全国大会あれこれ 前編

 

 

 

全国大会で起こったあれこれを紹介する「全国大会あれこれ」。

 

東京開催の今年は・・・

 

 

 

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〇これぞ「インスタ映え」!



行ってきました東京芸術劇場!
ウワサのたっか~いエスカレーターに
気を失いそうになりながらもなんとかホールに入り
目にしたものは・・・





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相澤直人先生、なにしてんですか?!



今年の流行語大賞に選ばれた
「インスタ映え」を連想させる
インスタグラムのフレームを抱え、
相澤先生がお出迎え!


写真のように相澤先生と記念写真を撮ったり、
仲間で撮ったりと大人気のフレームでした。
やりますね~~~。










〇70年の歴史

 

 

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ロビーには第1回からの過去のプログラムが展示されていました。
(…団紹介を書いた〇年前のを見て懐かしさに浸る文吾)

 

 

 

 

 

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記念すべき第1回大会の出場団体の少なさ、
指揮者の豪華さなどに驚いていると
対応して下さったお姉さんの一言。

「第1回金賞団体の関西学院グリークラブが
 今年の第70回でも金賞なんですよ~」

おお、その通りだ!凄いぞ関学グリー!






 

 

 



〇特別コンサートの演奏の素晴らしさ

 

 

 

1日目の審査結果待ちの間に企画された
特別コンサート
「全日本合唱コンクール課題曲の歴史をたどって」

藤井宏樹先生指揮の
樹の会さんがその演奏を担ったのですが
これが良かった!

少人数の女声合唱。
20人を越えるほどの男声合唱は
ピアニッシモでも支えと響きを失わず、
発声も余裕を感じさせる表現。

16人で演奏されたビクトリアの
「O magnum mysterium(永遠の奇蹟)」は
皆川達夫先生の日本語訳詩で演奏され。
違和感あるだろうな~と予想していたのですが
フレーズ初めの母音が同じなため意外とハマってる!
途中で止められてしまいましたが最後まで聴きたかったな。

演奏も抜群の安定感とバランス。
たっぷりとした流れの中で色濃い表情にうっとり。


そして信長貴富先生の
「春愁三首」。
女声34人、男声28人の大合唱で。
これがまた古謡のニュアンスを活かし、
独特のうねりある音響を色彩感豊かに響かせ、
樹の会さんの表現力を申し分なく発揮されていました。

隣で聴いていた方は
「これ、発表当時のどの団体の演奏より良いよ!」…と。
樹の会さんの演奏も素晴らしいのはもちろんですが
年月が経って信長作品への理解が深まったからこその
この上質な演奏なのだろう、と。

最後のブラームス「Letztes Glück」も
その音楽の深みとピアニッシモへ向かう安定感たるや。


多くの人に聴いて欲しい演奏でした!



(全国大会あれこれ 後編に続きます)