観客賞座談会・混声合唱部門 その1



観客賞座談会、混声合唱部門のはじまりです。


大変申し訳ないことに
団体数が多いのと
座談会のため予約していた店の予約が入っておらず(・・・)
少ない時間で座談会を終えなければなりませんでした。
そのため各団体への発言が少なめです。

 

ツイッター、メール、投票用紙で約50票が集まりました。
他の部門は第5位からなんですが、
混声部門は出場団体数が20団体と多いため
金賞受賞の8団体にならい、第8位から!


 




第8位


scatola di voce

(35名)

 

f:id:bungo618:20171118071148j:plain




好きでした!


カッコ良かったよね!


そうそう。
まず課題曲のG1のAdorna thalamum tuum, Sion
ステージの端から端まで円形に並んで。


あれは声に自信が無いと難しい…。


並びからしてカッコ良い!(笑)


自由曲のDaniel Elder「O magnum mysterium」
センスがあふれていました。


2曲目のJake Runestad「Alleluia」
この混声部門唯一のハンドクラップで。


でも、それが浮かないところがやっぱりカッコ良い…。


美学が徹底しているな~って。
サウンドも音楽にも徹底している合唱団。



《文吾の感想》

課題曲はホモフォニックな箇所で
この並びの良さが生き、輝くような響きに。


自由曲「O magnum mysterium」は
最初の細かい3連符「O」からの
magnum爆発に心掴まれ!
クリアな音響の中、演奏効果抜群の演奏。
音楽にもドライブ感があり、
終盤Alleluiaの盛り上がりには
「どこまで行くの?!」と唸るほど。
その勢いのままRunestad「Alleluia」が
生き生きとリズム良く
このステージを華やかに締めていました。




メール投票では

 


課題曲が好きだったので選びました。

 


…という感想がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第7位


I.C.Chorale

(36名)

f:id:bungo618:20171122210414j:plain

 

 

 


課題曲G2のSalve Regina、なんて熱いプーランク!


今までに無い激しさがありましたね。


内に秘める激情みたいな!
ひとつの想いで貫かれて。


Simple is Best!
出す音は熱く、
出さない音との差を付けていたのが良かったです。


自由曲の松本望先生「天使のいる構図」
良かったですね。


今までは学生OB合唱団みたいだったけど、
今回はバケモノみたいな他の団体の中で
聴き劣りせず、違和感が無い演奏でした!

 

 



《文吾の感想》

課題曲のプーランクは最初から良いサウンド!
心のままに歌い上げた熱い演奏でした。

「天使のいる構図」はまず女声の入りが良く。
「Capriccio」ではアカペラ部分の「よろこびのかすかな」、
「Tempestoso」では「かごめかごめ」に、
ハッとさせられる美しさと表現の深さがあり。
全体にこの作品への共感が伝わる演奏でした。

某アルトの某パートリーダーさんの願いがかない、
初の銀賞でしたね。
おめでとうございます!

 



メール投票では

 


課題曲は、私の解釈にもっとも近い演奏(少し速い気もしましたが)。
そして、自由曲は、あの難曲をしっかりと自分たちのものにされ、期待値を遥かに超える演奏でした。

 


p,pp,がすごくきれい。
バランスとれていた。ながれていた。

 

…という感想がありました。



 

 

 

 

 

 

 

 



第6位

VOCE ARMONICA

https://www.facebook.com/VOCEARMONICA/

 

(31名)

f:id:bungo618:20171119192125j:plain

 

 

 



気迫が…(笑)。


一同 (笑)。


最初から最後まで黒川さんの指揮が凄かった(笑)。


ねぇ! 黒川さんのふだんの振り方じゃない指揮!


(凄かった、ぶるぶる震えていた、など口々に)


文吾 指揮の話はそこまでにして(笑)、合唱は?


課題曲G4の「まぶしい朝」も力がこもっていましたね。


課題曲も良かったけどやっぱり自由曲
三善晃先生「レクイエム」からI)でしょ!


渾身の演奏でしたね~。


アッポッジョが効いていましたね!


輪郭のハッキリした声が合っていました。


男声の「謡」のような部分…
同じ三善先生の「王孫不帰」を思い出しました。


ああいう激情と言うのかな、
心の激しさが良くトレーニングされた声で
上手く伝わってきました。


想いがこもった、気迫の演奏だったと思います。

 



《文吾の感想》

確かに黒川さんの気迫の指揮が今も目に(笑)。

課題曲はテノールの輝かしさが印象的でした。
まさに「まぶしい朝」を体現するような
声と表現が結びついた演奏。

自由曲は座談会にも出ましたが
男声の「謡」を思わせる歌い方が良く。
優れたピアニストの松原賢司先生とも
ピアノ協奏曲の趣きで…いや協奏と言うよりバトル?!
ダイナミクスもピアノからフォルテまで自在に、
しかし発声は崩れることなくずっと緊張感を保ち。
この曲の世界を伝えようとする
気迫と想いが満ちた演奏。
聴き終わると手に汗をかいていました。


初の金賞受賞、おめでとうございます!

 

 


メール投票では

 


「まぶしい」が表現され、納得の課題曲。
そして、自由曲は圧巻で、今日一番の感動でした。

 


…という感想がありました。

 

 

 

 

(観客賞座談会混声部門、第5位の団体に続きます)