楽しめました!






金賞は2団体。




最後に出場した

Collegium Vocale Seoul
(韓国・20名・混声)


Abendlied
(J.Rheinberger作曲)

Richte mich,Gott
(F.Mendelssohn-Bartholdy作曲)


Sun Ah KIM氏の指揮で。


・・・ルネサンス・バロック部門の感想をご覧ください・・・。
「Abendlied」の出だしとか「おっ!」と思ったんだけどなあ。
完璧な発声と音程、響き、でした。



そして金賞はもう1団体。
Collegium Vocale Seoulの前に出場した

 

 


Youth Choir "Kamēr…"
(ラトビア・20名・混声)

指揮はJanis LIEPINS氏。


今から考えると、ルネバロ、ロマン派部門ともに
"Kamēr…"の自在な音楽に触れたからこそ
そのすぐ後に聞いたSeoulの印象が悪くなったのかも。


Lay a Garland
(R.Pearsall作曲)

Schaffe in mir,Gott ein rein Herz
(J.Brahms作曲)


混声合唱の良くブレンドされた音から浮き上がる、
各パートのフレーズの美しさ。
「和音の色彩」という言葉がこれほど似合う響きは無い!
…と確信させる色合いの変化。

ロマン派の演奏として重要な
流麗に、そして息長く歌われるフレーズの
力感ある強音から静かな弱音に至るまでの幅広さと柔軟性。

また、合唱団の良さだけでなく
ここでようやく指揮者のJanis LIEPINS氏の音楽も
素晴らしいことに気付く。
見た目は茶色くるくる巻き毛の気の良いアンチャン、
って感じなのだが(30代中ごろ?)
子音、発語を効果的に使い、
さらに合唱団をドライブさせていく手腕が凄い。

 



ここまで聴いて
「もうKamērが全部金賞、そして総合1位でいいよ…。
 コンクール止めてみんなでKamēr聴こうよ・・・」
という気に。(すみません!)


いやいや、あと2部門、さらにその前には
宝塚音楽学校本科生による演奏があるのだ!

 

 




(つづきます)