全国大会で起きたあれこれをご紹介する記事、後編です。
〇演奏会でノイズを減らす前説:実践編
コンクール、演奏会などで気になる携帯音などのノイズ。
当ブログでもこの話題を取り上げてきましたが
2年前の「携帯電話を鳴らさないための前説&携帯音合唱曲」。
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2015/11/29/223316
ここで挙げられている
「演奏会などで携帯電話を鳴らさないための前説」、
東京都合唱連盟事務局長の三好草平さんから
実践される姿を2年越しで拝見することに。
前説の詳細は上記リンク、
三好さんご自身のツイートをご覧いただきたいのですが
落ち着いた良い声で、優しく、観客に「呼びかける」姿は
なるほど、いわゆる影アナより効果が違うのに納得!
過去に「それでも、携帯は鳴ってしまうのか?」
http://bungo618.hatenablog.com/entry/2015/11/27/191956
という記事を書きましたが、
今回の東京大会、いつもの年よりノイズが少なかったような?
来年の札幌大会でも影アナではなく、
どなたかステージから客席に呼びかけていただけないですかね~。
〇すごいぞ芸劇!
1日目、そして2日目とホールに入り、席に座ります。
「・・・?」
なにか、ステージが昨日と違うような?
【全日本合唱コンクール】#70東京全国
— 全日本合唱連盟@3/17JCAユース松江 (@JCA_from1948) 2017年11月26日
1日目と2日目、何かが違う! pic.twitter.com/9OUKwVeM2Q
そうです、稀な2面性のパイプオルガンということで
2日間でそれぞれ違う姿を見せてくれるという粋な計らい!
昨日の顔と
— 三好草平 (@HummingBird1979) 2017年11月26日
今日の顔
世にも珍しい2面式3種のオルガンなので、ホールにお願いして1日目と2日目で変えていただきました。
1日目はルネサンス(A=467hz)とバロック(415hz)
2日目はモダン(442hz)#70東京全国 pic.twitter.com/sfuCzgWKzF
・・・なるほどねえ~。
〇いろいろな音
2日目の混声合唱の部の途中、
客席から演奏と関係無く
かすかな高音が鳴り続けていました。
情報を整理するとおそらく3階席、
補聴器のハウリング音では?と。
携帯音だけではなく、こういう音の存在もあるんですね…。
演奏では信長貴富先生の「百年後」を演奏された
monossoさんのラスト、合唱とピアノが共鳴し
ホールに広がり消えていくさまが美しく。
そしてなんと言ってもCombinir di Coristaさん!
自由曲のリゲティ「ルックスエテルナ」。
この曲自体が人の声と思われないような音響を目指す作品。
しかし、コンビニさんの演奏はさらに上を行きました。
倍音、金属音や宇宙の深淵から響いてくるような音・・・。
ステージのパイプオルガンとも共鳴しているのでは?!と
感じた方もいらっしゃったようです。
コンビニ店員さんが目指す
「神秘的な音響で宇宙のような世界観」、
確かに実感しました!
〇史上かつてない2次会 大学ユース編
毎年大会2日目夜に合唱団の垣根を越えて集まろう!
…という「史上かつてない2次会」。
今年は1日目に大学ユース部門でも行われたそうです。
東京工業大学混声合唱団コールクライネス学生指揮者、
外池さんからのレポートです。
参加したのは7団体で、人数は80人ほど。
進行は23時〜26時で行われました
一次会でみんな飲んできてるので
乾杯の前でも「酒頌」歌って盛り上がりました。
その後司会の二人が前に出て乾杯を。
各団体じゃんけんで順番を決めて、
順番にその団の参加者が全員前に出る形で団の自己紹介。
各団のおもしろ担当が一発ギャグしたり、
都留文には上達の秘訣を質問したりしてました。
北大はいきなりエンヤー(斎太郎節)を歌い出してました。
(それにノッて周りもエンヤー歌い出す)
その後は歓談です。
その後24:30ごろからビンゴ大会。
景品はワイヤレスイヤホン?たこ焼き機?などなど、
1等のイヤホンを取ったのはクライネスの団員でした笑
それが終わって25時ごろからはまた歓談になりました。
ここではみんな楽しくなってきてたので、
歌いたい曲を募って次々歌う流れになってました。
各団体の学指揮が交代で前に駆り出され指揮をしていました。
(歌ったのはライチャリ、サウセレ、我が抒、夢みた、
いざ起て、こころようたえ、ぜんぶ、梅雨の晴れ間、鴎)
最後にみんなで集合写真を撮って解散になりました。
歓談してるときの内容をインタビューした結果、
「北大の人とライン交換して
数年後ジョイコン出来るタイミングないですかね!
(北大は頻繁にジョイコンしてるらしく九大などとしたらしい)」
「どう森のフレンド交換しました」
「いろんな歌うたってめっちゃ楽しかったです!
有名な曲を歌えるようにしておくことは
とてもいいことだと思いました!」
「愛大の学指揮の方と女声指揮者トークしました!わーい!」
などの意見が集まりました。
集合写真を添付します!
外池さん、ありがとうございました。
どう森(どうぶつの森)に若さを感じます!
そして北大のエンヤー(苦笑)。
楽しそうで何よりですね。
来年の札幌大会は北大が仕切ってくれるのかな?!
〇本家の史上かつてない2次会は・・・
2日目の同声合唱部門、
混声合唱部門の出場団体が集まりました。
幹事は東京代表のCANTUS ANIMAEさん。
CAさん、ありがとうございました!
用意された名札シールを胸に貼り、会場入りです。
集まったのは全部で270人!
各団体の紹介が進む中、
旧交を温めたり、初めましてのご挨拶など、和やかに歓談。
そうそう、東京都合唱連盟の方々もいらっしゃいました。
ツイッターの中の人とは今年はお会いできず残念!
会の終わりには全体合唱で
山本啓之さんの指揮で「鴎」。
上西一郎先生の指揮で「夢見たものは」。
そして最後に雨森文也先生指揮で「大地讃頌」を歌い
大盛り上がりで幕を閉じたのでした。
— bngo (@kamabun) 2017年12月14日
来年の史上かつてない2次会 IN 札幌。
前回は札幌の合唱団:弥生奏幻舎“R”さんが
幹事を引き受けて下さったのですが、
会場にいたR代表まぐろ。氏が高らかに
「前回に引き続き、
札幌でのかつてない2次会は
弥生奏幻舎“R”と、
どさんコラリアーズが主体となって
幹事をさせていただきます。
よろしくお願いします。
札幌でお待ちしています!」と宣言。
会場中の喝采を浴びていました。
来年の会場となる札幌キタラホール。
2006年の熊本大会から
MODOKIさんが始められたこの2次会も全国を一周し、
2巡目に入りました。
「今年は難しいんじゃないかな~?」と思う年でも
得難いご協力から途切れることなく続いています。
私もこの2次会に少し関わっているのですが
大人数、さらに深夜という条件のため、
会場選びから非常に難航します。
多くの団体の出席を取りまとめるのも大変です。
幹事役の団体は受付等の役割もあり充分に楽しめません。
でも、そんな苦労を乗り越え、
場所も、幹事の団体が変わっても、
こうして会が続いているのは素晴らしいことだなあ…と
毎回参加する度に思います。
今年度幹事役のCANTUS ANIMAEさんに大きな拍手を。
2日目、閉会式が終わりホールを出ると、
こんな光景が。
こちらこそありがとうございました!(いい笑顔です!)
(全国大会あれこれ おわり)